「 ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター 」
(米/2002)
“女遊びにハマった” 俳優、ボブ・クレイン。
彼が1978年に殺害され、死体となって 発見される……
までを描いた、実話モノ・人間ドラマ。
「 原作 」があって それを脚色した内容みたいです。
ポール・シュレイダー 監督。
ボブ・クレイン 役、グレッグキニア。
ジョン・カーペンター( カープ )役、ウィレム・デフォー。
シグリット / パトリシア(本名)役、マリア・ベロ。
先月の「 Amazon配信 」100円枠から。
面白そうな「 実話モノ 」って事で 取り敢えず「 リスト入り 」してた作品。
100円だったんで レンタルしました。
話の内容だけで 興味を覚えたんですが 監督が P・シュレイダーで ちょっと得した気分です。
ちなみに「 Amazon 」だと「 邦題 」に「 サブタイ 」がないんですが、それだと あまりに そっけないので
もともと付いていたらしい(?)「 サブタイ 」を付けてます。
(「 Amazon 」、そういう事 あるよね )
「 話 」としては LAを舞台に 1964年から 1978年に
かけての、
「 真面目で 妻子もいる 俳優:ボブ・クレインが ナンパな男・カープと知りあった事から セックスに ハマってしまう 」
みたいな内容です。
タイムリーに例えれば
「 男2人の セックス “フォリ・ア・ドゥ”( 2人狂い )」
ってとこでしょうか。
個人的には 面白く 観れたけど、ただただ 下世話( 醜聞 )&
家庭崩壊 & “堕る”「 人間ドラマ 」なんで ツマラナいと思う人が 多いかも しれませんね。
特に 盛り上がる展開とかも ないし…。
と 、ここから「 画像 」を交えて サクッと紹介。
「 ネタバレ 」あるけど、実話モノだから いいよね。
〔『 ボブ・クレイン 』 タイトル 〕
「 原題 」は『 AUTO FOCUS 』。
ちなみに「 原作 」の方は 伝記・ノンフィクションらしい
タイトルでした。
〔『 ボブ・クレイン 』
「 礼拝 」に参加する ボブ・クレインと 妻と子供たち 〕
始まりは 1964年の LA。
主人公の「 ラジオDJ 」の ボブ・クレインは、
妻と 3人の子供を持つ カトリックな家庭の父( 夫 )。
趣味は「 カメラ 」と「 ドラム 」だが「 ポルノ雑誌 」を
隠し持っていたりも。
そんな 父親で 俳優の主人公、ボブ・クレインを 演じるのは
『 リトル・ミス・サンシャイン 』(06年)の お父さん役、
グレッグ・キニア。
〔『 ボブ・クレイン 』
コメディ・ドラマ『 0012 / 捕虜収容所 』〕
そんな ボブは「 映画 」に出たいと思っていたが
エージェントが 持って来たのは「 捕虜収容所 」を舞台にした TVのコメディ・ドラマ。
考えた末 受けた そのドラマ、『 0012 / 捕虜収容所 』の
人気は 上々の滑り出し。
ちなみに『 0012 / 捕虜収容所 』は
1965年 ~ 1971年 と 6年 続いてます。
〔『 ボブ・クレイン 』 ボブの「 ポルノ雑誌 」バレ。
月にいったっていうのに…って 11号は 69年、まだだった 〕
…で あったが、妻に「 ポルノ雑誌 」が バレてしまう。
妻から 不信感・嫌悪感を 抱かれてしまい「 ポルノ 」をやめることに。
〔『 ボブ・クレイン 』
フリーの ソニー社員、ジョン・カーペンター 〕
そんな折、ボブは 撮影所に 仕事で来ていた フリーの
ソニー社員、ジョン・カーペンター( カープ )と出会う。
別れ際に 誘われ、その夜に クラブへと飲みに行き、ボブは
ドラムとして バンドに参加。
それを切っ掛けに たびたび クラブで ドラム演奏をする様に。
ある意味 ボブを そそのかし 堕落させたと言える、女好きの
カープを演じるのが W・デフォー。
〔『 ボブ・クレイン 』 カープ宅での 初浮気 〕
ある日、クラブで カープが話かけてくる。
忘れていた ボブだったが すぐ思い出し、その後 女性2人を連れだって カープの自宅へ。
ボブは そのまま 流されるように 女性と寝てしまう。
〔『 ボブ・クレイン 』
隠し撮り 大成功! ウキウキ・ウォッチング 〕
その時の事を カープは こっそり ビデオ撮影していた。
その「 赤裸々な場面 」を見た ボブは 嫌悪を覚えるが……
…というのが 前半。
こうして ボブは 夫・父親の道を 徐々に逸れていくんだけど、
夫婦の関係( 妻の気持ち )は さておき「 ポルノ禁止 」は
ボブに関しては 少々悪手だったような( 人による )。
何故かというと、見て行くうちに わかるんですが ボブって
もともと 結構な「 女好き 」なんですよ。
ボブは 彼なりに 一線を越えないように うまく制御していたのに、そこも 抑圧しては 溜まるばかりだと 思うんですよね。
で、この後はというと ボブが カープと共に 女性と寝まくって、
さらに『 0012 』シーズン2で キャスト変更した 女優、
シグリット( 本名:パトリシア )と関係を持ったり、
「 VTR 」に 興味を持った ボブが カープから ビデオカメラと再生デッキを 入手して「 撮影 」を始める流れとなります。
〔『 ボブ・クレイン 』
ソニーの ビデオカメラ。 本作の「制作」も ソニーだったり 〕
隠れた 見どころ(?)は 当時の「 VTR機器 」かな。
初期は「 リールテープ 」で そこから「 カセットテープ 」へ…
の流れにも 軽く触れていて 感慨深い気持ちなりましたよ。
本作は「 ボブが セックスに ハマる 」話だけど、
「 VTR 」が 大衆化することで「 エロ動画 」も 大衆化した※
事を踏まえれば、
ボブに「 焦点を当て 」て( 原題:オートフォーカス )描いた
「 性の解放と 乱れ 」 及び 「 ポルノ鑑賞の 広まり 」の話とも言えますね。
〔 ※ VHS や DVD、媒体が変わるたび その普及の後押しをしたのは アダルト 〕
ちなみに ドキュメンタリー映画、
『 ヌードの歴史 黎明期から現代へ 』(20年)によると、
「 映画 」が発明されて 早々に「 女性のヌード 」※が撮られてましたよ…。
( ※「 芸術 」を全面に出すため、
有名な「 美術ヌードモデル 」を起用 )
〔『 ボブ・クレイン 』
ボブの愛人・パトリシアと 夫婦の不仲 〕
で 続きはというと…
『 0012 』共々「 女遊び 」も 好調、
さらに そんな ボブを理解してくれる、「 ドラマ 」新加入の
女優・パトリシア( 芸名:シグリット )という 愛人も 出来た ボブ。
だが、それとは 相反するように 家庭は 危うげな状況。
この パトリシアを 演じているのは マリア・ベロ。
クローネンバーグ の『 ヒストリー・オブ・バイオレンス 』
(05年)の「 チアガール・コスプレ 」くらいしか 記憶にないけど…。
〔『 ボブ・クレイン 』 2人は ケツ別 〕
さらに「 乱交 」で カープが ボブの ケツを触っていた事が
わかり、カープは激怒、2人は決別。
カープが ゲイみたいな意見も 見受けられたけど、
個人的には ただ単に「 グループ・セックス好き 」から来た
行動に見えたかな。
あと、ボブ関しては「 依存 」なのかとも 思ったけど その傾向も 感じられなかったですね。
( ※ カープは ナンパに有利な人気者、ボブにも 依存 )
まあ、実際どうだったかは わかりませんけどね。
あと「 乱交 」に関しては 当時の「 ヒッピー文化 」や
( 実際 ヒッピーも 出て来る )
「 カウンター・カルチャー 」の影響もあるかもしれませんね。
〔『 ボブ・クレイン 』 カープの「 色覚異常 」発覚 〕
さらに カープ、「 色覚異常 」が分かって ソニーを クビになったりと まさに 踏んだり蹴ったり。
ちなみに その後は アカイ( 赤井電機?)で働きます。
〔『 ボブ・クレイン 』 なっかなおり~ 〕
そんな2人も デッキの故障を機に 関係修復。
〔『 ボブ・クレイン 』 理解ある パトリシア 〕
相変わらず ボブを理解してくれる パトリシア。
このパトとは ボブの離婚後に 再婚するんだけど、夫婦になると 考え方が 変わるんですよね。
〔『 ボブ・クレイン 』 共演者が抱く 懸念 〕
だが、ボブの「 ウワサ 」は 少しずつ広まり始めていて…?
と、少しずつ 重苦しい雰囲気が漂い始めます。
〔『 ボブ・クレイン 』 妻に「 女性写真 」バレ 〕
ついには ボブが「 撮影 」と共に撮っていた「 女性の写真 」のコレクションが 妻に見つかってしまい 離婚へ。
〔『 ボブ・クレイン 』 ボブの「 おっぱい星人 」告白 〕
ちなみに、実際はどうか わかりませんが
「 本作 」では ボブが「 おっぱい星人 」認定されてました。
〔『 ボブ・クレイン 』 仕事がない ボブ 〕
ボブは その後、パトリシアと 再婚、彼女は 妊娠するが
『 0012 』が 終了して 仕事がなくなってしまう。
それなに ボブは「 遊び 」を やめない。
(「 上画像 」でも この後 妊婦妻を ほったらかし遊びに… )
…という、なかなかの ダメっぷり。
〔『 ボブ・クレイン 』
「 ビデオカセット 」登場、「 写真 」整理 〕
一方、カープとの仲は 順調、
趣味の「 女性写真 コレクション 」の整理も捗ります。
仕事も 一応 地方の?「 艶笑寸劇・ディナーショー 」が決まりなんとか やっていけそう。
〔『 ボブ・クレイン 』
ボブ「 ポルノ作ろう 」、エージェントの忠告 〕
この頃、ハードコア・ポルノ『 ディープ・スロート 』(72年)が 大ヒット。
2人は ボブの提案で「 ポルノ 」を製作しようと計画するも、
ボブに ディズニー からの「 映画 」仕事※が 来たため 頓挫。
〔 ※『 Super Dad 』( スーパー・ダッド 73年 )。
「 予告編 」観たら カート・ラッセル 出てた 〕
エージェントの人、地味だけど イイ演技してたね。
ちなみに この頃の「 ポルノ製作 」( ビジネスチャンス )を扱った映画、
ミア・ゴス 主演の『 X 』(22年)は 1979年、
PTA 監督『 ブギーナイツ 』(97年)は 70年代後半~
が舞台となってます。
〔『 ボブ・クレイン 』 険悪ムードのふたり 〕
ボブの生活は 次第に 荒れ始め、せっかく来た仕事も いいかげんに行う始末。
パトリシアとの 夫婦仲も 悪くなり 結局は 離婚、カープとも
対立しがちに。
〔『 ボブ・クレイン 』 コンビ解消 〕
エージェントから「 カープと縁を切れ 」と 忠告を受けた ボブは 再起のため「 遊び 」をやめると カープに伝える。
カープは 憤怒、ケンカ別れになるが、この後 電話にて 両者の
わだかまりは 解けたようだ(?)。
ここの「 2人の関係 終わり 」場面での ベータの「 例え 」。
この後「 ビデオ戦争 」で負ける( 消える )「 ベータ 」と
「 かつて人気者だった ボブ 」が重なっているんですよね。
さらに この後の「 死 」の暗喩っぽくも なっていたり(?)とイイ脚本でした。
〔『 ボブ・クレイン 』 ボブの最後 〕
その夜、ボブが 宿泊している モーテルに 何者かが侵入…、
部屋にあった「 三脚 」を使い ボブを撲殺する。
翌朝、ボブの死体が発見されるのだった……( 終 )
「 エピローグ 」によると カープが疑われたみたいですが、
「 無罪 」になったみたいですね。
という事で、意外と「 エロ要素( 映像 )」は少ないし、
( チョットだけ ボカシはあるが… )
「 話 」自体は 下世話ながら「 演技 」や「 時代背景 」など
見応えは 結構あると 思うので
「 実話 & ドラマ 好き 」の方は チェックしてみてください。






























