J・マクティアナン初監督 ホラー「 ノーマッズ 」 | berobe 映画雑感

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「 映画 」と「 本 」の感想

「 ノーマッズ 」(米/1985)

 

ジョン・マクティアナン 長篇・初監督 & 脚本、

ピアース・ブロスナン 初主演の ホラー・サスペンス。

 

「 GYAO! 」無料配信。

 

監督が J・マクティアナンって事で「 リスト入り 」していた

作品です。

 

ちなみに「 アマプラ 」でも観れます。

 

 

 

ロサンゼルス。

 

夜中、保護された “フランス語をわめく男” を診るよう

呼び出された 医師の アイリーン

 

その “男”、人類学者の ポミエは 亡くなってしまうが、

アイリーンは その直前に ポミエから「 謎の言葉 」を聞く。

 

その時から 彼女は「 ポミエの言動 」を「 幻視 」するようになり……。

一週間前、アメリカに帰ってきた ポミエ と 恋人のニキ

ふたりは 家を借りるが、その夜 ガレージに「 イタズラ書き 」をされてしまう。

 

近くには 借りる時にも見た「 謎の車 」が。

その車に乗る “パンク(?)グループ” に 興味を覚えた ポミエ そのグループを追跡するが……。

 

 

 

ポミエ 役、ピアース・ブロスナン

アイリーン 役、レスリー=アン・ダウン

 

“ナンバー・ワン” 役、アダム・アント

 

 

 

〔『 ノーマッズ 』  タイトル。

 

「 NOMAD 」は「 放浪者 」みたいな意味で、

「 ノマド 」の語源みたいですよ 〕

 

 

〔『 ノーマッズ 』 病院到着、説明を聞く アイリーン(右)。

演じるのは L=A・ダウン

 

 

〔『 ノーマッズ 』  保護された ポミエ

演じるのは P・ブロスナン

 

 

 

構成としては 主に

 

気を失い「 幻視 」として「 ポミエの 行動を 追体験 」する、

「 アイリーンの パート 」と、

 

“謎のグループ” を追う「 ポミエのパート 」が 交互に描かれる

感じです。

 

 

いわゆる「 ミイラ取りが ミイラになる 」的な話なので

 

“ソワソワ感” が 楽しめるかと 思っていましたが、

 

パンク・ファッション?の “謎のグループ” が ショボいんだか、

暴力的なんだか よくわからないため、

 

緊張感や 危機感が 感じられず あまりノレなかったですね。

 

 

“謎のグループ” の正体や 「 ポミエの言動 」 に関しての

「 ミスリード 」が 上手く効いていなかったのも 残念。

 

 

それでも 結構 盛り上がりそうな 展開は 見せるし、

イイ描写も あったりしましたが、

 

マクティアナン監督の演出が 全体的に “粗目” で イマイチ 盛り上がりに 欠けるんですよね。

 

この後に 監督が『 プレデター 』(87年)

『 ダイ・ハード 』(88年)を 撮った事を思えば、

 

もう少し「 エンタメ寄り 」( アクション・サスペンス寄り )

でも 良かったかも。

 

 

 

ここから「 画像 」。 ( ざっくり「 ネタバレ」)

 

 

 

〔『 ノーマッズ 』

保護された人類学者・ポミエが 亡くなる前に アイリーン

ささやいた「 謎の言葉 」〕

 

 

これを機に アイリーンは「 ポミエの言動 」を「 幻視 」する

ようになる。

 

 

〔『 ノーマッズ 』

一週間前に アメリカに越してきた ポミエニキ

 

ふたりは家を借りるが…

 

 

〔『 ノーマッズ 』  車庫への 「イタズラ書き 」〕

 

いきなり 車庫に「 イタズラ書き 」される。

 

しかも 車庫からは「 陰惨な事件の記事 」も見つかり…

 

 

〔『 ノーマッズ 』  新聞記事 & 家の外観 〕

 

借りた家が その「 陰惨な事件 」が起こった家だった事も判明。

 

ポミエは 近くにいた、イタズラをしたとみられる “グループ”

興味を覚え、その後をつける。

 

 

〔『 ノーマッズ 』  たぶん、リーダーの “ナンバーワン”

 

“ナンバーワン” を演じる アダム・アント

有名な「 パンク・ミュージシャン 」みたいです。

 

どっかで見たな、と思ったら 前に放送された

『 スラム・ダンス 』(87年)に出てましたね。

 

 

 

〔『 ノーマッズ 』

“グループ” による 殺人 」と「 放浪者 認定 」〕

 

その “グループ” は、ふらふら街を彷徨い “悪さ”をする輩だった。

 

 


〔『 ノーマッズ 』  同僚・キャシー

 

一方、「 幻視 」を見つつ、夢遊病の様に移動する アイリーン

 

そんな彼女を探す 同僚・キャシーは、彼女の部屋で 彼女

頼んでいた「 謎の言葉 」の情報を ゲット。

 

あの言葉の意味は「 存在しない イヌアト( 悪霊 )」だった。

 

 

前から 何となく 想像できましたが、ここで 正式に?

「 オカルト・ホラー 」の方向に 舵を切ります。

 

でも、この「 展開 」自体は イイんだけど、「 物語構成 」の

せいなのか、なんか スッキリ受け入れられないんですよね。

 

 

 

〔『 ノーマッズ 』

「 逃げる ポミエ 」と「 シスターの忠告 」 〕

 

“グループ” に追われた ポミエは 逃げ込んだ 建物で シスター

出会い、彼女から「 街を出るよう 」忠告を受ける。

 

…が それは「 夢 」であった。

 

家に帰った ポミエは 近づいてきた “ナンバーワン” を殺す。

翌朝、その死体は消えていた。

 

 

 

〔『 ノーマッズ 』   ビルから 落とされた “グループ”の男

 

“グループ”に近づくのを止める事を ニキに誓った ポミエ だったが、彼らは 付きまとってくる。

 

 

〔『 ノーマッズ 』   昔の “ナンバーワン” 死亡記事 〕

 

実は 前に死んでた( 昔は 生きていた ) “ナンバーワン”

 

 

〔『 ノーマッズ 』  アイリーンニキ

 

アイリーン は 気を失ったまま「 ポミエ と ニキの家 」に到着。

 

ニキの話から考えるに、ポミエ は「 街を出る準備 」をしていたところ 襲われた( さらわれた?)らしい。

 

 

〔『 ノーマッズ 』   “グループ” 襲撃 〕


 

そんな ふたり“グループ” が襲撃。

だが、屋根裏にまで 追い込んでおいて 何故か 引き返すのだった。

 

 

この場面、

「 バイクで 突っ込んで 」きたり「 窓を 突き破った 」りと

結構 派手な演出の割りに あっさりと 終結するんですよね…。

 

 

 

〔『 ノーマッズ 』  終盤1。

後ろから来た「 謎のバイク 」と「 車内のふたり 」〕

 

 

車で街を出ようとする アイリーンニキ

 

そこに 後ろから バイクが現れる。

 

 

〔『 ノーマッズ 』   終盤2。

街を出る ふたりを見送る?バイカー(悪霊?)の ポミエ

 

 

車を追い越した バイクは しばらく走った後 停止、

運転手が ゴーグルを外す。

 

その運転手は…死んだはずの ポミエ

 

車は カリフォルニアを超え、それを見た ポミエは 引き返すのだった……( 終 )

 

 

 

「 悪魔( 悪霊 )と ロック 」の相性は 悪くないはず なんですが、悪霊の「 実存感 」( 現実感?)が あり過ぎるからか、

 

本作においては なんか しっくり来ない、納得感がないんですよね。

 

放浪者なのに「 州を超えない 」、地縛霊みたいな悪霊ってのも

なんか 引っかかります。

 

 

それでも、J・マクティアナン初監督作品 だし、

 

P・ブロスナンも 出てるし、

 

「 パンク好き 」の方だと アダム・アントも 見れるので

 

内容自体は ともかく、観る価値は 結構( それなりに )あるのかもしれません。

 

個人的にも 取り敢えず 観れてよかったですね。