「 哭悲 / THE SADNESS 」
(台湾/2021)
ウィルスの影響で「 暴力的な 衝動・欲望 」を 抑えられなくなった人々が現れ……
みたいな内容の「 スプラッター系・パニック&暴力 ホラー 」。
「 R15+ 指定 」作品。
てっきり ウィルスが原因の「 アグレッシブ系・ゾンビ もの 」だと 思っていたら「 狂暴系 」で、
しかも「 ゾンビ寄り 」でもない、ガチの ヤツでしたね。
近年のだと ニコケイの『 マッド・ダディ 』(17年)に近いかんじの設定でしょうか。
そんな本作は 台湾映画。
最近「 台湾・ホラー 」を 結構 見かけますが、政治色の強い
『 返校 』(19年)は さておき、他は インパクトは 弱めの
印象。
なので 本作も それほど 期待はしていなかったんですが、
見事に やってくれましたね~。
個人的に思った その “やってくれた” ポイントは 2つあり、
そのひとつが「 暴力 & 流血 」描写。
予算自体は そう多くないと思われ、「場面」展開も こじんまりとしてるんですが、
「 特殊メイク 」に 予算を 多めに 割り振っている? ため
とても 見応えのある「 暴力 」描写になってるんですよね。
その分「 ドラマ 」や「 サスペンス 」( エンタメ )部分も 少々 “弱め” ではあるんですが、「 雰囲気 」も とても イイし、
何より「 血の量 」が 凄かったので そこらへんは さほど 気には
ならなかったです。
ポイントの 2つ目は、少し 上記ポイントと 被るんですが、
「 暴力性・残酷性を伴う、性の衝動 」を ちゃんと 盛り込んでいる事。
往々にして「 暴力性な “性” の表現 」は「 ジャンル映画 」であっても “おさえめ” に なりがち。
( そもそも そっちは “メインではない” からだが )
しかし、本作は「 人権 」を踏みにじるかのような セリフが普通にあるし、
「 直接的な描写 」は ないものの( さすがに アレは 無理 )
度を逸した エグイ「 性暴行 」描写もあります。
これらの描写がある事によって 本作のテーマと 思われる、
「 人間の 暴力的な衝動 」「 “欲望の制御” を失う 怖さ 」も
しっかりと 伝わってくるんですよね。
それらとは別に、“規制が多い” 中国と比べ、表現の “自由さ” が感じられるのも 嬉しかったり。
ただ、終盤は ちょっと物足りなかったかな。
ここから メインの「 画像 」。
もちろん「 残酷 」注意。
あと「 残酷バレ 」なので 本作に 興味を覚えた方は スルーして
「 本編 」を 観ましょう。
〔『 哭悲 / THE SADNESS 』 タイトル 〕
〔『 哭悲 』 婆さんの「 熱々ポテト & 顔面抉り 」〕
最初は 主人公「 画像 」を すっ飛ばして、漫☆画太郎 作品に
出てきそうな 婆さんの 大活躍から。
飲食店に来た、ウィルスの影響で 暴力的になった 婆さん、
レジ近くの「 熱々ポテト 」で 店員の防御力を DOWNさせてからの 素晴らしい「 顔面皮膚 抉り 」攻撃を 見せるんですよ。
いきなりの インパクト抜群の「 残酷描写 」で テンションも
上がりますね。
〔『 哭悲 』 おらは 轢いちまっただ 〕
その婆さん、次に 主人公・ジュンジョー に 矛先を向けるも
“うっかり運転手” の車に轢かれて あっさり死亡。
〔『 哭悲 』 TVで流れる「 不気味な アニメ」〕
何とか 家に帰ってきた ジュンジョー。
同棲中の彼女( もうひとりの主人公 )で 出勤中の カイティン に 電話するも 連絡取れず。
テレビでは「 ヘンなアニメ 」が、外でも「 不快な呼びかけ 」が流れ…。
この「 アニメ 」も 支配を暗示する内容で 不気味だったな。
〔『 哭悲 』
ジュンジョー 対 お隣さん「 2本で十分ですよ 」〕
そこに お腹を空かせた お隣さんが「 植木ばさみ 」を持って
襲撃、
前半早々に 主人公の ジュンジョー が「 指2本 チョンパ 」されちゃう、“痛・楽しい” 展開。
〔『 哭悲 』 お隣さん、実食 〕
お隣さんは その「 切断した 指 」を パクッ、モグモグ、ペッ。
〔『 哭悲 』 声を掛けられる カイティン 〕
一方、電車に乗車中の カイティン は 頭皮が寂しい中年男 に
声を掛けられる。
迷惑なんで ハッキリと断ると…
〔『 哭悲 』 憤る 中年男 〕
話しかけた 中年男が ブツブツと不満をつぶやく。
この 中年男が 暴れる展開ね、と思いきや…
〔『 哭悲 』 グラサン男の涙 〕
グラサン男の「 涙がキラリ 」…
〔『 哭悲 』
ゲーム『 お姉チャンバラ 』ならぬ、グラサン・チャンバラ 〕
グラサン男が 突如、スプリー・キラー( 通り魔 ) になって
車内殺戮!
どうよ、この フィーバーっぷり。
〔『 哭悲 』 増える 暴れ乗客 〕
さらに ウィルスにより狂暴化した 乗客が人々を襲い始め、
車内はまるで「 地獄 」( ファイトクラブだ!! )の様な状態に。
〔『 哭悲 』 動けない カイティンたち 〕
カイティンと 彼女が席を譲った リーシン(左)は 冷静に困惑。
〔『 哭悲 』 「 傘 」の取り扱い注意 〕
が、その リーシンにも 凶行が襲う。
〔『 哭悲 』 ついに爆発、中年男 〕
やったのは くだんの 中年男。
〔『 哭悲 』 不謹慎な笑い 〕
「 不謹慎 ギャグ 」も 炸裂。
ちなみに リーシンは 後半に「 ヒドイ “目” 」に 遭います。
〔『 哭悲 』 町の現状 〕
町にも 死体が ゴロゴロ、景気がイイね。
〔『 哭悲 』 ジュンジョーの手 〕
やっと見れた ジュンジョーの手。
〔『 哭悲 』 暴行を受ける 半裸男 〕
半裸の男が 少年たちに 暴行を受けているところを目撃した
ジュンジョー、主人公らしく 少年たちを追い払う。
〔『 哭悲 』 邪魔して怒られる ジュンジョー 〕
…が、まさかの プレイ中だった。
ここは 半裸男が「 股間 攻撃 」を受ける描写が エグい。
〔『 哭悲 』 駅員の「 スマホ待ち受け 」〕
駅員、リーシンと共に 病院にたどり着いた カイティン。
ジュンジョー に連絡するため 駅員から スマホを借りると、
その 待ち受け画像が「 二次女性の胸 」で チョット引く…
という、何だか 切なさを覚える「 下ネタ・ギャグ 」も…。
「 胸のみ 」ってのが 潔いね。
〔『 哭悲 』 口に手りゅう弾 〕
残念だったのが ココ。
ワクワクしたんだけど「 爆発 」時に 画面全体が ボカシが入るんですよね…。
〔『 哭悲 』 中年男 最後のセリフ 〕
人は皆「 狂暴 」で「 ヘンタイ 」。
タモリ も「 人間は ヘンタイ 」みたいな事を言ってたけど、
まさか「 映画 」で 聞けるとはな~。
本作は「 人が潜在的に持つ 暴力性 」の話ですが、
後半は「 目的のためなら 人は 残酷になれる 」というような、
「 理性が生む 残酷 」も 描いてましたね。
ちなみに グラサン男の「 涙 」は、
悪い事と思いつつも その衝動を抑えられずに「 残酷的な行為 」をしてしまう 心情からくる「 涙 」。
感染者は「 暴力的 」でありつつも ちゃんと「 理性 」もあり
「 悲しみの涙 」を 流している(=タイトル?)という、結構 深みのある「 設定 」。
まさしく、感染者たちによる「 同じ涙がキラリ 」な話でした。



































