ボンドガール出演 SFホラー「 エクストロ 」 | berobe 映画雑感

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「 映画 」と「 本 」の感想

まず、関係ない映画から。
 
雑誌記事で 覚えていた『 レリック ー遺物- 』(20年)※、後半が 面白かったですね。
 
 
( ※ 監督は これが デビュー作の
日系オーストラリア人、ナタリー・エリカ・ジェームズ
 
主演は エミリー・モーティマーベラ・ヒースコート
 
 
内容としては「 認知症・ホラー 」なんですが、
「 認知症 」による「 精神・言動の “変化” 」を 映像的にも
描写してるんですよ。
 
その事で 視覚として「 本人や 家族の 苦しみや 混乱 」が直接的に 伝わってくるし、
 
「 ホラー(エンタメ)」としても 楽しめる作品になってるんですよね。
 
ざっくりとした印象で 例えれば、
 
「 もっと “ホラー(ジャンル)寄り” にした『 ファーザー 』(20年)
 
みたいな感じかな。

 

「 締め方 」も 見事なので 興味があったらチェックしてみてください。
 
 
他にも『 燃ゆる女の肖像 』C・シアマ監督 による、
“仏スケバン”映画(?)※『 ガールフッド 』(14年)や、
 
前半、まさかの「 ケイパーもの展開 」だった、
『 ローズメイカー 奇跡のバラ 』(20年)など、
 
いろいろと 面白かった作品を 紹介したいんだけど ブログに書く
時間がない…。
 
( ※ 仏スケバン映画
「 タイマン対決 」があるんですよね~。
こちらも「 ラストカット 」が 素晴らしいんで 見てほしいな )
 
 
 

本題。

 

「 エクストロ 」(英/1982)

 

SF(異星人・異性物)系のホラー・サスペンス。

 

「 GYAO!」の無料配信。

 

 

 

息子・トニー の前で “謎の光” に さらわれた、父親・サム

3年後、今は 別の男と 同棲している 母親・レイチェルの前に

いなくなった サムが帰ってくるが……。

 

 

みたいな話です。

 

 

 

〔『 エクストロ 』  タイトル 〕

 

 

なんとなく、『 ノイズ 』(99年)っぽい感じで話が進み、

 

最後あたりで「 サムネ画像 」の「 怪物 」(異性物)が登場

する…のかなと 思っていたんですが、

 

怪物は いきなり登場してましたね。

 

しかも その怪物が「 あっさり死亡 」する アレレ?な展開。

 

 

なので これから先、盛り上がるのかよ…と不安な気持ちでしたが、要所要所で「 サスペンス&ホラー 描写 」があるし、

 

失踪夫今の同棲男 による「 下世話な三角関係 」、

 

「 父親と 息子の 繋がり 」の ドラマ部分も 意外と面白くて

 

退屈は しませんでしたね。

 

 

個人的に 一番の「 見どころ 」は「 特殊造形・メイク 」関係でしたが、そっち系に 興味がない人でも

 

『 007 / リビング・デイライツ 』(87年)

ボンドガール、マリアム・ダボ 出演しているので 見ておいて

損はないかも…。

 

 

ここから「 画像 」。

 

例によって かなり ネタバレ気味です。

 

(「 載せたい 画像 」は だいたい ネタバレ なんだよな… )

 

 

 

〔『 エクストロ 』  「 父親失踪 」から 3年後の 謎の光 〕

 

「 三角の発光 物体 」は、なんだか オカルティック。

 

 

〔『 エクストロ 』  いきなり登場の 異性物( 宇宙人 )〕

 

「 異質さ 」を出したいのは 分かるけど、

「 姿勢 」が バレバレでね…。

 

 

〔『 エクストロ 』  道路に ひょっこり飛び出す 異性物

 

登場してすぐ「 車に轢かれちゃう 」展開。

 

 

〔『 エクストロ 』  追ってきた運転手を 攻撃する 異性物

 

画像では「 霧状 」のヤツを出してますが、

 

メインは その後に出る「 長い舌 」みたいです。

 

 

〔『 エクストロ 』

異性物の「長い舌」による「目への攻撃」と、死んだ 運転手

 

死因が よくわからない…けど「 変な死に方 」だから いいか。

 

 

〔『 エクストロ 』

「 襲われる女性 」と「 異性物の体から出てくる 触手 」〕

 

 

「 下画像 」、暗くて よく見えないけど、

触手は「 チャック状に開いた胸(?)」から 出てます。

 

 

 

〔『 エクストロ 』  異性物の「 顔アップ 」( 叫び )〕

 

結構 出来がイイんですよね。

 

 

〔『 エクストロ 』

「 妊娠した? 襲われた女性 」と「 生まれてきた 父親サム 」〕

 

異性物は 女性の体内に「 植え付けていた 」らしい。

 

元々「 運び屋 」だったのか、それともケガのためか、

異性物は 死亡…と、あっさり 出番終了。

 

 

〔『 エクストロ 』

失踪していた夫( 右 )、今同棲男( 左 )の3人 〕

 

いなくなっていた が帰ってきて 困惑する

一方 息子は…という 流れ。

 

 

〔『 エクストロ 』  アナリス

 

同棲男の妹?で、一緒に暮らしている アナリス

演じているのが、ボンドガールの マリアム・ダボ

 

本作が「 デビュー作 」のようですね。

 

脱ぎっぷりもよく( ヌードあり )、人によっては 彼女を見る

だけでも 満足できそう。

 

 

〔『 エクストロ 』  息子に 何かを送り込む 父親・サム

 

いろいろあって サム息子に「 謎の力 」を与える。

 

 

〔『 エクストロ 』  「 息子・トニー と 実体化・ピエロ 」と

「 襲われた アナリス 」〕

 

 

息子・トニー が得た「 謎の力 」で「 オモチャのピエロ 」が

実体化…と、

 

面白い場面では あるんだけど、少々無理があるんだよな。

 

子供が直接 人を殺さないための 配慮なのかな。

 

まあ、「 “刃が付いた” 電飾ヨーヨー 」による「 首切り 」

楽しかったですけどね。

 

ちなみに「 オモチャの兵士 」も 実体化していて、

こちらは「 動き 」が面白かったですよ。

 

あと「 ラジコン戦車 」が襲ってきたりもするので、

ちょっと『 ジョジョ 4部 』を思い出しましたね。

 

 

 

〔『 エクストロ 』

アナリスに「 何か 」を植え付けるトニー

 

ここは 特殊効果により、「 管 」が プクプクと膨らみます。

 

 

〔『 エクストロ 』  「 繭 」っぽい感じにされた アナリス

 

“植え付けられた” のは「 卵の元 」らしく、

 

その後、“アナリス繭” の下に出来た「 穴 」から「 卵 」が

コロコロっと 出てきます。

 

 

〔『 エクストロ 』  変異した 父親・サムと 息子・トニー

 

「 終盤 」近く、父親の体が「 変異 」を開始し、

息子の方も なんか「 ドロドロ 」に…。

 

父親の「 変異顔 」を見て、

「 あの “最初の異性物” の姿になるのか 」と思っていたら…

 

 

 

〔『 エクストロ 』  その後の 父親の顔 〕

 

まったく 異性物 要素がない「 ガイコツ顔 」に…。

 

 

〔『 エクストロ 』  父親息子、追いかけてきた 母親

 

結局は「 息子が さらわれる 」悲しい展開。

 

でも、息子にしてみれば 大好きな父親と 一緒で 幸せかも…?

 

 

〔『 エクストロ 』  父親の手を握る 息子

 

息子の顔は ちょっと回復。

 

 

〔『 エクストロ 』  終盤(オチ)1 〕

 

少し成長した、“アナリス繭” から出た「 卵 」。

 

アパートに帰ってきた 母親が「 卵 」を 手に取ると「 卵 」から アノ触手が!

 

 

〔『 エクストロ 』  終盤(オチ)2 〕

 

母親も 死亡?…と、かなり強めの「 バッドエンド 」。

 

 

 

というように、期待していた 異性物は すぐ死ぬし、

「 まとまり感 」も ないものの、

 

まあまあ 予算を掛けたであろう「 特殊造形・メイク 」が

良く 出来ており、ちゃんと「 侵略モノ 」として 面白く観れましたね。

 

あと、父親息子 意外、「 全員 死亡する 」※顛末も 良かったな。

 

( ※ 同棲男は 変異した父親 の「 叫び 」により絶命。

まあ、父親息子も 人間としては 死んでるっぽいですが… )