Grand U-gnol
にて、自著《幽歴探偵アカイバラ》が2016年の国内ミステリ8位に選ばれていることがわかりました。
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1位 誰も僕を裁けない 早坂吝 講談社ノベルス
2位 現代詩人探偵 紅玉いづき ミステリ・フロンティア
3位 聖女の毒杯 井上真偽 講談社ノベルス
4位 Dの殺人事件、まことに恐ろしきは 歌野晶午 角川書店
5位 黒面の狐 三津田信三 文藝春秋
6位 屋上の道化たち 島田荘司 講談社
7位 図書館の殺人 青崎有吾 東京創元社
8位 幽歴探偵アカイバラ 明利英司 講談社ノベルス
9位 倒叙の四季 深水黎一郎 講談社ノベルス
10位 わずか一しずくの血 連城三紀彦 文藝春秋
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ありがたいですね。

「なんかホラー風の作品。幽霊たちと語ることができるという設定のみで、単にその幽霊たちから過去の話を聴くだけというような・・・・・・と思いきや、連作短編作品として最後にうまくまとめていた!

 幽霊となった者の過去を掘り起こす、“幽歴”というものを収集するのが趣味の赤茨耕一。彼がさまざまな場所で起きた事件を掘り起こしていく。ひとつひとつの短編作品としては、ミステリめいたものもあるのだが、ネタとしてはわかりやすく、さほど見るべきところはないように感じられた。

 しかし、実はそのひとつひとつの短編での調査が一貫したものであり、適当にそれぞれの事件を調べていたのではなく、確たる意識を持って赤茨が調査していたことが明らかとなる。これはうまい具合に組み上げた物語だなと感心させられた。単に幽霊から話を聴くだけなのかと思っていたが、“幽歴探偵”あなどりがたし!」

と評価していただきました。


最近、ブログの更新ができていませんね。すみません。