大都会の片隅に
頼りなげで、でもとても温かく優しい声が
聞こえます。

ソロだったり
デュエットになったり
時に合唱を演じてみたり...
秋の虫たちが奏でる羽音の演奏会。

会議の準備に行き詰まり、
気分転換にホテルの日本庭園をとぼとぼ歩く。
そんな私の耳に聞こえてきた、
虫たちの歌声です。

声の主の姿は見えませんが
疲れた私にはホッとするひとときです。

そんな姿なき秋の音色に、
つい貴方を重ねてしまうのです。
あの頃も、そして今も
目の前にいなくてもいつも私の背中を
押し続けてくれる貴方の存在を。

今も貴方との出会いに感謝し
貴方がくれた優しさとともに暮らしています。

貴方は元気ですか。
貴方の幸せを祈りながら、
貴方の身に何か起こってはいないかと
時間が経つに連れ不安も募ります。

どんなに心配でも、私に許されることは、
ただ貴方の無事を祈ることだけだと...
わかってはいるのですが。

秋の夜長に、秋の音色に触れて
少し感傷的になってしまったようです。

今日は貴方の誕生日だというのに、
ダメだなあ、こんなことでは...

今も変わらず貴方を大切に想っています。
貴方の幸せを心から祈っています。
誕生日おめでとう。