人は、忘れるから、正気でいられる。
テレビで放送していた、まだ記憶障害とも知らない時期、
なんだか、自分に重なるなあ、と不穏だった。
悪夢を1週間毎時間忘れられない、不快な思いがずーっと消えない
と人は気が狂う
ハイパーサイメシア(超記憶症候群)の人は、見たものすべてを記憶でき、自分の生活の中で起こった些細なことでも、ほとんどすべてを覚えているという。
さらに、幼児期の頃のことまで思い出すことができ、しかも詳しくこと細かに覚えている。例えば、最初に七五三のお参りした日の朝、何を食べたかまですぐに思い出せるのだ。
超記憶の古典的な例は、ホルヘ・ルイス・ボルヘスの短編『記憶の人、フネス』だろう。主人公が頭に傷を負った結果、あらゆることを恐ろしいくらい細かく思い出すことができるようになったというもの。
TVドラマ「アンフォゲッタブル」は、超記憶症候群の主人公がその能力を使って犯罪を解決する。


