BERG(ベルク)のブログ -22ページ目
「風の日」
いきものたちが
風を受けている。
秋空に 足跡をつけるように
ひとが通り過ぎていく。
わたしは
雑草を見上げながら
土手に倒れこんでいる。
野良猫が
不思議そうに
わたしを覗き込む。
風は いっそう強くなる。
秋は続く・・・
吹き飛ばされそうな帽子を押さえ
土手に上ってみる。
すぐ近くに
静かに
もうひとつの秋が
佇んでいました。
「じかん」
止まらない刹那さ。
描く 書く かく
カク カク カク・・・
歩く音
動く音

「いま 何時ですか」
影がゆれる。
紙をこする
指で歩く
止まらない喜び。
「ひとりのいろ」
鉄橋の向こうから
何かが
闇の中のわたしに
話しかける。
わたしは
クレパスの箱から
ひとつの色を
つまみだす。
暗くて
色がわからない。
とりあえず塗ってみる。
それで良いような気がした。
スケッチブックの余白に
今日のいろが
滲みこんでいく。

