最初に観た 映画版「 クレしん 」 は 『 オトナ帝国 』。
『 戦国 』 以降も 観ましたが、イマイチなのも あったので、
面白そうなのしか 観なくなったんですよね。
( 近年のだと、意外に 「 ちゃんとした SF 」 だった 『 ロボとーちゃん 』、
「 怪物 群像パニック劇 」 だった、『 オラの引っ越し 』 が 面白かった )
一応、かなり前の 「 一挙放送 」 の時、
1作目 から 『 オトナ帝国 』 まで 全部 観たので、
今回の 「 一挙放送 」 でも 『 オトナ帝国 』 以降の 未鑑賞の作品 を
( なるべく )観てみようかな~と。
で、その中で 一番 面白かったのが コレ。
( 『 カンフー 』 は まだ 観てないが )
「 クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ! 」
(日・2006)
劇場版 『 クレしん 』 の 14作目。
春日部の 住人 が 「 そっくりな ニセモノ 」 に 入れ代わって いく、
クレしん版 『 盗まれた街 』 ( 『 ボディ・スナッチャー 』 )。
( 今回は ほとんど 「 恐怖演出 」 について です… )
序盤から 「 通行人 入れ代わり 」 や、
よしなが先生の 後ろに 座る 「 同じ格好の 女性 」、
その後の 踏切場面 での 電車から 見つめる 「 “何者か” の視点 」 と
「 “笑う影” 」 など 怪奇ムード満点 で、
外の景色 が 急に “赤” に 変わる演出 など、
前半は アニメらしい 恐怖、不穏演出 が 多く、とにかく 楽しかった
ですね。
( 『 クレしん~踊れ!アミーゴ!』より ( 以下 画像全部 )、踏切場面。これだけ だと 怖くは ないが、この前の描写と 合わせると 怖い )
( その後 “自分” に 襲われる よしなが先生。 「 電車内からの 視点 」
なんですよね~。
この前の 「 電車内からの “視線” 」( 視点 ではない) も 不気味 )
( この前の カット、組長先生 が 中に入ると “外” が “赤” に 変わる。
前半は 風間君が 恐怖を 体験する話 でもある )
風間君ママ の 「 台所で 鶏肉切断 」 の描写も、
徐々に 異常さを 醸し出していて 好き ですが、
野原一家 の 「 スーパーで 買い物 」場面 での
チラッと 見える 「 もう1人の みさえ 」 や、
ひろし が 「 自分と そっくりな人物 を 目撃 」する、
「 日常から 覗く 怪異 」の描写 も 素晴らしい。
その後の、「 グニャグニャ の “みさえ” 」 が、
非人間的な 格好で 走り逃げる 姿 は 『 遊星からの物体X 』 を
少し 思い出しますね。
( 風間家 「ママ 鶏肉切断 」場面。 ここだけ 観ても 怖くない。
この場面、アニメ 「 まほー少女 もえP 」 から入るのが 巧い。
風間君の顔 と ママの顔、両方わかる 構図も イイ )
( 「 野原家 買い物 」場面。 いつもの会話 から 急に この画 になり、
ゾクッと する。 この前にも ニアミス が ある )
( みさえ の “ニセモノ” 逃走場面。 この直前の 「 グニャグニャ姿 」 の方 が 好きですが… )
あと、今作は 先生たち の “それぞれ 違う ヤラレ方( 演出 )” が、
見せ場の 1つ で、
幼稚園で “ニセモノ” と 思えるのに SP黒磯 への 好意を優先し、
ヤラレる 上尾先生 や ( 切ない… )、
身を挺し しんのすけ達 を 逃がす まつざか先生 など、
「 ホラーあるある 」な場面 も テンションが 上がりますね~。
( 黒磯に 走り寄り 自分の “ニセモノ” の メガネに映る 上尾先生。
この くだり は “スローモーション” で ドラマチック な 仕上がり )
( 身を挺し しんのすけ達 を 逃がす まつざか先生 だが…。
ベタ だが 結構 グッとくる 名場面 )
( あっけなく ヤラレる…。 構図も イイが、空を 掴もうとする かの
ような 手が 切なくて良い。 その後 組長先生の 背中から… )
あと、地味なところ では、「 春日部音頭 」 の 伏線回収?が
気持ち良かったな。 ( 下の画像 )
( 捨てられていた 「 春日部音頭 」 のテープ。 「 日常の崩壊 」 が
ジワジワ 感じられる 地味~に 「 怖い画 」 で、個人的には かなり
好きな場面。 終盤に これが 効いてくる…?)
もちろん 笑える ところも あり、
みさえ による、ひろし の 「 チ○コ・チェック 」 は バカバカ しくて
最高 だし、
「 サンバ 」 を流して 踊った方が “ニセモノ” な 「 判別方法 」や
「 コンニャク イモ 」 で 作られた “ニセモノ” の名称 が、
「 コンニャクローン 」 なのも くだらないな~。
細かい所 だと、「 水に浸かっている コンニャク・イモ 」 の 描写が
『 ボディ・スナッチャーズ 』( 93年。 3度目の映画化 )風 で
ちょっと ニンマリ。
( 楽しい 「 コンニャクローン 」 誕生場面。 その後の 成型の描写 も
楽しいぞ )
後半の展開 や、「 サンバ対決 」 は 物足りなさ を 感じましたが、
ひろし の 「 お前なんかに 無理やり 踊らされたりしねえぞ 」 の
セリフ は 結構深く、胸にきましたね。
最後の アクション場面 は 2回あり、
最初のは 各キャラ それぞれ 躍動感がある 攻撃 が楽しく、
次の 通路を疾走 しながら の攻撃は
40秒ちょっと の 「 1カット“風”・アクション 」( アニメ なので ) で
カメラワーク が楽しく
臨場感、スピード感も あって 見応えが あります。
しかも ここでも 全員が 活躍するんだよな~。
( 短い時間の中で 一番 目立っていたのが “アップ時間が長め”
だった、ネネちゃん。 華麗さ もあり、ヒロイン?の 面目躍如?)
キャラとしては まさお君 の 「 M男ぶり 」 が 面白く、
「 自分は 本物 だろうか 」 と悩む、ヤバイ姿 も 印象深いですが、
マザコンの 風間君 の 「 ママへの 疑心 」 が 切なく、
彼 が覚える 不安と 恐怖の 演出も 良かったですね。
帰宅した 風間君 と “ニセモノ” が 対面した時の 構図 が
素晴らしい。 ( 下の画像 )
( “自分” と 対面する 風間君。 この 「 驚愕の表情 」 が さらに
「 恐怖の表情 」 に変わる が そちらも イイ顔 )
終盤が 盛り上がりに欠ける のが 残念でしたが、
中盤までは ホラー、 SF・サスペンス風 な演出が 多く、
しかも 巧みな演出 で、アクションも 面白く、
個人的には かなり 楽しめましたね。











