その「大丈夫です」はどっち? | ~応援家・放射線技師 小山田薫のブログ~ 自分を知り、自分を大切にし、笑顔あふれる人生を楽しむ

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ココロとカラダの健康を応援する 放射線技師の小山田薫です。

五月風のブログへようこそ!


マンモグラフィでポジショニング(位置合わせ)をしている時、
 
「大丈夫ですか?}と聞きながら、ポジショニングをしています。
 
ある時、ひとりの受診者から、「大丈夫?って?」と聞き返され、調べた話の続きです。
 
その記事はこちら → この「大丈夫ですか?」はおかしいですか?

 
さて、まずは問題です。
 
あなたが「今晩、飲みに行く?」って誘ったら、
 
20代の後輩が「大丈夫です」って返事をしました。
 
後輩は、行く? 行かない?
 
 
答えは「行かない」
 
「今日は無理です」とか「今日は行けません」と、
 
はっきると断ると、相手を傷つけてしまう気がするから、
 
優しい感じがする「大丈夫」を使うのだそうです。
 
 
「レシート、要りますか?」と聞かれた時に
 
「大丈夫です」と言って断る。
 
という例もありました。
 
 
明鏡国語辞典 第二版で、「大丈夫」の新用法として、
 
「相手の勧誘などを遠回しに拒否する俗語。
 
そんな気遣いはなくても問題はないの意から、主に若者が使う」
 
という説明があるそうです。
 
 
前回の記事では、大辞林の解説を載せましたが、デジタル大辞泉の補説にも
 
近年、形容動詞の「大丈夫」を、必要または不要、可または不可、諾または否の意で相手に問いかける、あるいは答える用法が増えている。
 
というものがありました
 
例として、
 
「重そうですね、持ちましょうか」
「いえ、大丈夫です(不要の意)」、
 
「試着したいのですが大丈夫ですか」
「はい、大丈夫です(可能、または承諾の意)」
 
など。
 
 
言葉は変わっていくものですから、頭ごなしに「おかしい」とはいいませんが、
 
回りくどい言い方や、遠回しな否定は、相手に通じないだけではなく、相手を混乱させてしまいます。
 
 
ストレート 強い、きつい
 
です。
 
やはり、率直に、誠実に、対等に、自己信頼を持ってアサーティブ
 
もっと多くの人に知って欲しいです。
 
 
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
 
<#1373>
 
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