皆さん今日は。今回は新型コロナワクチンによって感染爆発が起きるメカニズムについてご紹介します。ご紹介の対象はファイザー社の資料「SARS-CoV-2 mRNA Vaccine (BNT162, PF-07302048) 2.6.2 薬理試験の概要文」ですので、ご興味のお有りの方は(参照記事)のリンクをご参照ください。

 

 通常は細胞にウィルス感染すると、下図の通り細胞からTLR7、TLR8が出てT細胞を活性化させ感染細胞を殺します。

 

 

 しかし、mRNAのウリジンを1-メチルシュードウリジンに置換した場合は、TLR7、TLR8が出ないため、T細胞免疫が抑制されるのです。その目的はmRNAを取り込んだ細胞に少しでも多くのスパイクタンパクを作らせるためです。

 その結果、コロナウィルスのスパイクタンパクに対する中和抗体が多く作られます。

 

 

 確かに中和抗体が有効に働く武漢株の場合は効果があったのです。しかしながら、オミクロン株については以下の理由で感染爆発を起こしてしまったのです。

 ・ワクチンで作成した中和抗体は、オミクロン株に対して機能しない。

 ・T細胞系の免疫は1-メチルシュードウリジンmRNAにより抑制されている。

 

 さらに今後の問題ですが、既に1-メチルシュードウリジンmRNAにより作成されたスパイクタンパクに対し、抑制されていたT細胞免疫が復活した時に攻撃を開始しますが、その関係で正常細胞が損傷する可能性があるのです。

 それを防ぐ為に、既に2回以上ワクチンを接種された方は、今後もワクチンを接種し続けて免疫を抑制する必要性があるかもしれないという事です。今後の対応策が待たれます。

 

 では今日はこれで終わります。皆さん最後までお付き合いいただき有難うございました。

 

(参照記事)

https://www.pmda.go.jp/drugs/2021/P20210212001/672212000_30300AMX00231_H100_1.pdf

 

 

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