映画《憑きもどり》クランクアップしました。

まだまだやるべきことが残っていますが、無事に撮影が済んでよかったな……。

撮影後に、制作隊やプロデューサーと撮影。


最初はドラマ企画だった憑きもどりが映画化になり、キャストも有力な方々が参戦してきて、どんどん話が大きくなってきたときに、監督まで「日本を動かす100人」に選ばれた辻岡さんに決まり、制作サイドは非常に慌ただしくなった。しかし辻岡さんは言うまでもなく経験が豊富で、ゆえに知識も技術も高かったので、上手に指揮をとってくれた。非常に気が合い、連夜撮影にむけての課題を語りました。辻岡氏、これから長い付き合いになりそうですね。

制作会社「夢現」の方々は、ひょうきんな人が多く、自然と現場を明るくしてくれた。まだ若いリーダー山段氏を筆頭にしたアグレッシブなチーム。現場では原作の私に細かい気遣いをしてくれ、心地よい空気を保ってくれた。彼、彼女らの能力は映画を観てくれたらわかると思う。

主演の『藤本結衣(palet)』さんは、私が主人公の長江美里を誰に演じてもらおうか迷っていたときに観た、デスフォレスト5という映画に出演しており、この人でいこうと決め、エンドロールのときに名前を確認し、すぐにプロデューサーに「藤本結衣さんでいきます」と連絡した。彼女は出演をとても喜んでくれ、嬉しかったことをよく覚えている。そして彼女本人だけではなく彼女のファンの方々も歓喜してくれて、優しいファンが沢山いるのだなと思った。
結衣さんは映画《憑きもどり》の撮影と同時進行で演劇の稽古と本番も行っている。アイドルさんはすごいな……と何度も唸らされた。彼女の舞台も見に行ったが、なかなかボーイッシュなホステス譲を演じており、様々な役を作れる能力も再認識させてみせた。



憑きもどりには主演が三人います。帯に写真が載っている方々ですね。
主演の二人目、岸倉三穂役の『冨田樹梨亜(アイドルカレッジ)』さんのことは、先のブログにも書きました。いつもふわふわ、にこにこしており、なんだか現場にいるだけで空気を和ませてくれます。彼女のサインがとても可愛らしかったのが印象的。非常に小柄ですが毎日慌ただしくアイドル活動をしており、どこにそのエネルギーが眠っているのかと不思議になる。
演技力は高いとか低いとかではなく、冨田樹梨亜の演技、といえる個性があり、これは受容がありそうですね。いつまでも無垢な樹梨亜さんでいてほしいと願います。
CDがリリースされるそうですよ。



主演の三人目、坂口舞衣役の『明日香』さんは幼き頃から子役を演じ、20年を越える女優歴をもつ。いつ大女優になってもおかしくない技術と逞しい人格を併せ持つ女性。
今回はキャスティングされたのも一番早かったこともあり、脚本を早い段階から読み込んでくれ、キャストの皆を頭ひとつ飛び出したクオリティーで引っ張ってくれた。
今回の主演をきっかけに沢山の仕事が舞い込んでくれることを願う。


他のキャストさんのことは、まだ先も長いですし、追々書いていこうかな。載せたい写真も沢山あるが、解禁まで我慢ですね。

改めて《憑きもどり》、小説も映画も宜しくお願いします。