急いで家の中に戻って、かつおパックを二つ、プラスチックの容器に
入れると、乾燥したままだと食べにくいだろうから水で少し湿らせました。
ドアを開けると、目の前の家が取り壊されて空き地になってて草が
ボーボーに生えてるところの真ん中にいました。ベロちゃん。
そーっと目の前にかつお節の容器を置いてあげました。
草がボーボーの上に載せたので、容器が安定しなくて食べにく
かったね、ごめん、、、。
その後私は用事があったのでその場を離れたのですが、
ベロちゃんはいつまでも「これ食べていいの?ほんとに?」
みたいな顔で私の顔をちらちら見ながら食べていました。
10分くらいして戻ってきたらいちおうかつお節がなくなってたので
容器を回収しました。
容器を洗ってもまだベロちゃんのことが気になっていて、玄関
のドアを開けると、
玄関の前に座っているベロちゃん
「かつお節足りないよもっとくれよ」
と言わんばかりです。
さすがノラだわ、ズーズーしい、たくましい
と思いつつも、
「あ、そうごめんね、足りなかったね、もうちょっと
持ってくるわ」
と、あたかもヒモ男におこずかいをせびられる女の
ように
また家の中に入ってかつお節を用意する私でした
長いのでまた続きます~