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berobe 映画雑感

「 映画 」と「 本 」の感想

 

 

 

今月 読んだのは…

 

 

文庫版

 「 百年の孤独 」  ガブリエル・ガルシア=マルケス

 

 

「 最初の1行は みんな一緒 」・ショートショート、第3弾

 

 「 これが最後の仕事になる 」  著者:24名、 編:講談社

 

 

未収録作品の短篇集

 「 人間じゃない 綾辻行人 未収録作品集 」  綾辻行人

 

 

の3冊。

 

 

「 本格ミステリー 」( 長篇 )は ナシ…だけど、

ガルシア・マルケスは 読んだぞ。

 

( この勢いで ボルヘスも 行っとくか? )

 

来月は ちゃんと読む予定だけど、ミステリー以外ので 気になるのが たくさんあるんで あまり読めないかも…。

 

 

まずは その マルケス( ようやく読んだヤツ )から。

 

 

 

「 百年の孤独 」

ガブリエル・ガルシア=マルケス

 

 

たびたび目にする作品で 気になっては いたんですが、

 

どんな内容か よくわからなかったので 読むまでには いかなかったんですよね。

 

何となく「 小難しい・堅苦しい 」印象もあったし。

 

しかし「 文庫化 」が話題になり 図書館にも入ったとなったら

読むしかないでしょう。

 

という事で 読んだんですが、ネットでは「 昔 読んで 挫折 」、

「 同じ名前が多い 」など ネガティブ寄りな意見が結構あって、

 

実は 読み切れるか 不安も あったんですよね。

 

( 個人的には

「 読み始めた本は つまらなくても 最後まで読む 」派 )

 

まあ、「 ヘンな作品 」「 不条理系 」「 幻想系 」が好きなんで

「 マジック・リアリズム 」も “イケる” と思ったし※、

 

『 砂の女 』も エンタメ視点( 不条理「 脱出モノ 」)で

面白く読めたんで なんとかなるという思いもありましたが。

 

 

〔 ※ もっと言えば「 錬金術 」も 時間があれば「 本 」を借りたいくらいの興味はあるので そっち面でも 気になっていた。

 

錬金術は「 絵 」で 伝えたりもする( 知識の ある者だけが 読み解ける仕組み )ので「 絵画 」としても 面白いんですよ 〕

 

 

初めに 感想から書くと「 案外 面白く、そして 楽しく読めた 」ですかね。

 

内容を ザックリ書くと…

 

開拓村・マコンドで 暮らす ブエンディア家の人々と その関係者による「 家族・群像ドラマ 」

 

といったところかな。


ちなみに、個人的には

 

桜庭一樹『 赤朽葉家の伝説 』 阿部和重『 ピストルズ 』

「 似た感じの作品 」として 思い浮かびましたね。

 

それなりに スケールが大きいので「ドラマ」よりは「 叙事詩 」の方が適切かも。

 

マコンドの人々の「 様々なエピソード 」が

「家族」や「 村 」、「 国 」の歴史と共に 語られるんですが、

 

「 孤独 」と言いながら 登場人物は 多いので 記憶力の弱い

私は チョット戸惑いました。

 

しかも「 同じ名前 」も たくさん出てくるため どっちだっけ?となる時もあったんですが なんとかなりましたよ。

 

一応、「 ブエンディア家 家系図 」も載ってますが、

 

個人的には 独自に 登場人物の「 名前 」と「 特徴 」を メモっておいたほうが いいと思いましたね。

 

あと コロンビアの「 保守党と 自由党 」「 政府軍と 革命軍 」( 内戦 )あたりを 軽く調べておくといいかも。


 

印象に残った キャラは 一族思いの  “肝っ玉”・母ちゃん、

ウルスラ かな。

 

彼女が いなかったら どうなっていたことか…。

 

 

あと「 土を食べる 」レベーカと「 戦争の英雄 」の大佐

それと “一族の最後のひとり” も、別の意味で 強烈だったな。

 

それと メルキアデスもね、やっぱ 外せないでしょう。

 

 

「 エピソード 」としては「 どこまでも 流れる血 」が
「 謎の死 」と併せて 好きですね。

 

「 死んだのか…えっ違うの?」な「 レメディオスの昇天 」も

まるで「 天女 」のようで※ イイ場面でしたよ。

 

( ※ シーツが「 羽衣( はごろも )」みたいだった )

 

あと「 結婚の妨害 」も 地味に サイコで 怖くてね…。

 

「 行数 」としては 少なかったけど、「 神父の空中浮揚 」と、

 

その後の やり取り「 アレは 錬金術( の原理 )だ!」( 実際は 全く違う文言 )、「 いいや、神の力だ! 」も スキだったり。

 

もちろん「 パンデミック・パニック 」「 労働者たちの顛末 」「 長雨 」「 干ばつ 」「 蟻 被害 」( ←コレ、イヤだった )

なんかも ツボでした。

 

( 読んでないと 意味不明だな… )

 

 

という事で「 ページ数 」は 多いものの( 620頁 くらい )、

「 小難しさ・堅苦しさ 」みたいのは 感じなかったので、

 

普段から 本を読んでいて「 マジック・リアリズム 」( 非現実的な描写? )や「 ヘンな話 」が 受け入れられるなら おそらく 大丈夫かと。

 

気になっている方は 最初の方だけでも とりあえず 読んでみるのも いいかも。

 

そうそう、筒井康隆による「 解説 」も 面白いよ。