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berobe 映画雑感

「 映画 」と「 本 」の感想

 

 

 

〔『 ダリ展 』  「 美術館 」入り口のポスター 〕

 

 

 

この間「 秋田市立千秋美術館 」で催されている『 ダリ展 』に行ってきました。

 

実は前に「 県立美術館 」の方に来ていて それを楽しみにしてたのですが、その時は 開始早々(直前?)に 流行り始めた コロナで中止になったんですよね…。

 

という事で、館は変わりましたが ようやく観に行けましたよ。

 

 

ちなみに、数年前の『 怖い浮世絵 展 』に次いで 2回目の

( 今回も「 前売り券 」購入で気合を入れて )美術館での

観賞です。

 

 

 

〔『 ダリ展 』のチラシ 〕

 

 

 

全体の感想を言うと、

 

もう 一、二点くらい「 いかにもダリ 」な油彩画が見たかった※

気持ちもありますが、

 

その分、あまり「 画集 」に載らなさそうな?作品があったので 総じて 満足 出来たかな。

 

そもそも「 実物が鑑賞できた 」って事だけで 十分に 満足ではあるんですけどね。

 

 

( ※ あと、麻耶雄嵩『 夏と冬の奏鳴曲 』で「 キュビズム 」に

興味を覚えたので ダリの「 キュビズム 」作品も観たかった。

 

「 印象派 」は 数点あったのにね…。

 

『 アナ・マリア・ダリの肖像 』なんか ちょっと キュビズムっぽかったけど )

 

 

「 絵画 」のほか、興味の薄い ブロンズ製とかの「 立体物 」

( オブジェ )もあったけど、それに関しても 面白いのがあったんで そこも まあ、良かったのかな。

 

それと、ダリや 作品なんかの「 解説 」も ほどよい分量で 要所を押さていて 読みやすかったですね。

 

あと「 解説 」には「 ダダイスム ~ シュールレアリスム 」※に関するのもあったりと 結構 深掘りした内容で 為にもなりましたよ。

 

 

( ※ 芸術運動「 ダダイスム 」。

 

超簡単に書くと「 考えるのをやめた 」みたいな 芸術思想…で 大体合ってるハズ。

 

ふと、気になって調べたら「 三面怪人・ダダ 」も ここから来てるらしいです )

 

 

あと、開館から10分後くらいに到着したんですが 早いと 人が少なく見やすくていいですね。

 

徐々に 人が増えていくんですが、12時頃になると 人が減るので 後半部分を もう一度 落ち着いて 鑑賞、

 

さらに 最初に戻り 気になったのを もう一度、細かいところを 観たりと じっくり鑑賞しました。

 

 

作品で 一番良かったのは 如何にも ダリ『 蝶と葡萄の風景 』かな。

 

『 ガラの建築物 』『 日没大気の寓話 』( サイズ ちっちゃいんだよね… )も好き。

 

あと、色合いは地味だけど、ダリ要素のひとつ「抽斗」がメインの『 抽し出しのある女たち 』も良かった。

 

 

「 シュルレアリスムの 24のテーマ 」(5点)は Tシャツのイラストにしてもいいような「 ポップなデザイン & 色合い 」で 可愛らしかったですね。

 

そうそう、観る前に 受付に置いてあった「 出品作品リスト 」※をもらいましてね、それをもとに書いてます。

 

 

( ※『 怖い浮世絵 展 』の時に 作品リストがある事に気付く。
あと、HPにも リストが 載せてあったりもします )

 

 

一方、散文詩『 マンドロールの歌 』の「 挿絵 」(5点)なんかは 残酷風味のある「 幻想系 」で これまた 好みだったり。

 

「 海外らしい 昔のおとぎ話風の 濃いキャラ造形 」?だった、

 

『 パンタグリュエルのおかしな夢 』(4点)なんかも 思っていた ダリの イメージと違っており 新鮮で、コレも観れてよかったですね。

 

 

有名どころでは

 

『 ビキニの3つのスフィンクス 』

( ビキニ環礁での 核実験が モチーフ )

 

「 チラシ 」を飾っていた、

 

『 ダンス:セブン・ライブラリー・アーツより 』

(「 DALI 」の文字と ダブル・イメージになってたのね )

 

などがありました。

 

 

それと ダリと所縁のある 作家の作品も展示されていました。

 

ですが、デ・キリコは シリーズもの『 イタリア広場 』の1点だけで さすがに 寂しかったし、

 

ルネ・マグリット『 前兆 』は いいとして『 人間嫌いたち 』※は 少々地味でね。

 

 

〔 ※ 舞台の「 幕 」が 主役( 人間 )を差し置いて中心に…。

ダリは 内面を「 表出 」、マグリットは 逆に「 隠す 」みたいな解説もあった 〕

 

 

それでも 実物を観れたので 嬉しいんですけどね。

 

そんな中、今回知った マックス・エルンストは テーマに沿った シュール系と 独自?のがあって 見ごたえがありましたよ。

 

 

そうそう、期間の前半と 後半で 数点「 入れ替え 」してるんですが、前半に『 映画秘宝 』で知った マルセル・デュシャン

 

『 彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも 』

 

が 展示されていたんですよね。

 

展示が わかってたら 前半に観に行ったのに…。

 

( 事前に HPで 出品作品リストを チェックしとこう )

 

 

ちなみに「 秋田県立美術館 」の方では「 ベル・エポック 」をテーマに ロートレックミュシャの展示していたりと頑張ってるんですよ。

 

このまま行けば デ・キリコ作品を観られる日も近い…かも?

 

 

 

ついでに 関係ない話題も 2つばかり。

 


写真家:ナン・ゴールディンの「 芸術活動の軌跡 」と、

 

「 オピオイド被害 」による サックラー家への抗議活動を追った ドキュメンタリー映画、『 美と殺戮のすべて 』(22年)

 

 

手術後に オピオイド系の鎮痛剤「 オキシコンチン 」を処方された ナンは「 鎮痛剤中毒 」になるも生還。

 

副作用が強く 死者も出ている「 オキシコンチン 」を製造する

会社の創業者、サックラー家

 

美術館( メトロポリタンなど )に 多額の寄付をしている事を知った ナンは 寄付を受けるのをやめるよう 抗議活動を行う。

 

…というのを「 写真家・ナンの過去 」と共に描いた内容。

 

 

ブログに 何度か書いたように「 オピオイド問題 」に チョット興味があるんで 鑑賞したんですが、

 

思った以上に「 ナンの物語 」が多くて 少し退屈しましたね。

 

サックラー家が 死者が多く出ている「 オキシコンチン 」で

お金を儲けて「 美術館 」( その他にも いろいろと )に寄付をして「 名声 」を得ている( 名声は 金で買える… )

 

…という オソロシい話や「 オキシコンチン被害 」が 知れたのは 良かったですけど。

 

 

 

『 文春CINEMA 秋号 』、今回の リム・カーワイ

『 香港からの手紙 』は、

 

ジャッキー・チェンを テーマとした 香港の映画関係者による

「 匿名座談会 」。

 

香港で「 ジャッキーが嫌われている 」の知っていましたが、

最早「 興味なし( 無関心 )」までになっていて、

 

この間の『 ライド・オン 』(23年)なんか 香港では公開すらされてないんですよ。

 

ちなみに、大陸では ジャッキーの声は「 北京語の吹き替え 」で本人の声じゃないみたいですね。

 

 

 

 

という事で 今回は 終わり。