ココロとカラダの健康を応援する 放射線技師の薫です。
五月風のブログへようこそ!
最近は、何かとデジタル化されていますよね。
カメラ(写真)も、昔は現像しないと画像を見ることができないアナログでした。
今やシャッターを切った(押した?)直後に画像を確認できるデジタルです。
病院も同様で、以前はアナログだったものが、ほとんどデジタルになっています。
昔は、お医者さんが、誰が読めるの?というような達筆で、紙のカルテに書いていましたよね。
レントゲン写真も、シャーカステンという専用の装置に掛けて、見ていました。
それが、今は全て、机の上のモニタの中。
先生は、「患者さんではなく、パソコンの画面を見ている」 なんて言われるくらいです。
さて、病院やクリニックを受診した際のカルテやX線(レントゲン)フィルム
どのくらい保存しなければならないか知っていますか?
「保険医療機関及び保険医療養担当規則」で定められています。
(帳簿等の保存)
第九条 保険医療機関は、療養の給付の担当に関する帳簿及び書類その他の記録をその完結の日から三年間保存しなければならない。ただし、患者の診療録にあつては、その完結の日から五年間とする。
カルテ=診察録 ですから、カルテは5年
X線(レントゲン)フィルムは、その他の記録にあたりますので、3年となります。
最近は、カルテも、X線画像も、デジタル化されていますから、保存はサーバー(コンピュータ)です。
が、以前は、紙やフィルムですから、管理も大変ですし、保存に場所をとります。
昔勤めていた大学病院では、かなり広いスペースが当たられていましたし、フィルム管理を専門とする部署もあったくらいです。
今、マンモグラフィの撮影に行っているクリニックも、今はデジタルですが、以前はフィルム。
専用の袋に入ったフィルムが、私の身長よりも大きい棚 3台に保管されています。
ID番号を色で表示して、番号順に並んでいます。
番号毎の色のシールが貼られていますから、いちいち出して確認しなくても、番号がわかります。
この番号を色で表して、シールを貼る方法を考えた方って、素晴らしいと思いませんか。
どうでもいいけど、なかなか知る機会のない、病院の裏側のご紹介でした。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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