あれよあれよと言う間に

年が明けてしまっておりました。

いえ、もう一月も終わろうとしておるやありませんか。

もう年がら年中こんな事ばっかり言うてます、すんません。

 

年明けにブログを更新しようと(気持ちだけは)張り切っておりましたが

やっとインフルエンザから復活した年末、選手交代状態でオットがノエルのお食べ地獄後に風邪で寝込み(鬼の霍乱)

レヴェイヨン(大晦日のお食べ祭り)直前にそれを私が頂いてしまうという

体たらくで元旦早々から寝込んでおりんした。やれやれ。

 

と思ったのも束の間、

さびちゃんが(悪気はなく)甘噛みした右手が腫れ上がってしまって

恐らく軽度のパスツレラ症みたいになってしまってまた病院へ。

(酷くなる暇もなく完治しとります←さびちゃんとも仲良しのままです)

 

 

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そんな間に寒気の影響で、各地で雪が降った頃

我が地は霧氷と相成りました。

 

今年の寒九の豊作予報は、雨やのうて霧氷となりました。

吉兆としてはどうなんやろうか分かりませんが

農作物と農家さんたちが辛い思いをするような年にはなりませんように。

 

 

ワタクシの住まう地域では

一月は後半戦が重要なイベントラッシュが控えておりまして

鉛色の空や凍てつく寒さと長い夜に鬱々としている暇はなく
(ありがたや)
今年もサン・ヴァンサンが無事にスタートしましたんよ。
 
 
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コロナの影響で、中止は免れても歴史上かつてないスタイルでの神事が行われたのは一度きり。

それから少しずつ緩和されて、今年に至ってはそんな過去があった事もピンとこないくらいいつもの賑やかで喜ばしい祝祭となっておりました。

 

この行事を迎えると、

ここからが新しい年の始まりのような気すらするようになりましたけれども、

神事に参加している若手世代の顔ぶれが幼児〜少年少女の頃から知ってるあの子やこの子という状態に、勘定をしてみたら

あの時赤ちゃんやった子はティーンの仲間入り、ティーンやった子たちは

30歳やって、聞いて(そらそうやねんけど)

感慨深さを通り越して白目やわ。

 

いや、あの頃超現役の燻銀やった方々が、すでに翁の仲間入りですし

もうこの神事にいらっしゃらる事がない人々もおられます。

時の流れとは、そういう事なんよね。

 

 

 

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ミサにはオットと共に参加したものの

教会には溢れかえる人々で

しら〜っと関係者の列に行ってしまったオットを尻目に、初めてバラバラで祝福の儀を最後列から拝見する流れになりましたんですよ。

 

暫くすると遅れて入ってくる人々の中には当然知り合いもたくさんいるんですけど
ワタクシに声をかけてくれたお隣の方々
左には去年の年末にご主人を亡くされた若き未亡人、右側にはこれも昨年20代の息子さんを亡くされたムッシュ。
このお二方の背負った悲しみの深さは、どんな言葉をして慰めにはならないのを知っていたので、通り一遍のお悔やみすら伝えかねておりました。
 
こうして、特別な場所で顔を合わせて
ただただ手を握り合い抱きしめ合えたことに感謝しました。
人肌の温もりで想いのやうなものが伝わったなら幸いです。
 
去年のサン・ヴァンサンでは、それぞれの家族が一緒に参加し
ワタクシたちも共に笑顔で祝いの言葉を交わしておりましたのに
それが時の流れの残酷さでもあり、流れていくからこそ心の傷の形も同じではなくなっていくのやも知れません。
 

 

 

 

 

んで
この儀式が終わると、祝福を受けた神酒(御神酒ですわね)とガレットが
市民会館的なスペースでアペリティフとして振る舞われるんですけれども
フランスのワイン産地によっては、ブルゴーニュみたいに各村が毎年持ち回りで一点集中型で盛大に盛り上がるところや、シャンパーニュ地方みたいに村によってやったりやらへんったりとか
ロワールはもう広すぎるので(四つの地域に分かれてますけど)、
そもそもサン・ヴァンサンでもなくそれぞれの地域密着型のワイン関係の聖人の祝祭になってたりしております。
 
ちなみにうちの地域では、各村がそれぞれ別の日程で行うので、マラソン状態です。
 
そう、これが結構曲者で
ワタクシ、移動中にやらかしてしまいました。
長くなったので次回に続けることにするわ。
(すぐアップするから、ご心配なくです)
 
 
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遅くなりましたが、2024年も細々と続けて参りたいと思いますんで

皆様どうぞよろしくお願いいたします。