エンジン始動
ツマミのようなシルバーのレバーを手前に倒すとドライブ、更にもう一度倒すとSportに切り替わる。走行中でもスイッチを探す事がなく切り替えがしやすくて良い![]()
アイドリングストップからのリスタートは、あまりにもスムーズ過ぎて、全く分からないレベル。ハイブリッドの恩恵もあり、アクセルを開けてからコンマ秒のもたつきもない![]()
一方でブレーキホールドにしていると、強めに踏み込む必要がある点は相変わらずだ。On Off切替はセンターディスプレイから。但し、アイドリングストップは、前走車の発進だけでなく、信号が青になったことも検知しているようで、発進時のタイムラグ軽減に寄与している。
ステアリング
ステアリングは、車体に対して太く大きめ。太さを指摘するジャーナリストもいるが、個人的には、もう一回り小さい方がクイックなドライビングが楽しめそうだ。また、低速域での舵角量をもう少し減らせる方が良い。
加速の鋭さ
通常のドライブモードでも、Sportでも、気持ちの良いサウンドと共に、素晴らしい加速を愉しめる。直列3気筒ターボでも、これほと力強い加速をするものかと感心させられるはずだ。
そして、スプリント機能。ステアリングホイール左のパドルを約1秒間引き続けることで、10秒間、最大限の加速機能を発揮させることができる。
ドライビングアシスト
ドライビングアシストも優秀。一般道でのテストだったが、時速30km以下なら完全なハンズオフ走行が可能で、信号待ちからの再発進も操作不要で対応してくれる。
一方で、前走車のライントレース性能はX3よりも控えめで、車線を見てそのセンターを走ることを優先させている模様。右折車がセンターライン付近にいると、自身でステアリング操作を行う必要あった。
パーキングアシスタント
カフェの駐車場と自宅駐車場で並列駐車をさせてみました。X3とかなり違うのは、車庫入れ時の車速と前進後退の切り替えの速さ。
大丈夫か
と不安になるくらい結構な勢いで車庫入れします。そして、ドライビングアシストで車線センターを選択して走行していたように、パーキングアシスタントも空間の真ん中を攻めます。
カフェでの駐車では、スピーディな点が⭕️で、車止めに思いっきりぶつけて止まるのが![]()
自宅車庫入れでは、X3のように左寄せはせず、駐車場真ん中に停まるのが
。このサイズで、アラウンドビューも付いているから、使う機会は限定的でしょう。
Z世代に乗ってもらいたいクルマ
220 グランクーペは4ドアクーペというコンセプト上、本質的には2➕2的なパッケージであろうが、カップルから中学生くらいまでの子どもがいるファミリー層まで、十分に実用的。
また、水すましのような身のこなしをする3シリーズとは異なる駆け抜ける歓びを備えており、BMWがシリーズごとに性格設定をしっかり作り上げている点が大変興味深かった。
円安でなければもっと手頃に感じられたモデルだろう。例えば、BMWサービス・コンプリートをキャンペーンを無償にするなどすれば、BMWが開拓したいZ世代からミレニアムまで、注目を得られるかもしれない。








