がんになる可能性30パーセントと言われた、異形子宮内膜増殖症
これでした。子宮を摘出するのを、ずいぶん迷ったけど、
「生きてほしい」と家族の願いから決心した。
病院で子宮内膜全面掻爬(子宮の内側の内膜をかき出すこと)
手術したんだけど、それでは収まらなかったのね。
その後の子宮内膜増殖症の手術は必要だった。
手術は怖かったけど、命のため、そして、手術の説明をひとりで、聞く
子宮内膜増殖症は、子宮内膜の細胞が異常に増殖する病気で、子宮内膜がんの前がん病変と考えられています。がん化しやすさによって、(1)単純型内膜増殖症、(2)複雑型内膜増殖症、(3)単純型異型子宮内膜増殖症、(4)複雑型異型子宮内膜増殖症の4種類に分類されます。米国の研究データによれば、将来、がんになる可能性は、(1)が1パーセント、(2)が3パーセント、(3)が8パーセント、(4)が29パーセントです。細胞に異型が伴う(3)と(4)はがんになりやすく、とくに、(4)は病期0期のがんとも考えられています。
「子宮内膜全面掻爬(子宮の内側の内膜をかき出すこと)をしてから経過観察することも可能だが、がんの疑いが強く、がんでなかったとしてもがんに進行する可能性が極めて高いため、子宮全摘を考えたほうがいい」と言います