VOLVOで最も売れたSUV、XC60。満を持して新型のデビューという仕上がりです。2015年の東京モーターショーでXC90には圧巻されましたが、予算と大きさで全く手が届かないモデルでした。XC60は、VOLVOの新しいデザインアイデンティティを取り入れつつ、最新の安全装備を満載して登場。
カラー:パイングレーメタリックモデル:D4 AWD Inscription (直4ディーゼルターボ)
カラー:デニムブルーメタリック
カラー:デニムブルーメタリック
ベースグレードのガソリンエンジンモデルT5 MomentumとディーゼルエンジンモデルD4 Momentumが全く同じ価格で599万円。他ブランドには類のない良心的な値付けに好感。しかも安全支援機能のインテリセーフはオプションではなく、全てのグレードにフル装備されている所も高く評価できるし、何より事故を減らすというVOLVOの信念を感じる。(企業活動を通じた社会貢献、CSV経営ですね。)
自動ブレーキには、右折時の対向車衝突回避支援が備わり、ステアリングアシストには、車線維持支援の他、世界初の自動ブレーキで回避できない場合に他の車線へ避ける支援や、レーンチェンジ時の後続並走車衝突回避も備わる。万一でもお世話になりたくないが、事故を分析し続けるVOLVOならではの発想から生まれた凄い機能である。
今回、来年3月に控える車検に向けた、買い替え検討の正式なスタート。待ちに待った各社のSUVが出揃った。BMW new X3、Range Lover VELAR(おまけ)、Land Lover discovery Sports、VOLVO XC60での購入検討。どれも2ℓ直4ターボエンジン。唯一2018年1月よりディーゼルが導入されるDiscovery Sportsのみがガソリンモデル。
なお、10月にはPeugeot 5008というレポートもありましたが、2列目が独立3座シート、ディーゼルの遮音がイマイチでノイジー、この質感でお見積が598万円となったことから落選。
VOLVO XC60は広告効果もあり、週末を超えるたびに発注が入り、納車予定がずれ込んでいるとのこと。営業マンのセールストークもあると思うが、今予約しないと3月上旬に間に合わないと言う。
サイズは以下の通り。
■BMW X3
・全長4720mm、全幅1890mm、全高1675mm
・ホイールベース2865mm
・ラゲッジスペース 550~最大1,600リッター
・燃費 17.0km/l、軽油
■VOLVO XC60
・全長4690mm、全幅1900mm、全高1660mm
・ホイールベース2865mm
・ラゲッジスペース 505~最大1,432リッター
・燃費 (レビュー記事)18.2km/l 、軽油
■ディスカバリースポーツ
・全長4610mm、全幅1895mm、全高1725mm
・ホイールベース2740mm
・ラゲッジスペース550~最大1,600リッター
・燃費 10.2km/l、ハイオク
全長はディスカバリースポーツが最もコンパクトになるものの、インテリアの空間はその室内高の広さ所以に最もスペイシャス。一方XC60は高さを抑え、フロントオーバーハングが長めで、X3を意識したクーペデザイン。他のモデルよりリヤドアの長さが短いことによる開口部の狭さや、ラゲッジスペースの少なさが気になる。
試乗へ続く