補助金で実質価格がパグっていると話題のホンダ Super ONEの購入検討をきっかけに、さまざまな小型EVを試乗しています。
なお、スキーやキャンプなら多用しているX3そのもののBEVへの買い替えはややトーンダウン気味ですが、近日にはBMW iX3とレクサスのRZ350eの試乗予定もあります。やはり、最新EVの進化を確認しつつ、ミドルサイズのエンジン車と小型EVを兼用するのが良いのか、探っています。
今回は、プジョーe208とアバルト500eに試乗してきました。まずは、プジョーe-208について。
コンパクトEVとして完成度が高かった
2019年デビュー(日本発売2020年)と設計こそ少し古くなりましたが、デザインや走りの評価は今でも高いと思います。
今回試乗でも、その評価の背景を理解する一方で、私にとっては購入を見送る決定的な理由も見つかりました。
スペックと価格
まずは主なスペックと価格について、スーパーワンとの比較です。
街乗りやワインディングを軽快に振り回して楽しみたいなら、軽さが武器のスーパーワン、高速道路をゆったり長距離、力強く安定して走りたいなら、トルクフルなe-208と、キャラクターの差が明らかです。
◾️e-208(Super One比較)
- 本体価格:512.4万円 (342.3万円)
- 国補助金:89万円 (130万円)
- 東京都補助金:最大115万円 (最大130万円)
- 実質価格:308.4万円(82.3万円)
- バッテリー:50kWh (29.6kWh)
- 航続距離(WLTC):395km (274km)
- 出力:136ps (95ps)
- 最大トルク:260Nm (162Nm)
- 車両重量:1.5t (1.1t)
- 出力/t、トルク/t:90.7ps 173.3Nm (87.2ps 148.6Nm)
- 外部給電:不可 (可 *要オプションコネクター)
フィットするシートポジション
未来感のあるコックピット
加速性能も必要十分
ワンペダルはもう少し
今も美しいデザイン
ライオンの牙をモチーフにしたLEDデイライト、立体的なフロントフェイス、コンパクトながら凝縮感のあるボディ。プジョーの中でも、106がない現在においては1番コンパクトで可愛いモデルです。フランス車はポップなカラーリングがよく似合う
一方、海外では2023年にマイナーチェンジされ、新しい「3本爪」のライトデザインや最新ロゴ、出力向上したモーター(156馬力)を搭載した新型e-208が販売されています。
ディーラー担当者としばらく会話してから、ハイブリッドモデルと異なり、店頭展示モデルが2024年モデルに切り替わっていないことに気がつきました。
購入を見送った最大の理由
クルマとしての完成度は今回試乗した中でも最も高く感じましたが、残念ながら結論として、購入候補から外しました。
それはEVとしての使い勝手です。自宅には太陽光パネルがあり、発電余剰電力や再エネ電気代が安くなるハッピーアワーの昼間(11:00-13:00)に合わせて充電時間を管理したいのです。
ところが、このe-208は、旧型であるがために、
❶3G通信終了により、スマートフォンアプリからの充電時間設定やエアコン操作などが可能なコネクテッドサービスが利用できない。
❷車両側にも充電予約の設定メニューがない。
つまり、充電ケーブルを接続すると、そのまま充電が始まるだけ。
EVは毎日充電する乗り物だからこそ、この違いは所有してから毎日感じる不便になります。走りがどれだけ良くても、この点は見過ごせませんでした。
なお、このモデルがデビューした当初は、走行中に突然システムエラーが出て、完全に動かなくなり、ローダー積載で移送必要というトラブルが頻発していたそう。設計上の欠陥としてリコールになり、現在はこのようなトラブルはないとのことでした。ディーラー担当者も、この時は謝ってばかりだったとか。
とはいえ、残念ながら、当方の使い勝手に合わないので、新型GTiのデビューと合わせて日本の導入が再開されることを願うばかりです。
e208GTi
先日ル・マン24時間レース会場で発表になった、そのGTi。出力281ps、最大トルク345Nm、0-100km5.5秒、機械式LSD採用と、サーキット走行も可能なホットハッチに仕上がっている模様です。
日本への導入は、現時点で未定。
e-208は、ニチコンの充電器との相性問題とか、色々とあるようですが、日本市場にも新型を導入いただきたいですね。









