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berobe 映画雑感

「 映画 」と「 本 」の感想

関係ない 番組 & 作品 から。

 

 

まさかの『 笑わない数学 』シーズン2 が 始まりましたね。
 

S1の時は 途中からだったし、そもそも 数学がダメなため、

気になるのだけ 観ていましたが、

 

結構 面白かったので(「 カオス理論 」が 超・面白かった )

今回は 全部 観てみる予定です。

 

まあ、理解は ほとんどできないんですが。

 

ちなみに 一回目は「 非ユークリッド幾何学 」で、

今日、2回目は「 コラッツ予想 」です。

 

 

次、映画。

 

スピ監督『 フェイブルマンズ 』(22年)

インド映画『 エンドロールのつづき 』(21年)

 

共に「 映画の映画 」ですが、主人公の「 映画への 歩み 」は まったく 異なっていましたね。

 

『 フェイブル 』の方は 子どもの頃から 機材を与えられ、

 

知識や 才能を 伸ばすなど、早々に「 映画人生のスタート 」を切っていましたが、

 

『 エンドロール 』の方は 運よく「 鑑賞 」は出来たものの

「 映画に 触れる 」事自体 やっとこさな状況。

 

( ちなみに『 エンドロール 』は ちょっとした 料理映画でも

あった )

 

最後も『 フェイブル 』の方は 新たなスタートを切って

( 次のステージで ) 終わっていましたが、

 

『 エンドロール 』は「 ようやく スタートラインに立った 」、または「 その2歩くらい手前 」なところで 終了。

 

たまたま 間を置かずに 両作品を観た事で「 国 」や

「 家庭・生活環境 」などの違いによって生まれる「 差 」、

 

「 チャンスの有無 」が より鮮明に感じられ、

 

しかも 昔の話だと思っていた『 エンドロール 』が 実は…な

事もあって( 実際の設備は どうなのか気になる )、

 

恵まれた『 フェイブル 』の主人公の 家族の問題など 些細な事だと感じてしまい、作品自体にも 少し冷めてしまいました。

 

( こっちを先に観ておいて よかった )

 

という事で 個人的に「 映画の映画 」としては『 エンドロールのつづき 』の方が 心に響いた作品になりましたね。

 

近年の インド映画で 一番 良かったかも。

 

ちなみに『フェイブルマンズ』は 後半の「 ローガンのくだり 」( ローガンの人、上手かったな )が 一番好きです。

 

 

ジャンルは ちょっと違うけど、

『 ニューオーダー 』(20年 )も「 格差 」の話でした。

 

てっきり 裕福層のパーティに 暴徒が 押し寄せる、

「 ブラック・コメディ的な 人間ドラマ 」だと 思っていたら

 

「 格差・分断により 最悪の事態になる 」話でした。

 

厳密には「 格差( 分断 )」により溜まった 鬱憤、不満、憎悪 を「 クーデター 」に利用される…みたいな感じなんですが、

 

「 米国の 議事堂襲撃 」や「 武装組織の 台頭 」、

「 実際に起こった クーデター 」等々が 思い出され、

 

観ていて 恐ろしさを 覚えましたね。

 

(「 天井のない監獄 」と言われる ガザ地区の 不満も ついに

爆発してしまった… )

 

後味も『 ファニーゲーム 』みたいな 悪さだったし…。

 

かなり「 ヒドイ描写 」もあるため、一部の「 ゲンナリ 好き 」以外、「 観て得する 」事は まったく ありませんが、

 

「 行き過ぎた 格差、分断のリスク 」を 今一度 考えるという

意味で オススメしたい作品だったりします。

 

おまけ。

 

『 スイカゲーム 』、結局は「 スイカが 一番カワイイ 」ってのがイイ。

 

 

ようやく 本題。

 

 

 

「 CAT’S EYE キャッツ・アイ 」

(日/1997)

 

有名マンガを 実写映画化。

 

有名なので いろいろと省略。

 

 

今は 当たり前になった「 マンガの映画化 」ですが、

 

2000年 前後頃に チョットした「 マンガの映画化ブーム 」がありましたね。

 

( もちろん その前からも 映画化はあった。

アッチは アッチで 結構なカオスっぷりであったが… )

 

その頃は おそらく「 知名度 」目当て※で 製作されていた

ためか、

 

「 原作 」に対する リスペクトが薄く、内容も 散々な結果になった作品が多かった 印象があります。

 

 

〔 ※「 知名度 」目当て

 

バブル崩壊 等々で 金がなく、ネタ切れでもあった 映画界は

原作の知名度、俳優の人気で 出資者を募っていた…らしい。

 

( この頃に「 製作委員会方式 」が流行りだした )

 

出資者側としても ファンが多い方が ハズれるリスクが 少ないと考えていたようだ。

 

問題だったのは「 金も出すが 口も出す 」というところで

「 人気俳優に 変えろ 」みたいな事もあったらしい…? 〕

 

 

その頃の「 映画化 作品 」で よく名前が 挙がるのが

『 デビルマン 』(04年)で、

 

原作の人気の高さも 相まって ものすごく( そして今だに?)

叩かれてましたね。

 

「 悪い映画化の見本 」みたいな内容でしたが、個人的には

原作未読※ だったので「 普通の ヒドイ映画 」くらいでしたけど。

 

そっちよりは『 鉄人28号 』(05年)の方が

「 ダメだこりゃ 感 」は 強かったな。

 

ちなみに『 NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE 』

(04年)は フツーに楽しめた記憶があります。

 

 

〔 ※ 原作未読

原作「 既読 」と「 未読 」の評価の乖離は たびたび起こる。

 

各々「 観るポイント 」が違うからで、そこが 興味深いところ

だけど、

 

そこから「 資金&技術面の 苦労 」「 製作側の思い入れ 」

( 本気か やっつけか )などが 垣間見れるのも 面白い 〕

 

 

 

前置きが長くなりましたが、ここからが本題。

 

ちなみに 原作&アニメの『 キャッツ・アイ 』には ほとんど触れた事がありません。

 

( 年代的に ズレてる。

というか その頃は バトル系や ギャグ系しか読んでなかった )

 

 

前に 実写版『 キャッツ・アイ 』は 観ていますが、

 

記憶としては「 原作無視の ヒドイ映画化 」くらいしか 残っていませんでした。

 

ここ最近 放送されていて その度 スルーしていたんですが、

 

「 どのくらい酷かったっけ?」と「 魔が差して 」しまい、

鑑賞してみる事に。

 

当然、期待など皆無でしたが、いざ 観てみると「 一周回って 」というか、「 “一巡後の世界” って 」面白かったんですよね。

 

という事で 今回は 実写版『 キャッツ・アイ 』を 再評価したいと思います。

 

 

まずは その「 面白さ」( ダメさ とも言う )を伝えるために

最初の「 泥棒 」場面を 紹介。

 

 

〔『 CAT’S EYE キャッツ・アイ 』  タイトル 〕

 

『 CAT’S EYE キャッツ・アイ 』  主人公・三姉妹

 

その前に「 タイトル 」と 主役。

 

右から、

 

長女・藤原紀香

次女・稲森いずみ

三女・内田有紀

 

と、時代を感じさせる 配役。

 

 

〔『 CAT’S EYE キャッツ・アイ 』

「 タイトル 」前の 決めホーズ 〕

 

 

始まりは「 アニメ 」(省略)で、タイトルの ちょっと前に

「 実写 」に変わる。

 

しかし アニメ、実写共に コスチュームが「 ボンデージ風 」なため、原作アニメ感は ゼロ。

 

その コスチュームは『 バットマン リターンズ 』(92年)

あたりを参考にした感じでしたね。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  キャッツの「 予告状 」〕

 

原作の「 オシャレ感 」と かけ離れている 予告状。

赤い字が チョット怖い。

 

 

予告時間、キャッツ刑事課長佐野史郎 )に「 変装 」して近づき、美術館の「 絵 」を盗むが、

 

の恋人でもある 刑事・内海の「 眼だけは 変えられない 」で バレる。

 

キャッツ警官たちに 囲まれてしまうが、忍者の「 煙玉 」

みたいなヤツで 逃走。

 

ちなみに この「 煙のヤツ 」を使ったあと、本人は どういう

原理か “消え” ます。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  壁に向かう キャッツ

 

外まで 逃げた キャッツは 何故か そのまま「 壁 」に向かう。

 

すると…

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  壁に消える キャッツ

 

ありのまま 今起こったことを話すぜ、その「 壁 」に消えるんですよ。

 

いきなり「 壁抜け男 」(『 怪奇大作戦 』第一話 )を思い出させる トンデモ描写が出てきて 唖然としましたね。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  キャッツを捜す警官たち

 

その後、警官たちは 何事もなく「 壁 」の前を通過。

 

どういう仕組みなんだ?と 思っていると…

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  動き出す 何か 〕

 

突如 動き出す「 光学迷彩っぽい 」何か。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  逃走用の 三輪自動車 〕

 

なんと、壁寄りに「 隠れ身の術 」的な感じで 三輪自動車を隠していたのでした。

 

三輪、結構 幅あるけど、警官たち 気付かなかったのか?

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』

「 まきびし 」を準備する キャットな ウーマン 〕

 

この後「カーチェイス」展開になり、キャッツが「 まきびし 」を披露。

 

そう、皆さん お気づきの様に「 一巡後の キャッツ・アイ 」は

「 忍者属性 強め 」なんですよね。

 

ちなみに 武器も「 鉤爪( 手甲鉤 )」っぽいヤツだったりします。

 

( まあ、コッチは「 猫の爪 」が モチーフだけど )

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  目の前に コンテナ 〕

 

しかし なかなか 追跡を撒くことが出来ず、逆に 倉庫に追い詰められてしまう キャッツ

 

万事休す かと 思いきや…

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  三輪から 一輪バイク 三台へ 〕

 

三輪の「 車体カバー 」が 外れ、

「 ローラーブレード装備をしての 一輪バイク 」に それぞれ

分離、狭いコンテナの間をすり抜ける。

 

 

この スリム化に 何度目かの「 何だかなぁ~ 」が 頭をよぎりましたが、

 

正直「 一輪バイク + ローラーブレード 」は ちょっとカッコ良かったですね。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  トンネル内 逃走 〕

 

そして トンネルへ入る キャッツ

 

車から降り 自転車で 追っていた 内海も、スケボーに乗り換えて その後を追う。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』

キャッツ「 物理学は 存在しない 」(『 三体 』ネタ )〕

 

前を行く キャッツに 手が届きそうな 内海

それを キャッツは「 壁を伝っての 天井走り 」で 回避。

 

攻撃して 後ろに行っていた方の キャッツも「 天井走り 」で

内海を 追い越し 2人に合流。

 

 

いろいろと 無視してきたけど、ついには 物理法則までも 無視。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  飛び出す キャッツ

 

最後は 高所にある 出口から ダイヴ。

 

落ちてきそうな「 月 」の ケレン味たっぷりな ビジュアルを見よ。

 

ここで「 パラシュートか パラグライダーを 使うんだろうな 」

と、予想したんですが…

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』

「 キャッツ気球( プロペラ付き )」〕

 

なんと「 気球 」、しかも「 プロペラ付き 」で 登場。

キャッツたちは それに乗り逃げて「 泥棒 」完了。

 

どっから気球が 出てくんだよ~。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  『 叫び 』損傷 〕

 

ちなみに このゴタゴタで ムンク『 叫び 』を損傷してます。

 

ネットで調べると『 叫び 』の値段、96億円でした…。

 

 

というような 荒唐無稽、めちゃくちゃな 内容で、

この後は かなりマシにはなるものの 大体こんな感じです。

 

 

こんな「 ファンは激怒した 」な 本作を監督したのは 林海象

 

『 濱マイク 』の イメージが強いけど『 帝都物語 』(88年)の「 脚本 」とか『 ZIPANG 』(90年 監督・脚本 )など

 

「 特撮系 」も手掛けてるんですよね。

 

「 脚本 」の方は 林海象土屋斗紀雄 の2人なんですが、

土屋斗紀雄 の方も「 特撮 」「 アニメ 」畑の人みたいです。

 

本作は 荒唐無稽な( 特撮モノっぽい )内容ですが、それも

ある意味 当然の( 予想できる )結果と 言えます。

 

そういう意味では この「 実写化 」に対して 責任があるのは

監督ではなく、彼を選んだ 制作側だと 思いますね。

 

 

ここからは テキトーに「 画像 」で「 内容 」や「 見どころ 」なんかを紹介。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』

留学生・ケイン・コスギ )と

 

なんと 留学生・ 役で ケイン・コスギ も出演しており、

との「 恋模様 」の展開もあったりします。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』

内海の「 泥棒×警察 」カップル 〕

 

もちろん キャッツ・と 刑事・内海の「 泥警・恋愛ドラマ 」もあります。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  キャッツ・コス 〕

 

三姉妹の「 コスチューム 」が それぞれ違っているのも 地味に良かったり…?

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  「 物理学は存在しない 」2回目 〕

 

「 天井 張り付き 」なんかもありますよ。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  キャッツ・クロー 〕

 

上記したように、武器は「 ベアクロー 」チックな「 鉤爪 」。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  紅龍団ミス王の息子の 黒旗

 

「 敵 」として 原作ガン無視の 謎の組織「 紅龍団 」が 登場。

 

その紅龍団の 刺客みたいな 黒旗は 武器が カッコイイです。

 

ちなみに、バレバレだから 書きますが、この黒旗

ケイン )で、内田 )と「 対決する 」展開になります。

 

この 夢の対決「 内田有紀 VS ケイン・コスギ 」が 観られるのは 実写版『 キャッツ・アイ 』だけ!

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  シュワではないよ 〕

 

まさかの『 トータル・リコール 』(90年)パク…オマージュもあったり。

 

ちなみに 終盤では『 クリフハンガー 』(93年)

「 ヘリを ワイヤーで引っ掛ける 」を パク…参考にしてます。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  「 ミス王キャッツ 」〕

 

紅龍団の NO.2、ミス王は「 魔術的なモノ 」の使い手。

 

ミス王の「 トンデモ魔術 」が生み出す サスペンスにも 注目

ですよ。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  「 ガニ股 乗り 」〕

 

「 ファンタジー、武侠・アクション 」で たまに見る

「 剣乗り 」も見られます。

 

普通は「 格好よく 剣に乗る 」もんですが、

本作では「 ガニ股 乗り 」と 超・カッコ悪い 乗り方。

 

「 ガニ股で 剣に乗る 」が見られるのは『 キャッツ・アイ 』

だけ!

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』

ミス王の ハイテク・フォログラフィー 〕

 

「 話 」の後半は ファンタジー設定を活かした、

 

それと 林海象 らしい 意外な展開を見せていて 思いのほか

サスペンスフル(?)。

 

ちなみに 三姉妹の父親、黒田画伯 を演じているのは 寺尾聡

です。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  キング財団 〕

 

キング財団の建物は フジテレビ社屋を 改造した デザイン。

 

( 経費削減のため?)社屋での ロケ撮影もあり。

 

 

〔『 キャッツ・アイ 』  ラスト 〕

 

こんな内容なのに、ED曲が 杏里『 CAT’S EYE 2000 』と 本家寄りで 少し イラっと来ましたね。

 

 

とまあ、こんな感じで 最初から最後まで「 何だかな~ 」な作品ですが、

 

個人的には「 ヒドイ 」から「 結構 面白い、楽しい 」に 評価が アップした作品でしたね。

 

皆さんは どうでしたか、観たくなりました?

 

さすがに オススメは 出来ませんが、「 原作&アニメ 」の記憶を消去して 鑑賞すれば、

 

新たな「 楽しさ 」や「魅力」を感じられるかもしれませんよ。

 

という事で「 時間がムダになる 」確率も “かなり高い” とは思いますが、気になった人は( 自己責任で )レッツトライ!