ただ悲しい | ベリーズドッグ☆

ベリーズドッグ☆

大川の田舎でペットサロンをしています。
ペットのQOLの向上のため、少しでもお役えるような情報を提供出来れば!と思ってますが、今は保護活動にばかり力をいれてます(*^^*)

本当に何度も同じ事言ってるし

同じような記事何度も見かけます


ちゃんと読んでますか?

読んで自分も気をつけようと思ってますか?

うちの子は大丈夫と思ってませんか? 

 



人馴れしてない子は野犬だけではありません。ネグレクトや虐待された子もいます。


人の優しさに触れ、すぐに新しい環境に馴染める子もいますがそうでない子もいます


初めて迎えに行った時に噛まれそうになる事もあります


それが、収容されたストレスなのか、以前の環境によるものなのかわかりません


それが保護犬です


家に連れて来たら普通の子でした〜って事もあるし、予想以上に慣れないことももやもや


名前を呼んでも来ない、触ると震える、手からオヤツ食べてくれない、外に出たら怖くて動けない、抱っこしたらお漏らし…


普通です!!(保護犬あるある)


でも、見た目は普通の家庭犬とかわりません


だから、油断するんです!


『僕、野犬なんで気をつけて下さい』なんて犬は言いません


全ては人が気をつけて配慮してあげないと…


その為に、犬の事を知ってください!

勉強してください!

お世話した方、譲渡に携わったボランティア達の言うこと聞いてください!


【今まで犬飼って慣れてるから大丈夫】って自信満々の人の居ますが、そんな人ほど要注意


犬はそれぞれ違います。同じ人間が居ないように同じ犬も居ない


今までの子が大丈夫だったからって、この子か大丈夫とは限らない


その油断が犬を危険にさらします


お願いです。絶対に迷子にしないように本当に注意して下さい


野犬は人が居ない時に動きます


リードなんかで絶対に係留しないで!


後ろ向いた瞬間に噛み切って一瞬で居なくなります


ハーネスもスルッと抜けますし壊します


ケージも壊す力もあります


一瞬の空きをみてドアの隙間から出る事もあります


ゲートなんて簡単に飛び越えます


犬ですから!!


飼い犬だって本気だせば同じことやれますよ


なんでやらないかって、それは飼い主との信頼関係が出来てるから


なので、信頼関係が十分に出来るまでは何年も、なんなら一生でも気をつけて命を守ってあげてください


係留してても、周りは出られないように出来るだけ柵などを設置して下さい


係留は必ず専用のワイヤーか鎖(錆による劣化に注意)


係留用の首輪は革製にして下さい。バックルタイプは衝撃に弱いので係留には不向きです(注意書きにも書いてあります)


ハーネスで係留するなんて絶対にダメ


首輪のサイズも確認して下さい


お客さんでも大きすぎる首輪をゆるっとつけてる人居ますが、何のための首輪か思い出して下さい


犬によって頭の大きさは違います。サイズや素材などその子に合ったものを選んで下さい


そして、絶対に迷子札付けてください


お守りやアクセサリーをジャラジャラつけても命は守れません


私は以前野犬の幸ちゃんを逃した経験があります。幸ちゃんは野犬がこんなにも難しいと言うのを教えてくれた犬でもあります

今も見つかってませんタラー


ルーちゃんも迷子…


犬も飼い主にも同じ思いはして欲しくありません


だから口煩く危ない、油断するなと伝えるしかない


迷子になった犬が無事に見つかる事は本当に奇跡に近いと思います


だから、絶対に脱走して迷子にだけはしないようにくれぐれも注意して欲しいです


家の中ボロボロにされても、庭をどれだけ穴掘られても、生きて側にいてくれるだけいいです


でも、迷子は本当に一瞬の油断が一生の後悔になりますから…



いくら命を救うため、可哀想だからと善意の気持ちで迎えても


迎える側の覚悟、知識、行動力などが伴わないと不幸にしてしまう事もあると知って下さい



うちの元野犬達はなんちゃって野犬です


わりと人に慣れてくれるしキョロキョロ?攻撃性もありません


よく犬同士でケンカしてるけど、私に噛みついて来たことはないです


でも、こんな野犬ばかりではありません


私は、私が保護してる子しか知りません


だから偉そうに野犬は〜なんて語れませんが、里親になりたいと声をかけて貰った時はどれだけ大変か必ずお伝えします


それも、具体的に1つ1つ言わないと「気をつけて下さい」だけでは気をつけ方を知らない人には何のアドバイスにもなってません


細かく窓は全部閉める。人が居ないときは必ずケージに入れ、念の為更にロックする

ご飯食べなくてもそのうち食べる


私は慣れないうちは散歩に行かなくて良いと思ってます


それだけ外に出るというのはリスクがあります


すぐに散歩に行きたいという方にはうちの元野犬は進めません


里親になる方が、どんな犬をイメージしてるのか、具体的にどんな犬なら迎えられるのか


これは、里親様本人もあまり考えてない事が多いです


犬種や年齢、性別の指定はあっても、

人懐こい子やお散歩が好きな子…というのは会話して初めてわかる事が多いです



犬を保護して譲渡するというのは簡単ではありません


全ての命を助けたいという譲渡する側、迎える側の気持ちはわかりますが 


適当に譲渡して1匹いのち救いました〜なんてのは絶対にやめてほしい


その子の命、未来を考えると、本当に!本当に!本当に!犬を迎えるとはどういう事、どんな里親さんにその子の未来を託すのか慎重に考えて欲しいと思います。