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berobe 映画雑感

「 映画 」と「 本 」の感想

 

 

関係ない話題から。

 

 

コンゴの謎の病気、ウイルス とかではなく「 マラリア 」みたいですね。

 

前に「 蚊媒介 感染症の歴史 」ノンフィクション、

 

『 蚊が歴史を作った 世界史で暗躍する人類最大の敵 』

 

を読んだ事があるので この件にも 興味を覚えます。

 

「 マラリア原虫 」は 蚊を媒介にして 人の血液に入り そこで

ドンドン増殖するんですが、

 

その時に 変形するんで 薬も効きにくいんですよね、たしか。

 

薬への「 耐性 」も すぐ付くらしいし、「 水場の環境 」なんかもあったりで、治療や 拡大防止も 後進国だと やっかいじゃなかったけ。

 

あと、現状はどうか わからないけど「 本 」よると 薬を売っても儲からないから 研究もあまり進まないんだとか。

 

 

 

本題。

 

 

「 マリグナント 狂暴な悪夢 」(米/2021)

 

ジェームズ・ワン監督の ホラー・サスペンス( ミステリー )。

 

 

 

今まで何度か流産した事がある 妊婦のマディソン

彼女は 言い争いの末に から頭を壁に叩きつけられてしまう。

 

その夜、目を覚ました マディソンは 殺されていた何物か

を目撃、その後 吹っ飛ばされて 意識を失ってしまう。

 

殺人事件として 警察が家を捜索するが 侵入の形跡はなかった…。

 

一方、病院で目を覚ました マディソンは 胎児が亡くなった事を知り自失。

 

2週間後に 家に戻るが 何かの存在を感じ始め、何故か

「 殺人の現場 」を幻視してしまう……。

 

 

 

注目作(?)なのに まだ観てなかった作品、ようやく鑑賞。

 

「 TSUTAYA 」で 借りたんだけど、そこ来年で 閉店でね、

ギリギリでした。

 

他のところも そろそろかな…。

 

 

で本作、レビューなどで 何となく 分かっていましたが

「 内容をあまり書けないヤツ 」でしたね。

 

なので 最初の方は ネタバレに なるべく触れないように書きます。

 

 

「 話 」的には 基本「 サスペンス 」なんですが、

 

「 超自然 」「 殺人者( ジャーロ系 )」「ミステリー」の要素がある内容で、過去のホラー作品の影響も 強く感じました。

 

「 メイキング 」でも 監督が「 80年代 ホラーの影響 」みたいな事を言ってましたね。

 

というように「ジャンル」モリモリなんだけど「 エンタメ度 」も 結構 高めで 一般ウケの イイ内容になってるのも ポイント。

 

( 実際「 評価 」も高そうだし )

 

個人的にも「 ジャンル・ミックス 」が 好きなんで 楽しめたんですが、

 

特に「 ミステリー 」部分は まあまあ「 フェア 」に思えたし、

 

( アンフェアっぽい ところもあるけど )

 

“ある設定” も ちゃんと回収されていたりと「 本格 」風味が強く感じられ キモチ良かったです。

 

あと、大作って事もあり “アレ”の造形 や 演出面も良く、かなり満足感がありました。

 

 

ここから「 画像 」。

 

 

〔『 マリグナント 』  タイトル 〕

 

 

タイトル『 MALIGNANT 』は「 悪意のある 」などの他、

「 悪性腫瘍 」の意味もあるみたい。

 

 

タイトル前の OP「 1993年、シミオン研究所病院 」は

ここでは 飛ばします。

 

 

主人公は 過去に何度か流産した事がある 妊婦のマディソン

 

 

〔『 マリグナント 』 夜中に目を覚ました妊婦のマディソン

 

〔『 マリグナント 』  殺された何者か

 

 

夫からの暴力により 頭を強く打った マディソンが その夜に目を覚ますと 枕には「 血 」が ベットリ。

 

その後 マディソンは「 が殺されている 」のを目撃、さらに 何者かに追われて…気絶してしまう。

 

 

〔『 マリグナント 』  事件担当・ケコア刑事の検視 〕

 

 

家に侵入の痕跡は 無く、

の遺体についた「 手の跡 」も「 逆さま 」…

 

という、謎めいた事件を 担当することになるのは ケコア刑事

レジーナ刑事

 

 

〔『 マリグナント 』

退院した マディソンと 妹のシドニー( 右 )〕

 

 

退院した マディソンは そのまま あの家に住むというが、

妹・シドニーは こんな状態の姉を心配。

 

 

〔『 マリグナント 』  俯瞰ショット 〕

 

 

その マディソンも “何か” の存在を感じ始めて 不安に陥って

しまう。

 

 

マディソンが 不安に駆られて「 家を点検する 」場面、

「 俯瞰で カメラ移動 & ノーカット 」と 凝った演出でしたね。

 

(「 メイキング 」でも 紹介されてた )

 

予算があると こういう演出が 出来るんだよな。

 

 

〔『 マリグナント 』  マディソンは養子 〕

 

 

その後、マディソンは 訪ねてきた シドニーに 自分は「 養女 」で「 実母も 亡くなっている 」事を打ち明ける。

 

 

〔『 マリグナント 』

倒れる博士謎の人物、凶器のトロフィー( 後に剣になる )〕

 

 

そんな漠然とした不安を感じる中、マディソン謎の人物

よる「 ウィーバー博士の殺害 」を「 幻視 」。

 

 

〔『 マリグナント 』  監禁されている 女性

 

 

謎の人物は その前に 女性を拉致し 屋根裏に監禁もしていた。

 

 

〔『 マリグナント 』

マディソンの 2回目の「 殺人幻視 」〕

 

 

さらに 2回目の「 殺人の幻視 」を体験した マディソン

刑事2人に相談、

 

信じてもらえなかったが 現場に行くと そこには 死体が。

 

しかも その死体も また「 博士 」で…

 

 

〔『 マリグナント 』  今の名前で出ています 〕

 

 

そして マディソン犯人からの電話で 本当の名前、“エミリー” を思い出す……

 

 

謎の人物の「 殺人の目的 」とは?

なぜ マディソンが「 幻視 」するのか……

 

と、ここまでが「 前半 」チョット。

 

 

「 殺人を見せる 」( 実際は違うが )のは D・アルジェント

『 オペラ座 / 血の喝采 』(87年)っぽかったですね。

 

『 ~ 血の喝采 』は 今年 再鑑賞する予定だったんですが 結局 観れず仕舞い…。

 

 

 

ここからは「 ネタバレに触れる 画像 」があるので 注意。

 

「 真っさら鑑賞 」の方が 楽しい作品ですし。

 

じゃあ「 画像 」載せるなよと 思うかもですが、

“アレ”( あと 残酷も )は 是非とも 載せたいんですよね…。

 

先に書いたように「 本格 」っぽい要素もあるので、そこらへん( 手掛かり・伏線 )も含めて ザックリ紹介。

 

 

まずは 戻って「 1993年、シミオン研究所病院 」を舞台に

した「 OP 」。

 

 

〔『 マリグナント 』  「 OP 」の ウィーバー博士

 

 

博士への報告の時「 彼 」と言っているところに注目。

 

この後「 “彼” による殺戮現場 」になり “彼” が運び出されるんですが、ここで “彼” を ハッキリとは映さないんですよ。

 

( 誤認させる演出がある? )

 

で、唯一 映されるのが この…

 

 

〔『 マリグナント 』  “彼” が履く カワイイ靴下 〕

 

 

“彼” なのに あまり男性が履かないような、猫?パンダ?の

カワイイ靴下なんですね。

 

 

〔『 マリグナント 』  カーテン越しの “彼”

 

 

にも拘わらず、その後に映される “彼” は 何だか グロテスクな容姿。

 

ちなみに “彼”、ガブリエルは「 思考を電波( ラジオなど )で

言葉にできる 」特殊能力があります。

 

 

なんか チグハグな印象を 覚えるんですが「 話 」が ドンドン進むので 考えが追い付かず( 読書と違って 止められない )、

 

そのうち 忘れちゃうんですよね…。


 

はっきりと 違和感を覚えるのが「 2回目の殺人( 幻視 )」。

 

 

〔『 マリグナント 』  なんか ヘンな「 2回目の殺人 」〕

 

 

見るからに ヘンなので「 違和感 」を覚えた人も多いかと 思いますが、

 

まさか アレとは 思わない?ので スルーしちゃうんですよね。

 

まあ、ここで気付いた人もいるかも…ですが。

 

 

〔『 マリグナント 』 「 3回目の幻視 」。

マディソンの 背中から現れたっぽく見える 犯人

 

 

「 3回目の幻視 」の時に マディソンの「 背中 」から ヌッと

犯人が現れるように見えるんですが、

 

コレも 鑑賞後に見直すと 意図した演出に見えます。

 

 

〔『 マリグナント 』  鏡に映る犯人

 

 

そうそう、ここの「 犯人が鏡に映る 」演出、すごく好きなんだけど、暗くて見えづらくてね…。

 

 

〔『 マリグナント 』

子供マディソンの中の ガブリエルの存在と 妊娠している養母

 

 

〔『 マリグナント 』

ガブの「 幻覚 」を使った 養母の胎児( シドニー )殺害未遂 〕

 

 

〔『 マリグナント 』

空想の友達( イマジナリー・フレンド )が犯人? 〕

 

 

「 話 」としては 子供時代の マディソンの「 空想の友達 」、 “ガブリエル” の存在や それが見せる「 幻覚 」、

 

その幻覚による「 胎児の殺人未遂 」の 新情報が 追加。

 

マディソンガブが「 実体化した 」と家に来た 刑事に訴えるが、

 

その直後、屋根裏から くだんの誘拐された女性が 落ちてくる。

 

 

〔『 マリグナント 』

証拠が見つかり マディソン逮捕、牢屋にGO 〕

 

 

誘拐されていた女性は 入院、

屋根裏から 凶器などが見つかり マディソン逮捕。

 

後に その女性が マディソンの実母( 生きていた )と判明。

 

シドニーを救うため「 シミオン研究所病院 」へ向かう……

 

…と 中盤以降は 二転三転する 展開。

 

 

 

ここまでで「 手掛かり 」は だいぶ出揃った( と思う )ので

「 犯人がどこにいるか 」推理してみよう。

 

 

 

…で、シドニーが「 シミオン研究所 」から持ち出した ビデオ。

 

そこには 幼い エミリー( = マディソン )の映像が。

 

 

〔『 マリグナント 』

前面の エミリー、後ろの 奇形・ガブリエル

 

 

なんと エミリーの背中には「 腫瘍の奇形双生児 」がいた。

 

 

〔『 マリグナント 』

ガブエミリーに「 幻覚 」を見せることが出来る 〕

 

 

2人の「 脳 」が繋がっているため 奇形の方、ガブリエル

エミリーに「 見せたい映像 」を見せる事ができるという。

 

 

〔『 マリグナント 』  「 ガブ除去 」手術 〕

 

 

ウィーバー博士たちエミリーを救うため「 腫瘍除去 」の

手術を行う。

 

 

〔『 マリグナント 』  ムリヤリ押し込まれる ガブ

 

 

「 脳障害 」の恐れがあるため 頭だけは除去できなかったが、

「 頭がい骨 」内に 無理やり埋め込む事で 解決。

 

 

ここの「 手術 」場面、昔の画質で 雰囲気もあって 良かったですね。

 

 

〔『 マリグナント 』

マディソンの「 後頭部 」から顔を出した ガブリエル

 

 

犯人 = ガブリエルは、マディソンの頭の中に 物理的に存在していた。

 

(「 頭からの血 」は 夫の暴力の傷ではなく、

ガブが 後頭部を割って 出て来たため )

 

 

復活した ガブマディソンに「 幻覚 」を見せて 彼女の身体を乗っ取り「 後ろ前 」になって活動、

 

に付いていた「 逆の手の跡 」回収 )

 

「 自分を取り除いた 」「 2人を別けた 」復讐として 博士たちを殺していたのだった。

 

実母を誘拐したのも 自分たちを捨てた事に対する復讐、

「 胎児のシドニー殺し 」も マディソンのためを思っての犯行。

 

 

…という事で「 犯人のいるところ 」は

マディソンの頭がい骨の中( 物理的に )」でした~。

 

 

かなり「 トンデモ 」なんですが「 手掛かり 」も 結構あったので 個人的には いろいろと 最高でしたよ。

 

映画作品としては デ・パルマ『 悪魔のシスター 』(72年)

『 バスケットケース 』(82年)を想起する設定でしたね。

 

あと、妖怪の「 二口女 」っぽさもあったり。

 

 

ちなみに ガブの「 思考を電波で…」の特殊能力については 特に 言及はなかったです。

 

まあ、通常なら喋れない ガブを「 喋らせるため 」だけの設定

でしょう。

 

 

…で「 話 」としては ここからは「 アクション展開 」へ突入。

 

 

「 牢屋 」で 因縁を付けられ ボコられた マディソン

 

途中、ガブと交代し 牢屋内の女性たちを 殺戮。

 

 

〔『 マリグナント 』

「 俺の腕は そっちには曲がらねぇんだよ 」〕

 

 

〔『 マリグナント 』  「 顔潰し 」〕

 

 

よく見ると 目玉が飛び出てた…。

 

 

〔『 マリグナント 』  目つぶし 〕

 

 

ちなみに マディソンに 因縁を付けて ボコボコにした女性

( 上画像の 目を潰されてるヤツ )は ゾーイ・ベル です。

 

で、このあと 警官たちと バトル。

 

 

〔『 マリグナント 』  腕チョンパ 〕

 

 

アクション自体 イイんだけど、最初の方は ぐりぐりカメラが

動く「 長めカット 」の撮影で 特に素晴らしいんですよ。

 

すげーカメラが動くな~と思ったら「 ロボット・カメラ 」で撮ってました(「 メイキング 」情報 )。

 

 

〔『 マリグナント 』

見えづらいけど、下からの「 アゴ刺し 」〕

 

 

「 画像 」では 伝わりませんが かなり激しいアクションで

見応えがありましたね。

 

ちなみに ガブリエルは ダンサーと 曲芸師が演じてました。

 

 

〔『 マリグナント 』  ガブリエル まかり通る 〕

 

 

牢屋の女性たち警官たちにより「 死体 」が爆増する展開にも シビれましたね。

 

 

〔『 マリグナント 』

終盤1、実母の悔恨 ・ガブ・マディソン 〕

 

 

最後の標的は 実母と 助けに来た シドニー

 

マディソンが 何度も流産したのは ガブが復活のために 栄養を

奪っていたから…と知るも 彼女は 何も出来ず。

 

(「 マディソンの流産が 多い 」回収 )

 

2人は あっさり殺される…と思いきや、それは マディソン

ガブに見せた「 幻覚 」。

 

 

〔『 マリグナント 』  終盤2「 幻覚返し 」〕

 

 

そのまま マディソンが「 頭の中に 創り上げた 牢獄 」に ガブを閉じ込めて 終わり。

 

…コレ、裁判になったら ドウなるんだ?

 

 

最後は「 メイキング 」の ガブを載せて 終わります。

 

 

〔『 マリグナント 』

メイキング映像「 マディソンの背中のヤバイやつ 」〕

 

 

もっとイイのがあったかも。