地下の駅のホームから
エスカレーターで上がってくる

そんな貴方を地上の出口で待つ
今夜のように冷たい雨の日もありました。


久しぶりにこの街を訪れ
街灯に照らされた冬枯れの街路樹の先に
貴方を迎え、見送った場所が見えた。

あれは本当の出来事だったのか
あの日は現実に存在したのだろうか

会えるとうれしくてたまらないはずなのに
別れるときは寂しくて仕方ないはずなのに

貴方の姿を見つけるとなぜかホッとして
家路につく貴方の後ろ姿に無事を祈った。

あの頃、この場所で、
確かに私は貴方を大切に思っていた。

そんな当たり前のことを
特別なこの街で
一人ぼんやりと思い出していました。

元気に暮らしていますか
無理をして体調を崩していませんか

どうかいつまでも笑顔でいてほしい
幸せでいてほしい。
ずっと祈っています。