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berobe 映画雑感

「 映画 」と「 本 」の感想

 

 

「 魔界覇王 」(米/2001)

 

「 テレビ映画 」の SF・ホラー。

 

先月の「 Amazon配信 」100円セール枠。

 

 

 

一人称視点の アクション・ゲーム「 魔界覇王 」を制作中の ゲーム会社。

 

だが、肝心のモンスターのデザインが 全くダメだったため

”見習い” の ローラ以外、スタッフを 一新して 再始動。

 

ローラは リーダーのドラモンド、新たに雇われた バグ

ハードコアソル の3人と共に 制作を進める…。

3週間後、「 いいモンスター 」には「 賞金 」が出ることから チームワークは バラバラで 制作の進みは遅かった。

 

期日が迫る中、落雷により ソルが組み入れた「 AI 」が暴走、「 遠隔( 操作?)測定スーツ 」が動き始めてしまい……。

 

 

 

「 サムネ画像 」が 古臭かったので 昔の作品かと思ったら

ゼロ年台の作品なんですよね。


どうやら 昔のテレビ映画(?)の「 タイトル 」を そのまま使って 新たに作る、という シリーズの1本みたいです。

 

チョット迷ったんですが クレア・デュヴァル が出ているし、

「 怪物のデザイン 」も気になったので 観てみました。

 

 

感想から書くと「 低予算ながら よく出来ていて 面白かった 」になるかな。

 

ゲーム内の “ボス・キャラ”(?)と 現実の “スーツ怪物”(?) が シンクロする設定が すごく好きですね。

 

「 狭い建物 」が舞台なため「 サスペンス 」は 弱いものの、

 

スーツ怪物は「 スーツのみ 」、「 スーツを装着した 死体 」

「 ゲーム内の ボスキャラ風 」と 一応 3パターンあるし、

少しですが「 残酷 」描写もあり、

 

終盤の「 対決 」も 結構 盛り上がる展開になっていて この

予算にしては 十分 楽しめました。

 

ただ、設定は「 設定のための設定 」なので “超粗い” ですけどね。

 

 

ここから「 画像 」。

 

 

〔『 魔界覇王 』  タイトル 〕

 

 

「 元ネタ 映画タイトル 」は 1958年に 製作された

『 How To Make A Monster 』からみたい。

 

ちなみに 古い方は YouTubeに 上がってました。

 

 

〔『 魔界覇王 』  主人公・ローラ役の クレア・デュヴァル

お久しぶりね、あなたに会うなんて 〕

 

 

主人公、ゲーム制作者?の見習い( インターン )の ローラ

演じるのが クレア・デュヴァル

 

パッと思い出される作品は『 パラサイト 』(98年)でしょうか。

 

ちょっと前にも 彼女を見たような、と思ったら ドラマ『 ハンドメイズ・テイル 』にも出てましたね。

 

 

冒頭は ゲーム「 魔界覇王 」の 子供たちによる テストプレイ。

 

その結果、モンスターが まったく怖くなく 逆に笑われてしまい、スタッフ総入れ替えに。

 

 

ちなみに「 上画像 」に映っている「 水槽 」は 伏線だったりします。

 

 

〔『 魔界覇王 』  右3人が 新たなスタッフ。

上から ハードコア、 身体的なコンプを持つ バグソル

 

 

新しく雇用されたのが「 武器 」が専門?の ハードコア

「 音( 効果音?)」専門の バグ、専門が わからない ソル

 

デズモンド( 上画像の スーツ男 )を リーダーに この3人と ローラで「 魔界覇王 」 の制作が再開される。


 

〔『 魔界覇王 』  社長「 いいモンスター作ったら賞金 」〕

 

 

そこで 3人社長から「 100万ドルの賞金を出すから モンスターを作れ 」と 言われ、

 

さらに「 スパイに 気を付けている 」ことを聞かされる。

 

 

くだんの3人が「 モンスター・デザイン 」の門外漢なのが

大問題でしたね。

 

賞金があるなら それで ちゃんとした デザイナーを雇えと。

 

しかも「 モンスター・デザイン 」のくだり自体、“うやむや”

なんですよね。

 

 

〔『 魔界覇王 』  ソルと 彼が持ち込んだ「 AI 」〕

 

 

「 武器 」の ハードコア、「 音 」の バグをよそに

ソルは 独自の「 AI 」で 情報収集。

 

 

〔『 魔界覇王 』

モデル女性に「測定スーツ」を着せての モー・キャプと 落雷 〕

 

 

女性のモデル?に こちらからも動かせる「 遠隔測定スーツ 」を着せて キャラの「 モーション・キャプチャー 」?をしていると 落雷が発生。

 

さらに システムが ダウンして データも ブッ飛ぶ事態に。

 

 

ちなみに ここの「 モーション・キャプチャー 」は、

女性が ハダカで スーツを着ている「 微エロ 」場面です。

 

( 修正が メンドウなので 胸が映らないカットを使用 )

 

 

〔『 魔界覇王 』  バックアップ作業を掛けて ゲーム対決 〕

 

 

ひとりで「 バックアップ 」の作業をする者を決めるため

ローラを含めた 4人で「 魔界覇王 」を プレイ。

 

 

〔『 魔界覇王 』  やせたかなしい姿の 黄色いヤツ 〕

 

 

そこには「 痩せた ピカチュウ 」っぽい 敵キャラの姿が…。

 

 

〔『 魔界覇王 』  ゲームは淑女の嗜みでして 〕

 

 

最後に残った( 一番 進んだ )のは『 パックマン 』が得意だという ローラだった。

 

そして ソルが「 バックアップ作業 」する者に決まり、他の人は外へ…。

 

 

〔『 魔界覇王 』  バックアップ後の 作動確認 〕

 

 

ソルは 自前の「 AI 」を組み入れていたが そのAIが

「魔界覇王」を学習して制作を始め、「スーツ」にも異変が…。

 

 

〔『 魔界覇王 』

足を引っ張る 敵キャラと、現実で 足を引っ張られる ソル

 

 

作業終了後、ソルは AIが 改良を加えたらしい「 魔界覇王 」をプレイ。

 

ゲーム内で プレイキャラが 足を掴まれ 引きずり込まれると、

ソル自身も 何かに 引きずり込まれてしまう。

 

 

〔『 魔界覇王 』  スーツの腕 〕

 

 

その後、ソルの腕を つかんだのは「 スーツ 」の手で、

ゲーム画面には「 生存者4名 」との記載が……。

 

 

と、前半は こんな感じ。

 

低予算らしく 展開は 少し遅めだけど、新たに雇われた3人の キャラが強いため そこまで退屈は しなかったです。

 

 

この後、帰って来た ハードコアバグソルの死体を発見するが 賞金のため「 ソルの死体を 隠ぺい 」する事に。

 

…という サスペンスの展開になるけど、駆け足気味で あまり盛り上がらず。

 

 

〔『 魔界覇王 』  ひとりでに動く スーツ

 

 

隠した「 ソルの死体 」が消えた事で ハードコアは 犯人捜しを始める。

 

「 監視カメラ 」の映像が 削除されていたため 自前で設置した

カメラで確認、そこには 勝手に動く「 スーツ 」の姿が…。

 

 

〔『 魔界覇王 』  スーツ・ソルの登場と ヤラれた姿 〕

 

 

ハードコアが 皆に知らせるため 電話をかけようとすると、

「 スーツ 」を着た ソルが後ろに!

 

ハードコアスーツ・ソルを倒すが(「 格闘場面 」ナシ )

そのことで 殺人犯と思われてしまう。

 

 

〔『 魔界覇王 』  ハードコアの言い開きと ヤラれ場面 〕

 

 

その ハードコアが ふと ソルの死体を見ると「 スーツ 」だけが消えていた。

 

ハードコアは ひとりで 対処すること決意、皆を退避させるが、逆に ヤラれてしまう。

 

 

この場面の ハードコア、結構 カッコイイんですよね。

 

ただ( 予算 & 技術の関係で )「 格闘場面 」が 皆無なのが

残念。

 

あと、詳しい説明がなかったけど、最初の 女性モデルが着用したのとは違う、敵キャラ用?の スーツっぽいです。

 

 

〔『 魔界覇王 』

ソル・スーツハードコアの首、 いろいろ装着したスーツ 〕

 

 

この後 スーツは、ハードコアの首を切断し、彼の「 身体 」に スーツを着せる形で合体。

 

さらに 資料用の「 敵キャラのマスク 」を装着、その他の装備もつけて 完全体に。

 

 

〔『 魔界覇王 』  スーツ怪物のミドルショット 〕

 

 

本作の怪物は「 洋ゲー風・敵キャラ 」+「 機械 」と チョット

珍しいデザイン。

 

 

〔『 魔界覇王 』

ガス爆発での「 自爆攻撃 」で散った バグ

 

 

舞台になる建物が狭く、登場人物も 少ないため、ホラー的な

サスペンスは 弱め。

 

ローラ元カレ・ストーカー も チラっと出て来るだけでね。

 

ですが「 ドラマ 」は まあまあ あったかな。

 

特に コンプレックスを抱えた(だからこそ お金が必要だった)バグの「 自爆攻撃 」のくだり なんかは 切なかったな…。

 

 

〔『 魔界覇王 』  デズモンドを襲う スーツ

 

 

〔『 魔界覇王 』  ゲーム内で 敵( スーツ )を倒す 〕

 

 

デズモンドは「 スーツと ゲームの敵キャラの動きが同じ 」だと気付く。

 

ローラが ゲーム内で「 敵 」を倒そうとするが 苦戦。

…と デズモンドが いなくなっていた…。

 

 

〔『 魔界覇王 』  データを盗む デズモンド

 

 

いつの間にか「 ゲームのデータ 」が なくなっていたが、

( くだりはカット )盗んだのは デズモンドだった。

 

彼は スパイだったのだ。

 

盗むほどの ゲームとは 思えないけど…。

 

 

〔『 魔界覇王 』  再戦「 ローラ VS. スーツ怪物 」〕

 

 

デズモンドの死とか あったあと「 ゲームと 現実をシンクロ 」させての戦いを再開。

 

だが、ゲーム内で 敵の体力を減らしても 体力が回復してしまい

埒が明かない。

 

 

ちなみに、両者が使用している「 武器 」は ハードコアが 持ち込んだものです。

 

 

〔『 魔界覇王 』  水槽を壊した ローラ

 

 

「 ゲーム内 」で倒すのをやめた ローラは「 水槽 」の場所に スーツを おびき寄せ その水槽を破壊。

 

 

〔『 魔界覇王 』  水によりスーツが ショート 〕

 

 

スーツは その流れ出た水を 足に受けて ショート。

 

ゲーム内の敵も 同じく感電、みるみる体力が減っていく。

 

 

〔『 魔界覇王 』  スーツ怪物に トドメ 〕

 

 

倒れて身動きしない スーツローラは剣で とどめを刺すのだった…。

 

 

こういう倒し方は 好きだけど 本作では ローラが「 水槽の魚 」に エサを与えていたので 少し複雑な心境。

 

 

〔『 魔界覇王 』  子供たちによる テストプレイ 〕

 

 

そのまま「 ゲームの勝利画面 」になると それは 子供たちに

よる テストプレイの様子。

 

 

〔『 魔界覇王 』  見習いだけど 賞金は もらうよ 〕

 

 

ローラは 賞金やら何やらで 大金を得て 自分の会社を設立。

 

そんな ローラの脳裏に ふと 浮かんだのが スーツを倒した後の「 ゲーム映像 」。

 

 

〔『 魔界覇王 』  主人公キャラが 敵キャラに 〕

 

 

ゲーム内の「 水溜まり 」に映った 自分のキャラは 倒した

敵キャラになっていた…。

 

 

〔『 魔界覇王 』  見習いへの アドバイス 〕

 

 

最後は 成りあがった ローラ“見習い”の女性に アドバイスして 終わり。

 


「 賞金の誘惑 」や「 スパイ行為 」、 カットしたけど「 ゲームを子供に売って 儲ける 」などから「 お金と 道義(?)」が テーマっぽい。

 

最後の「 自分が 敵キャラに… 」のくだりは それを表現した

演出でしたね。

 

あと、1958年の『 How To Make A Monster 』の方が、

 

クビになった「 怪物専門 」の 特殊メイク職人が 怪物メイクを施した 若手役者に「 催眠術 」をかけて 会社の重役を殺害させる…という、

 

怪物メイク職人 自らが “本当の怪物” になってしまう 」話※

なので、それを踏襲した形でもあります。

 

 

〔 ※ 話としては まったく異なるが チョット『 マンティコア 』(22年)を想起した 〕

 

 

ちなみに、本作も 面白かったけど、元になった

『 How To Make A Monster 』(58年)の方も「 終盤 」は

減速したけど 面白かったですね。

 

 

『 How To Make A Monster 』(58年)

「 フランケンの怪物 」( らしい )の特殊メイク

 

 

ってことで 最後は そっちの “怪物” で 締めときます。