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berobe 映画雑感

「 映画 」と「 本 」の感想

 

 

 

「 マイキー 」(米/1992年)

 

「 サイコな少年 」を描いた サスペンス・ホラー。

 

 

 

火遊びをしていた 9歳の少年、マイキー

 

駆け付けた 養母に 原因は にあると弁明するが こっぴどく

怒られてしまう。

 

腑に落ちない マイキーは プールに を落として 溺死させ、

お風呂に ドライヤーを落として 入浴中の養母を 感電死させるのだった。

 

さらに、帰って来た 養父も ボールで 転ばせたあとに バットで

撲殺してしまう。

 

警察は 子供のマイキーが やったと思わず 侵入者の犯行と断定、

 

一旦 保護された マイキーは 新たな養親、ニール と レイチェルトレントン夫妻に 引き取られることに。

 

レイチェルの友人で 学校の先生のギルダーは いち早く マイキーの異常性に気付くのだが……。

 

 

 

アレで鑑賞。

 

昔もらった、某レンタル店Tの「 シネマブック 」に載っていた作品。

 

( レンタル店で 見かけた記憶はない…と思う )

 

何となく面白そうだったんで 観てみたんだけど 期待以上に 面白かったですね。

 

 

あらすじから わかるように『 悪い種子 』(56年)『 危険な遊び 』(93年)などの「 子供スリラー 」系なんだけど、

 

『 W / ダブル 』(87年)、“ステップファーザー” みたいな

「 理想の家族モノ 」の趣も チョットあります。

 

 

期待しながらも 主人公が「子供」ということで どうせ “ユルい” んだろうなと 高を括っていたんですが、

 

いざ 観てみると 冒頭から「 攻めた 」描写で 驚きましたよ。

 

マイキーを演じている ブライアン・ボンソール の佇まいや 表情も バッチリ決まっていて 冒頭から 引き込まれましたね。

 

 

中盤も「 マイキーの異常性 」を 見境なく 盛り込んでいて

「 サイコ 」かつ「 エンタメ 」な空気感を 強く感じられたし、

 

後半も「 生き残り 」の予想が付かないため ヘンな緊張感があり 結構 スリリング。

 

「 話 」自体も 細かい「 伏線 」があったりで 良かったですね。

 

 

 

ここから「 画像 」。

 

 

ちなみに、動画では「 残酷・痛々しい 」描写に「 画像処理 」が されていたので、

 

ここでの「 画像 」は 処理されていない 別のアレ( 字幕なし )から持ってきてます。

 

 

〔『 マイキー 』  タイトル 〕

 

 

〔『 マイキー 』  妹が言い出した、と反論する マイキー

 

 

冒頭は「 マイキーが火遊びする 」場面。

 

そこに やってきた 養母に「 原因は 妹・ベス 」と 言い訳するも 怒られてしまった マイキー

 

 

主役の少年・マイキー を演じる ブライアン・ボンソール

 

ドラマ『 ファミリー・タイズ 』の子役( 兄役の M・J・フォックスの弟役 )で 有名みたい。

 

 

〔『 マイキー 』  を 飛び込み台に 誘い出した マイキー

 

 

納得いかない マイキーを プールに おびき寄せて 落とし、溺死させ…

 

 

〔『 マイキー 』  風呂+ドライヤーの 感電殺人 〕

 

 

そして お風呂に入っていた養母に ドライヤーを投げ込み 彼女を 感電死させる。

 

 

〔『 マイキー 』

帰宅した養父を 動揺させるために見せた の死体 〕

 

 

〔『 マイキー 』  転んだ養父を バットで ボコる マイキー

 

 

さらに、帰って来た 養父に「 溺死した 妹 」を見せて 焦らせ、

床に撒いていた ボールで 転ばせてから バットで 撲殺。

 

しかも この様子は ビデオカメラで 撮影もしていた。

 

 

〔『 マイキー 』  警察到着 〕

 

 

しばらくして 事件が発覚して 警察が到着。

 

そして 隠れていた マイキーを見つける。

 

警察は 子供のマイキーが やったとは 露にも思わず、そのまま

保護されることに。

 

 

〔『 マイキー 』

新しい養親、ニールレイチェルトレントン夫妻

 

 

亡くなった 養母の妹に マイキーの引き取りを頼むが 拒否されてしまう。

 

ここで マイキーが養子だったこと、過去に「 虐待 」を受けていたらしい事もわかる。

 

そんな マイキーは 養親として名乗り出た ニールレイチェルトレントン夫妻に 引き取られる事に。

 

 

〔『 マイキー 』

隣に住む オーエンズ夫人と 息子のベン。 ピンクTシャツ! 〕

 

 

マイキートレントン夫妻の家に到着、隣家の オーエンズ夫人と その息子・ベン

 

レイチェルの友人で マイキーのクラス担任でもある ギルダーを紹介される。

 

 

〔『 マイキー 』  マイキーが描いた プールの絵 〕

 


一見すると 普通の子供らしい マイキーだったが「墓場で寝る」奇行を ベンに見せたり、

 

描いた「 プールの絵 」が「 の溺死 」の場面だったりと 次第に マイキーの異常性が 早くも見受けられ始める。

 

 

〔『 マイキー 』

絵心(センス)のある? マイキーの残酷絵と ギルダー先生

子供の頃 ジェイソンとか描いてたから 他人事じゃなかったり 〕

 

 

 

マイキーが授業で描いた「 残酷な絵 」を見て 彼の「 異常性 」に 最初に気付いたのが 担任のギルダー先生

 

それを知らされた 校長は 特に 問題視しなかったたが ギルダーマイキーが気になり始め……。

 

 

というのが だいたい「 前半 」。

 

 

最初の「 家族殺し 」から 結構な 飛ばしっぷりでしたね。

 

カットを分けているとはいえ、子供が バットで 人をブン殴る

場面は なかなか 観られないんじゃないかな。

 

少し前に 期待を込めて観た『 無邪気な悪魔におもちゃが8つ 』(74年)が ユルかったのもあって チョット感動しましたよ。

 

あと、画像では 伝わり難いんだけど、マイキーの サイコな雰囲気が 自然っぽくて 実に イイんですよね。

 

個人的には マイキー目当ての鑑賞も アリかな。

 

 

「 サスペンスな構図 」も巧いし「エンタメ性」もあるので この手の作品が好きなら 面白く 観れると思います。

 

 

ここからは「 画像 」を載せるためだけの「 続き 」。

 

ネタバレもあるんで 注意。

 

 

〔『 マイキー 』  校長と ガイコツ標本と マイキー

 

 

校長からの カウンセリングみたいのを受けた マイキーは その

部屋にあった「 ガイコツ標本 」に 興味津々。

 

この ガイコツ標本が マイキーと「 だいたい同じ 年齢 」だと聞かされ さらに 興味を深めるのだった。

 

 

〔『 マイキー 』  ベン( イイ顔だな )と 姉のジェシー

 

 

その後、マイキーは 帰って来た ベンの姉、ジェシーに 恋心を

抱く。

 

 

本作、サイコ少年の 実らない恋を描いた「 片思いサイコ世界 」な話でも あるんですよね。

 

 

〔『 マイキー 』

ジェシーの部屋へと侵入し ベッドの下に身を潜める マイキー

 

 

マイキーは 夜中、木を登り 窓から ジェシーの部屋へと侵入して

ベッドの下へと潜り込み、さらに 彼女への想いを募らせる。

 

 

〔『 マイキー 』  ジェシーを盗撮する マイキー

 

 

ある夜、マイキージェシーを盗撮していると そこに ジェシーの彼氏・デヴィッド が現れ マイキーは嫉妬。

 

2人の邪魔をした後、ジェシーの猫を殺し、それを デヴィッドのせいにして 2人の関係を壊しにかかる。

 

 

〔『 マイキー 』  マイキーの自傷行為 〕

 

 

ジェシーへの想いの深さ( ストレス )からか マイキーは授業中に「 自傷行為 」をしてしまう。

 

偶々 それに気付いた ギルダーは「 残酷な絵 」を持ち出して

 

マイキーに「 心の病 」の疑いがあることを レイチェルに忠告するが 無視されてしまう。

 

 

〔『 マイキー 』  ジェットバスで 感電死する デヴィッド

 

 

「 夫婦の話し合い 」なんかがあった後、場面が変わって

 

夜に 外のジェットバスで いちゃつく、仲直りした ジェシー

デヴィッド

 

それを快く思わない マイキージェシーを電話で呼び出し、

 

その隙に バスの側に 置いてあったラジオを落とし デヴィッドを「 感電死 」させるのだった。 


突然の彼氏の死に 傷心していた ジェシーマイキーの不穏な言動から「 デヴィッドを殺したのは マイキーでは… 」と推測、

 

レイチェルに それを伝えるも やはり聞いてもらえず。

 

その話を 隠れて聞いていた マイキー …。

 

一方、マイキーを調べていた ギルダー先生は 前の養母が感電死したことを突き止める。

 

そして それを知らせるため 校長と共に トレントン家へ…。

 

 

〔『 マイキー 』

録画しておいた「 デヴィッド感電死 」を観る マイキー

 

 

場面が戻って、悲鳴を効いた レイチェルが 2階に上がってみると マイキーが「 デヴィッドの感電死 」のビデオを見ていた。

 

( 悲鳴は 死体を発見した ジェシーのモノ )

 

マイキーの異常性を知って 思い悩む レイチェルマイキー

襲う。

 

 

〔『 マイキー 』

ガラス片を持つ マイキーと、落下した レイチェルマイキー

 

 

いろいろあった後、もつれあい 2人は階下へと 落下。

 

レイチェルは 首に ガラス片が刺さっており 死亡していたが…

 

と、そこにやって来た ギルダー校長

 

 

〔『 マイキー 』

弓を構える マイキーと、矢が刺さった 校長

 

 

しかし、マイキーは 死んでおらず、校長は 矢で射られ…

 

 

〔『 マイキー 』

ギルダーに飛んでく「 球 」と ギルダーの死 〕

 

 

ギルダーも スリングショット( パチンコ )で放たれた「 球 」を顔面( 右目 )にくらって 2人とも 死亡。

 
その後、マイキーは コンロから ガスを漏らし、隣家へと行って再び ジェシーに言い寄るが 彼女は それを拒絶。
 
それによって ジェシーは 命を狙われるが なんとか 部屋に逃げ込む。

 

 

スリングショットにより飛んでく「 球 」は『 ファンタズム 』(79年)の “銀球”( シルバー・スフィア )を思わせる カットで 思わず ニヤリ。

 

ちなみに「 弓 」は 前半に ニールと 一緒に レクリエーション?で練習する場面があります。

 

 

〔『 マイキー 』  帰宅した ニール

 

 

その後、ニールの 帰宅を出迎える マイキー

 

そのニールは 郵便物に気を取られて 家の異変に気付かない。

 

 

本作「 電話 」の使い方が 上手いんですよね。

 

そこにも ちょこっと注目するといいかも。

 

 

〔『 マイキー 』  席に座らされた 死体たちガイコツ標本 〕

 

 

マイキーは そのまま ニールを ダイニングへと導く。

 

そこには 席に座らされた レイチェルギルダー校長、3人の死体と「 ガイコツ標本 」の姿が。

 

 

〔『 マイキー 』  トレントン家、ガス爆発 〕

 

 

激しい ショックを受けて 動けない ニールをよそに マイキー

「 火炎ビン 」を投げ込む。

 

その火は ガスへと引火し 家は 大爆発。

 

 

〔『 マイキー 』  無事だった オーエンズ家の人々 〕

 

 

マイキーの生存が気になる ジェシーが 鎮火後に 消防士に尋ねると 大人たちの死体と共に 子供の死体も発見されたという。

 

だが、それを訊いても ジェシーの顔は 暗いままだった…。

 

 

〔『 マイキー 』  “記憶喪失の少年” の顔の ラストカット。

これだけ「 字幕あり 」から 〕

 

 

そして エピローグ。

 

保護された “記憶喪失の少年” を引き取る事になった 夫妻

 

彼らの前に 現れた その少年は……(終)

 

 

 

「 オチ 」が まさかの ガイコツ標本を使った「 死体入れ替え 」

トリック!

 

てっきり「 ガイコツ 」( =死 )そのものに 興味があるんだと

思ったら 伏線だったとはね。

 

「 虐待 」の影響を 一応 匂わせているけど そこは 深掘りせず、

「 サイコ・エンタメ 」に振り切っているのが 潔かったな。

 

まあ、あんな マイキーでも 子供らしく 親を必要としているってところは ちょっと 切ないかもだけど…。

 

 

という事で、後半の「 殺戮サスペンス 」が 楽しいんですが、

 

そこ以外も しっかり作られていて 個人的には 評価 高めの作品でしたね。