「 ザ・セル 」 (米・2000)
ターセム・シン の 初監督作の SF・サスペンス。
「 女性の 連続誘拐 殺人事件 」を 捜査する FBI捜査官の ピーターは
容疑者として 浮上した カール・スターガー の逮捕に向かう。
しかし、カール は 脳の疾患のため 昏睡状態で 倒れていて、
誘拐された女性 も ここには いなかった。
ピーターは
「 神経伝達 装置を使い 他者の意識( 精神 )に入り セラピーを行う 」
キャサリンらに、
「 昏睡状態の カールの意識に入り、女性の監禁場所 を探る 」ように依頼するが…。
キャサリン 役、ジェニファー・ロペス。
ピーター 役、ヴィンス・ヴォーン。
カール 役、ヴィンセント・ドノフリオ。
( 『 フルメタル・ジャケット 』(87年)の “ほほえみデブ” )
その他、マイアンヌ・ジャン=バプティスト、 ジェイク・ウェバー、
ディラン・ベイカー、 ディーン・ノリス
と、見知った 俳優陣で 安心感が あったな~。
初見は 劇場ですが、例によって あまり 覚えてません…。
( 2回は 観てるハズ だが… )
「 連続殺人者の意識に入り、監禁場所を 訊く 」 という
SF設定は あまり見ませんが、
話としては 結構 単純な 「 サスペンス 」 で、
展開としても さほど 驚くような 展開は ありませんでしたね。
( 最後 「 逆転っぽい展開 」になると 記憶していたが、なかった… )
しかし、シン監督は CM、PV も撮っている “映像系の人” なので
今作で 注目するところは 「 ビジュアル面 」。
…と、思って 観始めたのですが、思っていたよりも 前半は
「 連続殺人者 」 と 「 捜査 」を しっかりと 描いていましたね。
個人的には カールの 「 犬を利用した 拉致 」※が 巧妙かつ、
リアリティーが あって 怖・面白かったです。
( ※ 色素が少なく “真っ白”な 「 アルビノ 犬 」 で、
現場で見つかった その「 毛 」で カールが 容疑者として 浮上する )
でも、カールの 「 ボディ・サスペンション 」※場面は 記憶よりも
かなり 短ったな~。
( ※ 体に付けた ピアス を使い、体を吊り上げる。
他の映画でも 見たことがあるが、「 身体改造 」が テーマの
ミステリー小説、『 さあ、地獄へ落ちよう 』 〔 菅原和也 〕でも たしか
あった )
なので、メインの 「 精神世界に入る 」展開は 中盤くらいから。
その「 殺人者の 精神世界 」の映像は
「 トラウマ絡み 」、「 フェティッシュ 」、「 異世界的 」 と、いろいろあって楽しかったですね。
あと、「 シュールレアリスム 」風(?)だったり、構図も 「 キチッとして 」いて 絵画 のようでもあり、観ていて 心地よかったです。
最後は 「 犯人を ボコボコにする 」 スッキリ描写 を 入れつつ、
「 犯人の救済 」も 入れていたりと、
全体的に バランスが 良かったですね。
ここからは 画像。 ( ほとんど 「 映像関係 」 )
( 『 ザ・セル 』より、冒頭の “精神世界” の キャサリン 〔 J・ロペス 〕。
他の画像が 多いんで 人物画像は これだけ )
( 『 ザ・セル 』より、カールの 監禁 部屋にある、「 溺殺・小部屋 」。
時間と 共に 「 小部屋 」に 少しづつ 水が溜まる 仕組み )
( 『 ザ・セル 』より、「 ボディ・サスペンション 」。
このような 「 浮遊感 」がなければ カールは 「 性的 達成感 」を
得られないようだ。
どうやら 子供の頃 受けた キリスト教の 「 洗礼 」が トラウマ らしい。
同じく 子供の頃 好きだった 「 人形 」も 重要な要素 で、
溺殺された 女性は 漂白され、人形っぽくなっている )
( 『 ザ・セル 』より、「 神経伝達 装置 」。
キャサリンは この装置を使い 「 昏睡状態の カールの “精神世界” 」
に入る )
( 『 ザ・セル 』より、カールの 精神世界に入る 場面1 )
( 『 ザ・セル 』より、カールの精神世界に入る場面2。
この後 「 子供・カールの 洗礼 」場面に )
( 『 ザ・セル 』より。 ここから 「 カールの精神世界 」画像 )
( 『 ザ・セル 』より )
( 『 ザ・セル 』より、切断される 馬 )
( 『 ザ・セル 』より、切り離された 馬。
『 ジョジョ 5部 』の 「 輪切り の ソルベ 」の 元ネタ )
( 『 ザ・セル 』より、「 切断された 馬 」の 断面 )
( 『 ザ・セル 』より、部屋に 閉じ込められている 女性1。
イス に固定されている )
( 『 ザ・セル 』より、女性2 )
( 『 ザ・セル 』より、女性3 )
( 『 ザ・セル 』より、女性4 )
( 『 ザ・セル 』より、キャサリン を襲った 筋肉女子。
出番が これだけ なのが 残念… )
( 『 ザ・セル 』より、「 王 」姿の カール。
後ろの 「 紫の布 」は 「 バカでかい マント 」 )
( 『 ザ・セル 』より、2回目の 精神世界 侵入 )
( 『 ザ・セル 』より )
( 『 ザ・セル 』より、悪魔?カール。
「 角 」が髪の毛ってのが イイね。
カールは 子供の頃、
父の虐待 と、母の不在 ( 出て行った。 継母がいる )の中、暮らしていた )
( 『 ザ・セル 』より。
カールに 囚われた キャサリン を 救うため、ピーター も
精神世界へ… )
( 『 ザ・セル 』より、「 現実 」を見失った キャサリン。
衣装デザイン の1人は 『 ドラキュラ 』(91年)の 石岡瑛子 )
( 『 ザ・セル 』より、「 “腸” 巻き上げ機 」に 掛けられる ピーター。
「 腸巻き上げ 」は 聖人・エラスムス が掛けられた 拷問 )
( 『 ザ・セル 』より、
終盤、カールの部屋に あった 「 聖・エラスムス 画 」 )
( 『 ザ・セル 』より、「 キューブ 水槽 」。
ピーターは 水槽に 刻まれた “ロゴ?マーク” から 監禁場所を 推測、
精神世界を出て 女性の 救出に向かう )
( 『 ザ・セル 』より、子供カール への説得を 邪魔しに来た 悪カール。
終盤は キャサリンが 「 自身の “精神世界” に カールを 入れる 」
展開に。
ここの 悪カールの 「 出現の仕方 」 と 「 マント 」が えらくカッコよく、
テンションが 上がるが… )
( 『 ザ・セル 』より。
マントを 脱いだ 悪カールを 見て すぐに テンションが 下がる…。
右に 映っているのは 子供カール )
( 『 ザ・セル 』より、「 戦士スタイル 」の キャサリン。
キャサリン は 「 ここは私の世界 私が支配者よ 」 と、
悪カール を ボコボコ にし… )
( 『 ザ・セル 』より。
胸の 両ピアス を 引き千切り、 剣で トドメを刺そうと する。
が、それは 子供カール 〔 と 現実の カール 〕も 殺す事になり
キャサリン は 躊躇する )
( 『 ザ・セル 』より、
しかし、最後は 聖母・キャサリンが 子供カール の「 僕を 助けて 」※の 言葉を 聞き入れ、
彼を 「 洗礼 」のようにして 窒息させる。 〔 昏睡状態の カール 死亡 〕
「 聖母の姿 」 は 「 カールが持っていた “聖母のカード” 」 から。
その聖母は 「( 出て行った )母親 」の 投影 でしたね。
※ セリフは 「 SAVE ME 」。 宗教的な 趣向 なので、
ここの 字幕は ( この「 苦しみ 」と 「 殺し 」から )「 救って 」の方が
良かった…気がします )
一応 「 解放 」の話でも ありましたね。
個人的には 「 美術 」 と 「 映像 」が 楽しい作品で、
特に 「 馬切断 」場面は 壮観 でした。
でも、少しは エンタメ性が 欲しかったかな。





























