「 ドラキュラ / デメテル号 最期の航海 」
(米/2023)
ブラム・ストーカー の小説『 吸血鬼ドラキュラ 』の 第7章、
「 デメテル号船長の航海日誌 」を映画化。
今月の「 Amazon配信 」100円セールから。
1897年、ルーマニア。
渡英したい 医師のクレメンスは 英国のロンドンへと 積荷を運ぶ 商船( 帆船 )・デメテル号に 船員として雇ってもらい 乗船。
だが、出航してから しばらくして 全ての家畜が 死んでしまう
不可解な出来事が起こる。
さらに 船倉から 倒れている女性が発見されて……。
前に 紹介映像を見て 気になっていた作品。
ネットでの感想は「 イマイチ 」が多いようで 少し心配したんですが、個人的には 観るタイミングが 良かったこともあり 面白く観れました。
まあ、否定的な意見が多い理由も 理解は出来ますけどね。
まず挙げられるのが「 古典 」( 古臭い )ってところでしょうか。
基になったのが「 昔の小説 」で そこからの 1エピソードって事で 全体的に シンプルだし「 ドラマ性 」も 薄め。
それと、昔( 1897年 )の「 帆船 」が舞台なため 照明が
少なく「 画面 」は暗いし、
肝心の「 サスペンス & ホラーの演出 」も フツーで 緊迫感も あまりないんですよね。
ですが、私としては 今 ちょうど、1795年の「 帆船 」が
舞台となる ミステリー小説『 帆船軍艦の殺人 』を読んでいたので「 帆船 」繋がりで テンションが上がったし、
その小説で「 夜の海の暗さ 」の描写もあったので「 暗さ 」も逆に イイ雰囲気に感じたんですよね。
あと、単純に「 怪物モノ 」や「 古典作品 」の映像化※ として 観れて よかったです。
( ※ できることなら 小説『 吸血鬼ドラキュラ 』を 読みたいんだけど 時間の関係で ムリ… )
ただ、終盤の「 対決 」だけは「 暗さ 」を 少し抑えて ちゃんと見せてくれた方が いいとは思いました。
夜空を飛ぶ ドラキュラなんか 特に 映えそうな「 画 」だと思うんだけど ほとんど 見えなくてね。
そんな感じで「 シンプル 」&「 エンタメ不足 」なので ちょっと ススメづらい作品ですが、
「 ジャンル的 ケレン味 」も 少ないので「 いろいろ抑え目 」や「 古い 」のが好きなら 楽しめるかもしれません。
と、ここから「 画像 」。
「 ネタバレ 」あり。
〔『 ドラキュラ / デメテル号 最期の航海 』 OP 〕
「 タイトル 」撮るの失敗した( 確認しなかった )…。
「OP」は 1897年、イギリスに到着した ボロボロの商船、デメテル号。
〔『 ~ デメテル号 最期の航海 』
「 デメテル号の甲板 」と「 紋章のある箱 」〕
時間を戻して ルーマニアの港。
英国に渡りたい 医師のクレメンスは、イギリス行きの商船、
デメテル号の船員に 手を挙げるも 不採用。
だが、雇われた男が 積荷の「 紋章 」を見て辞め、さらに船長の息子のトビーを救ったことから クレメンスが雇われる事に。
…という導入。
〔『 ~ デメテル号 最期の航海 』 デメテル号 〕
上記したように『 帆船軍艦の殺人 』を読んでいるので 互いの
情報不足を補う形になり その相乗効果で 両方の面白さがアップしましたよ。
〔『 ~デメテル号最期~ 』 D・ダストマルチャン 演じる、
「 吸血鬼と夜ふかし 」しちゃう ヴォイチェク航海士 〕
そうそう、観終わってから 気付いたんですが、
ヴォイチェク航海士 役で デヴィッド・ダストマルチャン が出てましたね。
〔『 ~ デメテル号 最期の航海 』 六点鐘が鳴る時 〕
時刻を知らせる「 鐘 」は 一突き( 一点鐘 )につき 30分。
「 八点鐘 」で ひと区切りみたいですね。
〔『 ~ デメテル号 最期の航海 』
医師・クレメンス( 左 )と 船倉で倒れていた 密航女性。
右は 船長のエリオット 〕
クレメンスは 船倉で 倒れている女性を 発見。
船員は 反対するが クレメンスは 彼女を助けることに。
〔『 ~ デメテル号 最期の航海 』 輸血場面の デカい針 〕
密航女性( 後に 名前はアナと判明 )の輸血で使われる 針が
デカかったな。
〔『 ~ デメテル号 最期の航海 』 家畜の謎の死 〕
密航者騒動のあと、今度は 船に積んだ 家畜たちと トビーが飼う 犬が 噛み殺される出来事が発生。
ちなみに「 画像 」は見やすいように 補正していますが 実際は ものすごく暗いです。
〔『 ~ デメテル号 最期の航海 』 最初の船員被害者 〕
さらに 船員が 行方不明になり……。
と、ここまでが だいたい前半。
〔『 ドラキュラ / デメテル号 最期の航海 』
「 後ろ & 稲光 」のベタ演出。 闇にまぎれて コンバンワァ 〕
〔『 ドラキュラ / デメテル号 最期の航海 』
ドラキュラによる船員の「 顔面 」打ち付け 〕
その後は だいたい 予想通りに進む “恐怖” の展開。
人間ドラマは 薄いけど「 恐怖に震える 船員たち 」のドラマはちゃんとあります。
〔『 ~ デメテル号 最期の航海 』 密航女性 改め アナ 〕
アナは ドラキュラの 当面の “食糧” として 連れてこられた事が判明。
アナ を演じる アシュリン・フランシオーシ は、オージー映画
『 ナイチンゲール 』(18年)の主人公の人でした。
ちなみに 今作の次は『 胸騒ぎ 』(22年)のリメイク、
『 スピーク・ノー・イーブル 異常な家族 』(24年)の
あっちの妻を演じてました。
〔『 ~ デメテル号 最期の航海 』
「 ノスフェラ 」タイプのドラキュラ 〕
本作の吸血鬼(ドラキュラ)、最初の方は「 ノスフェラトゥ 」
タイプ。
〔『 ドラキュラ/デメテル号 最期の航海 』 噛まれた船員 〕
噛まれた 船員が ドラキュラの「 僕 」( しもべ )となる?
ゾンビっぽい展開も。
〔『 ドラキュラ / デメテル号 最期の航海 』
ゴクリ なまつば わい~てくる 〕
控えめながらも 子供が襲われる場面が ちゃんとあったのも
好印象。
〔『 ドラキュラ / デメテル号 最期の航海 』
日光を浴びて 燃える、噛まれた船員 〕
あと「 日光を浴びて 燃える 」描写も。
地味な作品ではあるけど、お金を掛けて しっかり作ってあるんですよね。
〔『 ドラキュラ / デメテル号 最期の航海 』
ドラキュラの寝床と ドラゴン?の紋章 〕
こういった意匠を見るのも 映画の楽しみの ひとつ。
まあ、本作では 暗くて よく見えないけど。
〔『 ドラキュラ/デメテル号 最期の航海 』 燃えるトビー 〕
ちなみに トビー( 子供 )も 燃えます。
〔『 ~ デメテル号~ 』 コウモリ男タイプ・ドラキュラ。
見せてもらおうか 古典・吸血鬼の 性能とやらを 〕
終盤の ドラキュラは 翼がある「 コウモリ男 」タイプ。
当然、空を飛んでもいるんだけど イイ画がなかった…。
〔『 ~ デメテル号 最期の航海 』 ドラキュラの後頭部 〕
その代わりに「 後頭部 」でも 載せときますか。
〔『 ドラキュラ / デメテル号 最期の航海 』
ドラドラ キュッキュ、ドラドラ~ 〕
こうやって見ると イイ画なんだけど、実際は 暗いうえに 雨も降っていて 見づらく、いまいち グッとこないんですよね…。
〔『 ドラキュラ / デメテル号 最期の航海 』
ドラドラ キュッキュ、ドラキュ~ラ~ 〕
ちなみに「 顔 」は こんな感じ。
〔『 ドラキュラ/デメテル号 最期の航海 』 貧弱! 貧弱! 〕
「 ラストバトル 」は 面白くなりそうなんだけど、暗いうえに 展開も フツーで 思ったよりも 盛り上がらない…。
〔『 ~ デメテル号 ~ 』 アナが ヤード?を繋ぐ ロープを
切断、それにより 外れたヤード?で 潰される ドラキュラ 〕
最期の「 倒し方 」も 伝わりづらいような。
私は『 帆船軍艦の殺人 』の知識で なんとく理解は出来た…と
思うけど 自信はない。
〔『 ~ デメテル号 最期の航海 』 終盤、アンも 燃えた 〕
クレメンスと アンは からくも 船から逃げるが すでに アンは
ドラキュラに 身体を蝕まれており 朝日で燃えてしまう。
最期は イギリスに着いた クレメンスが ドラキュラ退治を誓う…みたいな終わり方です。
「 暗さ 」が ネックでは ありますが しっかり作られてはいるんで 興味があったら チェックしてみてくださいね。































