関係ない話題から。
気になる時だけ見てる『 世界サブカルチャー史 』。
その「 アメリカ闘争の60's 」の回。
「 60年代のアメリカ 」って事で観たんですが「 サブカル 」という事で「 映画 」と絡めての解説があって「 映画好き 」としても 面白かったですね。
ちょっとだけ 作品を挙げると…
移民 →『 ウエストサイド物語 』(61年)
公民権運動 →『 アラバマ物語 』(62年)
都会と 旧い考えの地方→『 ティファニーで朝食を 』(61年)
同性愛 →『 真夜中のカーボーイ 』(69年)
〔 D・ホフマン作品では「 若者 」と「 プラスチック 」で
『 卒業 』(67年)も 紹介されてた 〕
キューバ危機 →『 博士の異常な愛情 』(64年)
といった感じ。
おっと 忘れてた、フランス映画だけど、
ゴダール の『 中国女 』(67年)なんかも。
ちなみに『 世界サブカルチャー史 メディアと大衆の百年 』
では『 市民ケーン 』(41年)を取り上げてましたね。
本題。
「 風が吹くとき 」(英/1986)
「 絵本 」が原作の「 反原爆 」アニメ映画。
イギリスの田舎に住む、老夫婦の ジムと ヒルダ。
「 戦争が 起こるかも… 」との報道に 気を揉む ジムだったが、ヒルダの方は 無関心。
そこに 数日後に 戦争が始まるとの報道が。
今の戦争は「 核爆弾 」を使うと知っている ジムは 政府が用意した「 パンフレット 」を読み「 シェルター 」を作り始める。
さらに ヒルダと共に 備蓄などの準備するが……。
実は「 まとめて紹介 」の時に 取り上げようと思ってたんですが、
去年「 リバイバル上映 」された 経緯がある作品だし、個人的にも かなり面白く 観れたので、
あと、チェックしてない人も 多そうな感じだったので( WOWOWでの 放送 & 配信 )単独で 紹介。
まあ、私も 数か月前の「 映画雑誌の記事 」で この作品を知ったんですけどね。
( 忘れてるだけかも、だけど… )
「 話 」としては「 田舎の夫婦の 核戦争前と 後のくらし 」を坦々と、イギリスらしい 皮肉を込めて描いた シンプルな内容。
始めは「 危機感ゼロ 」で「 無知 」な夫婦の やり取りに フッと笑っちゃうんですが、「 中盤 」には それが ニガ笑いに、
「 後半 」に至っては まったく 笑えなくなって 来るんですよ。
徐々に弱りながらも 最後まで 夫婦は 楽観的なまま 変わらないので、観終わった後は どんよりとした気分になりましたね。
ちなみに 主題歌は デヴィッド・ボウイ の、
「 原題 」と同じ タイトルの『 When The Wind Blows 』。
「 音楽 」も ピンク・フロイドの ロジャー・ウォーターズ が
手掛けているみたいです。
ここから「 画像 」。
〔『 風が吹くとき 』 タイトル 〕
画像は ないけど「 OP 」は 実写です。
〔『 風が吹くとき 』
一応 社会情勢を気にしているビルと 新聞キライのヒルダ 〕
主人公は 英国の田舎で 暮らす ジムと ヒルダの夫婦。
ジムは 新聞を読んだりや ニュースを聞いたりしてるけど、
妻の ヒルダの方は 無関心。
序盤以降は この2人だけしか出てきません。
あと、分かり難いけど 家の中は ほぼ「実写」(ミニチュア?)みたいです。
〔『 風が吹くとき 』 ビルの「 シェルター作り 」〕
「 戦争が始まった 」との ニュースを受けて ジムは 政府の
パンプレットに 書かれている通りに シェルターを作り始める。
だが、そのシェルターは「 取り外したドアを 立てかけた 」だけの代物で…。
上の「 角度60度 」のくだり、結構 長いです。
〔『 風が吹くとき 』 息子に電話する ビル 〕
ジムは ロンドンで 暮らしているらしい 息子に 電話。
息子の方は「 原爆が落ちたら どうなるのか 」を理解しているっぽい。
〔『 風が吹くとき 』 政府の指示通りに 対策をする ビル 〕
さらに ジムは「 放射能を防ぐため 窓ガラスを白く塗った 」り
「 窓を塞いだ 」りと パンフの指示どおりに 備える。
ジムは「 政府の言う事を 聞いていれば 大丈夫 」と思っているタイプ。
もう、この段階で チョット切なくなって来るな…。
〔『 風が吹くとき 』 原爆投下の情報 〕
「 食料 」や「 水 」など 一通り 準備し終えた 頃に「 原爆 」が投下されたとの 知らせが。
夫婦は シェルターに入るが、ヒルダは 原爆よりも オーブンに
入れた ケーキが焦げるのが 気になってしょうがない。
〔『 風が吹くとき 』 原爆で 壊れる町 〕
原爆は 町を破壊。
その爆風は 2人が住む 家まで迫り…
この「 破壊 」場面の作画が 良かったですね。
〔『 風が吹くとき 』 お気楽な ビル 〕
一晩 明けると 家の中は メチャクチャ。
「 水 」も「 電気 」も「 テレビ 」も「 ラジオ 」も 止まっているのに 夫婦には 危機意識など まったくナシ。
「 状況 知りたいのに 新聞は まだ きてないな 」なんて お気楽なことも 口にする。
〔『 風が吹くとき 』 保険入ってるから大丈夫 〕
「 息子夫婦は 保険入ってるかな?」なんて 余裕を見せたりも。
〔『 風が吹くとき 』 国が助けてくれる 〕
ビルは「 この時のために 政府は ちゃんと準備している 」と
信じているので 数日経っても 楽観視。
〔『 風が吹くとき 』 外に出てみた 夫婦 〕
外は 人々の営みが まったく感じられない。
「 絶望 」しか湧かないが ビルは 全てを「 今は非常時だから 」で 済ます。
〔『 風が吹くとき 』 おどるポンポコリン… 〕
「 水 」がなくなっていたところに 雨が降ってきたので
「 雨水 」を溜めて 飲む、なんてことも。
一応、沸騰させるんだけど そういう問題じゃないんだよな。
〔『 風が吹くとき 』 助けがくるまで ちょっとの辛抱 〕
少しずつ 2人の体調が悪化していくが、
ビルは「 研究が進んでいるから 大丈夫 」と あくまで 前向き。
〔『 風が吹くとき 』 田舎に来て助かった 〕
こんな状況でも「 普段通りの生活 」をしようとする 2人。
〔『 風が吹くとき 』 そろそろ 薬がほしい… 〕
〔『 風が吹くとき 』 ジャガイモの気持ちが よくわかる 〕
こんな風に 大きく“ズレたまま” 最後まで 行きます。
というわけで「 シニカル 」「 ブラック 」な話が好きな人は
必見…と 言っておこうかな。
「 世界の終わり 」映画としても イイですよ。























