「 13日の金曜日 」(米/1980)
ショーン・S・カニンガム 監督の スプラッター・ホラー。
有名なので いろいろと省略。
まあ、観てない人でも “犯人” を 知っているくらい 有名な作品
なので、書く事も あまりないんですけどね。
なので 制作の経緯なんかを まずは 紹介。
当時、インディ系の プロデューサー だった、
ショーン・S・カニンガム は「 ソフトコア・ポルノ 」を制作(・監督 )していた。
その撮影現場で 出会ったのが ウェス・クレイヴン※ で、
彼に「 編集 」や「 追加撮影 」を任せていたという。
カニンガムは その クレイヴンに『 処女の泉 』(60年)を
ベースにした サスペンス・ホラー『 鮮血の美学 』(72年)を監督させる。
〔 ※ クレイヴン監督『 スクリーム 』(96年)の冒頭で
殺人者が『 13金 』にまつわる「 ホラー映画クイズ 」を出していたけど、
昔の カニンガムと クレイヴンの関係性をしっていると ニヤリとしちゃう場面なんですよね 〕
その暴力的な内容が話題になり『 鮮血 』は カルト・ヒットするが、カニンガムの状況は 変わらなかったらしい。
その後、カニンガム は『 がんばれ!ベアーズ 』(76年)の パチモン的な作品、
『 がんばれ ダウンタウンキッカーズ 』(78年)、
『 GO!GO!タイガース 』(78年)を制作(監督)する。
その『 ダウンタウンキッカーズ 』制作時、いいタイトル案が
出ないため 苛立っていた カニンガムが 叫んだ タイトルが
「 13日の金曜日 」であった。
ひと段落したあと「 このタイトルで ホラー映画を作ったら… 」と考えた カニンガムは、
タイトル以外 何も 決まっていないなか『 鮮血の美学 』の
ネームバリューと『 13日の金曜日 』という タイトルだけで
出資者を募る。
すると「 翌日から電話が じゃんじゃんかかってきた 」という。
…というのが 製作の経緯。
ちなみに「 撮影期間 」は たったの 10日間です。
ここから「 画像 」ですが、
主に「 ミステリー 」、「 サスペンス 」的な演出の 紹介&解説 です。
もちろん「 残酷 」も 有りますが。
( みんな “犯人” は知ってると 思うけど、一応 ネタバレ注意 )
〔『 13日の金曜日 』 タイトル 〕
「 タイトル・デザイン 」もだけど、
「 画面の奥から 迫ってくるタイトル 」( ガラスも割れる )
演出も パンチがあるよな。
〔『 13日の金曜日 』 こちらは「 サムネ 」画像 〕
ちなみに「 動画 」再生前に 表示されている「 画像 」は
犯人でした…。
一応は 隠そうよ~。
〔『 13日の金曜日 』 冒頭の「 犯人視点 」による殺人 〕
少年のセリフから この犯人が「 キャンプの関係者 」
( 面識のある大人 )なのが わかりますね。
〔『 13日の金曜日 』 キャンプ指導員たち 〕
「 少年の 溺死事件 」のあと、2人のキャンプ指導員が殺される事件( 冒頭 )が起きたため キャンプ場は 閉鎖されていたが、この度 再開。
〔『 13日の金曜日 』 ビルのもとに行く アリス 〕
「 アリスを 目で追う 」かの様な カット。
冒頭から「 犯人視点 」があった事ので こちらも “それ” と思いきや、実は ミスリード演出。
〔『 13日の金曜日 』 アニーの ヒッチハイク 〕
途中まで 飲食店で出会った トラック運転手に 乗せもらった
アニー、再び ヒッチハイク。
トラックの運転手とは「 普通に 会話していた 」のに、
何故か この車の運転手は 言葉を発せず、姿も映らず。
その事で 観客が 不穏を感じ始めると…
〔『 13日の金曜日 』 不審を覚える アニー 〕
車が キャンプ場を通り過ぎ、その不穏が 的中。
〔『 13日の金曜日 』 森に 逃げる アニー 〕
冒頭と この前の アリスを目で追うような「 犯人っぽい視点 」があった事で、
意識的、無意識的に「 キャンプ場に 殺人者がいる 」と思い込んでいるので この展開に 意外性を感じちゃうんですよね。
あまり 言及される事は ありませんが、
「 テクニカルな サスペンス演出 」も “見どころ” ですよ。
〔『 13日の金曜日 』 アニーを追う 殺人者の「 足 」 〕
個人的に 好きなのが この「 殺人者の足 」カット。
この後「 先回り 」するため そのまま追わずに「 右にそれる 」んだけど、
この描写があるため「 先回り 」の納得感があるんですよね。
あと、殺人者の「 足 」を 映すことで 実在感 = “生々しさ” も
出てきて さらに 気持ちも昂ります。
〔『 13日の金曜日 』
転ばされた アニーと 殺人者のナイフ 〕
この「 ナイフ見せ 」の構図も 結構 好き。
〔『 13日の金曜日 』 首を切られた アニー 〕
最初の殺人は まさかの キャンプ場外。
〔『 13日の金曜日 』
湖(クリスタルレイク)で泳ぐ 指導員たちを見つめる 殺人者 〕
今度は ちゃんとした「 犯人視点 」。
注目は 殺人者の 左手薬指にある「 指輪 」。
“ミステリー好き” としては「 何となく 女性っぽいような… 」
との考えが巡る、この「 映像 」に 神経回路が 刺激されるんですよね。
〔『 13日の金曜日 』 謎の人影を追った ネッドの末路 〕
この ネッドのくだりも 好きなんだけど、超・地味なので 割愛。
〔『 13日の金曜日 』
殺される ジャック( ケヴィン・ベーコン ) 〕
上から滴る「 ネッドの血 」に ジャック(と 観客 )が 気づいた途端に起こる「 矢?による 首貫き 」殺人。
一度は 見てほしい「 名残酷描写 」ですね。
個人的には「 グリグリと 捩じられる 矢? 」に注目してほしいな。
「 特殊効果 」は 御存じ トム・サヴィーニ。
ここで「 ホラー映画 イイ話 」(?)その1。
資金が集まり『 13金 』の制作は 決まったものの、
「 特殊メイク 」のスタッフが いなかった。
困った カニンガムは ジョージ・A・ロメロ に 電話相談、
そこで 紹介されたのが トム・サヴィーニ だった。
ちなみに トムは その脚本に 興奮したという。
〔『 13金 』 マーシー殺害1 〕
この前の場面、
「 トイレに入ってくる 殺人者の足 」→「 マーシーの足 」の
1カットも イイんだけど 割愛。
ここは「 オノの影 」に ゾクゾクしますね。
〔『 13金 』 マーシー殺害2 〕
ここは マーシーの「 死に直面した 叫び 」の カットを入れる
丁寧な 演出。
「 叫びカット 」は “タメ” の役割もあり、興奮度も アップ。
あと、「 オノが 振り下ろされる 」時の
「 オノが触れた ライトが 揺れる 」カットも 情緒があります。
近年の作品は こういう演出がないから 淡泊になりがち。
〔『 13金 』 マーシー殺害3 〕
「 ダミーの頭部 に オノが刺さる 」カットもあったようです。
〔『 13金 』
「 管理所で 電話を掛ける 」1カットの 場面 〕
「 電話を掛ける 」場面は
「 管理所のドア 破壊 」→「 ”窓越し” の 電話不通 」→
「 切断された 電話線 」の 一連の 1カット。
「 窓越し 」から「 電話線 切断 」までの “ねっとり” とした
カメラワークも 不気味だったりで、好きな場面( 演出 )です。
まあ、コレや このあとの「 バリケード設置 」の1カット撮影は「 製作期間の短さ 」から来たのかもしれないけど…。
〔『 13金 』 死体ビックリ演出 〕
逆に こういった「 ビックリ演出 」は あまり好きじゃないんだよな。
〔『 13金 』 ボーヒーズ夫人 登場 〕
ネット情報によると、版権が移るまでは「 ボリーズ 」表記だったようですね。
ちなみに 英語表記は「 Voorhees 」。
〔『 13金 』 少年溺れた 事件 〕
ジェイソンの母親、パメラ・ボーヒーズ を演じているのは
ベッツィ・パーマー。
ここで「 ホラー映画 イイ話 」(?)その2。
ベッツィ・パーマー が この役を引き受けたのは、
車が故障してしまい、新しい車の購入資金が 必要だったから。
( 10日間で 1万ドル のギャラだった )
本人は
「 脚本は ゴミクズで 誰も観ないだろうから
キャリアにも キズは 付かないと思った 」
らしいですが、まったく逆の結果になってますね。
〔『 13金 』 溺れる ジェイソン少年 〕
〔『 13金 』 ボーヒーズ夫人の せめてもの 優しさ 〕
〔『 13金 』
「 Kill Mom 」( キキキ…、マママ… )幻聴 〕
「 キキキ、マママ 」が サンプリングされた「 楽曲 」も
結構イイんですよね。
〔『 13金 』 ドア破り 〕
ホラー映画での「 ドア破り 」といえば『 シャイニング 』※が
まっ先に 思い浮かびますが、こちらも 忘れないでください。
( ※ 偶然にも 同じ80年 製作。
ちなみに 収益は 70万ドルで作られた『13金 』の方が上 )
〔『 13金 』
アリスに 首チョンパされる ボーヒーズ夫人 〕
「 指輪 」の伏線回収。
この前の やり取りでも「 指輪 」は チラっと映ってますが。
〔『 13金 』 ジェイソン登場と、夢( 曖昧な )オチ 〕
当初「 ジェイソンの登場 」の場面は なかったらしいです。
という事で 今回は 終わり。















































