朝から落ち込んでいる
あーあ、密かに練り上げていた作戦が全部パーになっちゃった。
シンジラレナーイ
まあ、聞いてやって下され
べえは昨日運転免許証の更新をした。
無事故無違反のゴールド免許ゆえ、更新は5年ぶりである。
前回は55歳。今回は60歳。
この5年間で毛量と肌の張りとツヤは大幅に減少し、体重とシラガとシミは大幅に増加した(泣)
現実を直視するのがイヤで極力写真撮影を避けてきたのだが、免許証の写真撮影ばかりは拒否できない。
で、少しでもマシな写真うつりにするための作戦を立ててみた。
その① 撮影前夜に毛染めしてシラガをごまかす
その② 眼鏡をかけて目の周りの衰えをごまかす
その③ アゴを少し上げて二重アゴをごまかす
なにせ、5年間も使う免許証なのだ。見るたびにガックリする写真では悲しすぎるではないか。
免許更新センターに向かうにあたり、いつもよりも丁寧にメイクし、カーラーで巻いた前髪をフワッと下ろし、金縁眼鏡をかけ、少しアゴを上げて鏡を見てみる。
うん、なかなかいいんじゃない 実年齢よりかなり若く見えるわ
べえは納得して出発した
ああ、それなのに、それなのに
以下、べえと写真撮影係のオバチャンの会話です。
「眼鏡に光が当たって反射しています。外して下さい」
(マジ~もっとしっかりアイメイクしてくればよかった)「・・・・はい」
「前髪が目にかかりそうですね。かき上げてもらえますか」
(えーっわざわざカーラーで巻いてきたのにぃ)「・・・・はい」
「もう少しアゴを引いて下さいね~」
(ウソでしょ二重アゴが~)「・・・・はい」
パチリ
そして完成した新たな免許写真。
一目見たとたん、
いやぁぁぁぁ~
眼鏡を外したため焦点が合わなくなったうつろな目。
前髪をかき上げたため露わになった染め残りのシラガ。
アゴを引かされた結果、クッキリと出現した二重アゴ。
そこには前回の写真より軽く10歳は老けて見えるくたびれ果てたオバチャンが写っていたのだ。
この免許証、絶対、絶対、誰にも見せたくないっ
次の更新まで、おまわりさんに「免許証拝見」と言われないよう、模範運転者であり続けねば。
身分証明にはマイナンバーカードを使おうっと。
はぁぁぁ~(深いため息)