乳がん検診にかかわる者として考えさせられたこと | ~応援家・放射線技師 小山田薫のブログ~ 自分を知り、自分を大切にし、笑顔あふれる人生を楽しむ

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今日の記事は、とってもとっても長いです。

そして、ちょっと重いかもしれません。

それでも、時間のある時にでも、読んでいただきたいです。


私はおばを乳癌で亡くしています。
 
最初に乳癌とわかり、手術をしたのは、私が高校生の時。
 
手術で片方の乳房を全て切除し、胸は肋骨が浮かび上がって直視できない感じ。
 
昔はこういった全摘手術がほとんどでした。
 
(今は、癌の大きさや場所、タイプによって、部分切除も多く取り入れられています)
 
 
その数年後、反対の乳房にも癌が見つかり、その時には全身に転移が。
 
腰椎(腰の骨)に転移していて、いつも腰が痛い、腰が痛いと言っていました。
 
最後には、脳にも転移して、私のことがわからなくなっていました。
 
 
あんな思いをする患者さんや、その家族、親族を少しでも減らしたい
 
それが、私がずっと乳腺、マンモグラフィにかかわってきた理由のひとつです。
 
 
乳がんは、早期発見、早期治療をすれば、死なずに済むがんです。
 
なので、「乳がん検診を受けて」と、何度も何度も繰り返してきました。
 
 
少し前に目にしたこの記事
 

呼吸法の講座の同期の方で、リブログの承諾をいただいています。
 
深く考えさせられました。
 
 
乳がん検診を受けて、「要精密検査」という結果がきたら。
 
落ち込みますよね。
 
不安で不安でたまらないですよね。
 
 
「要精密検査」と言われても、どこを受診したらいいのか、わからないこともあるかもしれません。
 
 
乳腺外来に電話をしても、数週間後や数か月後でないと予約が取れないこともあります。
 
その間、ずっと不安が続くでしょう。
 
眠れなくなったり、食事が喉を通らなくなったりするかもしれません。
 
 
でもね。
 
ゆっきーさんが書いているように、落ち込んでいても状況が良くなることはありません。
 
数週間で癌が激しく成長することも、そうそうありません。
 
精密検査の予約を取ったら、腹をくくって、いつもと同じように、楽しめることをやっていただきたいです。
 
(精密検査は早めに受けてくださいね)
 
 
ところで、人間ドックやがん検診、いろいろな施設があります。
 
どうやって選んでいますか?
 
 
どんな検査が行われるのか。
 
どんな装置を使っているのか、装置や技術はきちんと管理されているのか。
 
結果は後日郵送なのか、面談での説明なのか。
 
説明も当日なのか、後日改めて聞きに行くのか。
 
これらを考えて、選んでいますか?
 
 
検診マンモグラフィに関しては、撮影装置、撮影技師、読影医師、それぞれ一定の基準をクリアしている施設や氏名が公開されています。

マンモグラフィ検診施設画像認定施設リスト
 
 
私の住む練馬区は、基準をクリアしている施設(病院やクリニック)でマンモグラフィを撮影してもらいます。
 
読影(画像を読んで診断する)はダブルチェック(2名の医師による読影)なので、
 
後日その施設に、結果を聞きにいかなければなりません。
 
ちょっと面倒くさいですが、何かあった時に、すぐ次のアクションが取れるので安心です。
 
有料にはなりますが、追加で乳腺エコ-(超音波検査)をしてもらうことも可能でした。
 
 
結果をどのように知らせてくれるのか というのも、ドックや検診を受ける施設を選ぶ基準のひとつにしてはいかがでしょうか。
 
 
そしてもうひとつ注意があります。
 
毎回同じ施設で受診していますか?
 
悪性の可能性はかなり低いが、何かある=正常とはいえない ということがよくあります。
 
この場合、要精密検査になります。
 
が、同じ施設で検査していて、前回と同じ(変化なし)であれば、要経過観察となり、余計な不安も検査も不要となります。
 
 
乳がん検診を受けてください とだけいうのではなく、受けるにあたっての注意も、お伝えしなければならないな と思いました。
 
 
ゆっきーさんの記事から考えさせられた、もういくつかのこと、
 
医療施設、医療人に関することは、別に書きます。
 
 
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
 
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