クワイ(慈姑、学名:Sagittaria trifolia L. 'Caerulea')は、オモダカ科の水生多年草であるオモダカの栽培品種である。別名田草、燕尾草、クワエともいう。歴史が古いことや葉の形から、地方では様々な呼び方がされている[2]。日本などで食用にされる。
欧米では観賞用が主である。日本と中国では塊茎を食用とし、特に日本では「芽が出る」縁起の良い食物と評され、煮物にしておせち料理で食べられる習慣があるため、世界でも日本で最も普及している[2]。塊茎は皮をむいて水にさらし、アクを抜いてから調理する。シュウ酸を含むので、茹でこぼすのがよい。ユリ根に似たほろ苦さがあり、煮物ではほっくりとした食感が楽しめる
クワイの栽培品種は青藍色の青クワイ、淡青色の白クワイ、小粒の吹田クワイの3種類があり、いずれも水田で栽培される。葉は矢尻形をしており、原種のオモダカに比べ、塊茎の大きさが大きくなる。 吹田クワイは最も野生種に近く、牧野富太郎は渡来系とは別に日本で栽培品種化されたオモダカの変種として学名を与えている[4]。
日本での主流は青クワイで、ほくほくとした食感が特徴である。白クワイは中国での主流であり、シャリシャリとした食感が特徴[5]。 デンプン質が豊富で栄養価が高く、100グラムあたりのカロリーは126キロカロリーとサツマイモに近い。 炭水化物の他にカリウム、葉酸、カテキンなどを含む[