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berobe 映画雑感

「 映画 」と「 本 」の感想

 

 

 

「 ライチ☆光クラブ 」(日/2015)

 

 

古屋兎丸の「 漫画 」を原作とした 青春・サスペンス。

 

「 TSUTAYA 」最後のレンタル 3本のうちの 1本で、最初に

観た作品。

 

もともと 前回の『 パラドクス 』のみ 紹介するつもりだったんだけど、結構 楽しめたので こちらも。

 

ちなみに 残りの1本も 取り上げる予定だったり。

 

という事で 鑑賞から時間が経っており 細かいところも すでに

忘れているので サクッと紹介。

 

 

 

強い カリスマ性を持つ 少年・ゼラを頂点とした、大人になるのを拒む 少年たちの組織「 光クラブ 」。

 

廃工場を拠点にしている 彼らは「 人型の機械 」を開発して

“ライチ” と名付け、さらに 永遠の美を得るため ライチを使い 少女を誘拐するが……。

 

 

 

作品自体は 知っていたけど、興味としては そんなに強くなかったんですよ。

 

ですが『 映画秘宝 4月号 』での 後藤護の『 光クラブ 』の記事が面白くて、あと「 残酷描写 」がある事も分かり、

 

さらに 内藤瑛亮 監督だったのも 思い出して 観ておきたくなりました。

 

ちなみに、くだんの記事で 知ったんですが、もともと

「 劇団グランギニョル 」の舞台があって「 漫画 」は それを

基にした作品でしたね。

 

 

で、内容としては パラレルな昭和初期(?)頃の 日本を舞台にした、

 

「 大人は醜い 永遠の美、若さを… 」と こじらせた 少年たちグループが 美少女を誘拐した事で 内部崩壊していく…

 

みたいな「 青春・サスペンス 」で、プラスして「 BL 」や

「 ロボット 」の要素もあったりします。

 

あと「 原作 」が 古屋兎丸って事から 察しが付くかと 思いますが 本作は「 サブカル系 」、

 

もっと言えば「 ヴィレッジ ヴァンガード系 」の内容(?)なので、

 

そこらへんに( サブカルといっても 広いけど…わかるよね? )ワクワクする人じゃないと ノレないかもしれません。

 

 

実は 個人的にも「 ノレなさそう 」だと 思ってたんですが、

 

「 美への妄執と 耽美 」(?)に「 ロボット 」が出て来る 世界観が 意外と心地よく、

 

「 中二病的な キャラの濃さ( 演技 )」も 程よい感じで、

内藤瑛亮 監督※ らしい「 残酷青春 群像 」であって 思った以上に 楽しめました。

 

 

〔 ※ 内藤瑛亮 監督、『 先生を流産させる会 』(12年)

覚えてない、『 ミスミソウ 』(18年)は 面白かった。

 

この間 観た『 毒娘 』(24年)は ダメでしたね…。

 

『 許された子供たち 』(20年)『 ドロメ 』(16年)

あたりは 観れてない 〕

 

 

ただ「 漫画 」の方は 読んでないけど、冒頭のアレは ちょっと違う気がしたかな。

 

あと、最後の「 便器殺人 」が なくなっているのも 残念でしたね。

 

 

ここから「 画像 」。

 

一応「 残酷描写 」注意。

 

 

〔『 ライチ☆光クラブ 』  タイトル 〕

 

 

〔『 ライチ☆光クラブ 』  子供のゼラに 忠告する 怪物

 

 

冒頭は「 怪物が ゼラに忠告する 」場面。

 

この怪物は 浮いていたような気がしたな。

 

デザインは オモシロイんですけどね。

 

( よく見ると お腹に「 星 」が あるのが わかる )

 

 

〔『 ライチ☆光クラブ 』  序盤の残酷描写 〕

 

 

早々の「 はらわた残酷 」で 気分も アガリます。

 

 

〔『 ライチ☆光クラブ 』  メンバー勢ぞろい 〕

 

 

如何にも「 セット 」な感じですが、元々演劇、漫画原作って事もあって 特に 気にはならなかったです。

 

というか「 ごっこ遊び 」感が強く出ていて “しっくり来る” まであるかも…?

 

 

〔『 ライチ☆光クラブ 』  ゼラ

 

 

「 光クラブ 」を統括しているのが カリスマ性を持つ ゼラ

 

「 クラブ 」の創設者かと 思いきや 違うんですよね。

 

あと『 帝都物語 』加藤を 思い浮かべるかもですが、

「 劇団グランギニョル 」は『 帝都 』も 上演してたんですよ。

 

ちなみに、加藤を演じた 嶋田久作は「 グランギニョル 」で

俳優スタートしたみたいです。

 

「クラブ」の中心人物である ゼラは、優秀で( 思春期らしい )自信家、だけど 矮小で 凡庸っぽくもある ほろ苦い キャラ。

 

なかなか魅力的だったので「 クラブ 」が 乗っ取られるまで?

の漫画、『 ぼくらの☆ひかりクラブ 』の方にも チョット興味が湧きました。

 

あと、めんどくさいから 紹介はしないけど 他のメンバーも 濃くて イイですよ。

 

ちなみに ヤコブ岡山天音が 演じてました。

 

 

〔『 ライチ☆光クラブ 』  ロボット・“ライチ”

 

 

思いがけない ロボット登場に ちょっと興奮したな。

 

そのロボット、“ライチ”少年たちが造った ロボット。

 

さらに 原動力も 果物の「 ライチ 」だったりなので 動かないと 思っていたんですが、すんなりと動いてましたね。

 

まさか「 こいつ、動くぞ 」と 本気で思う日が来るとは。

 

 

〔『 ライチ☆光クラブ 』

「 美少女 誘拐命令 」失敗… “ライチ” 0点! 〕

 

 

さっそく 出来上がった “ライチ” に「 美少女を さらってこい 」と 命令を下すも、

 

さらってきたのは「 大人の女性 」や「 少女の看板 」、最後に至っては「 おっさん 」と ポンコツでしたけど。

 

 

〔『 ライチ☆光クラブ 』  「 美少女 誘拐 」…成功 〕

 

 

「 美とは何か 」を学ばせたり「 プログラム 」を書き換えたりして ようやく 美少女の誘拐に 成功。

 

しかし その少女、カノンが入ってきたことにより「 クラブ 」が 内部崩壊していく…みたいな 流れ。

 

この「 崩壊 」への流れも「 サークルクラッシャー 」的で

ちょっぴり リアルな趣。

 

 

〔『 ライチ☆光クラブ 』  カノン“ライチ”

 

 

カノンを演じる 中条あやみ は 顔のパーツが大きい、漫画チックな顔立ちで 作品と合っており、他の濃い メンバーたちに 劣らぬ 存在感がありました。

 

 

〔『 ライチ☆光クラブ 』

カノンに、恋しちゃったんだ たぶん、気付いてないでしょ? 〕

 

 

で「クラブの内部崩壊 」と共に描かれるのが、“ライチ”

「 人間への憧れ 」と「 カノンへの愛情 」の話。

 

コレなんか 類型的なんだけど「 人の機械化( システム化 )」を旨とする ゼラと、

 

「 人の心を獲得する 」“ライチ”( 機械 )で 対になってるんですね。

 

 

ここから「 残酷描写 」。

 

…ですが「 映像 」だと まあまあ 良かったんだけど「 画像 」で見ると なんか イマイチ…。

 

 

〔『 ライチ☆光クラブ 』  粛清と 右目献上 〕

 

 

“ライチ”の右目は ニコの右目。

 

 

〔『 ライチ☆光クラブ 』  壁に激突、下半身ちぎれ 〕

 

 

後半は “ライチ” が大暴れする スプラッターな展開に。

 

 

〔『 ライチ☆光クラブ 』

分かりづらいけど「 人体粉々 」( 原作の方が スゴイ )〕

 

 

こうして見ると やっぱり「 便器殺人 」は あった方が よかったな…。

 

 

という事で「 原作 」読んでると ダメ確率は 高くなりそうだけど、未読だったり「 青春残酷 」が大丈夫なら 結構 イケるかもしれません。

 

 

〔『 ライチ☆光クラブ 』 終盤。

そして ライチは 途方に暮れる 〕