シン家の花嫁7~プロポーズ | ★ベルナのブログ★韓流ドラマ(シンイ二次)とスイスライフ

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縁談でチェ・ヨンが不在の間に、ウンスはトルベからチェ・ヨンの右手の異変を告げられていた。

そこでウンスはチェ・ヨンを診るべく宿舎へと出向いて行った。
 

 

『イムジャ、こんな時間にここで何をしているのですか。』

 

『貴方を待っていたのよ。貴方の右手の事聞いたから、診ようと思って』

 

『何でもありませんよ。少し疲れが出ただけでしょう。お気になさらず。』と途端にあの方が突然怒り出す。

 

『そう言うと思ったわ。いいから右手を出して』


暫く、押したり引いたりしていたウンスは、諦めたように、表面上は問題無しだから精神的な事かもしれないと呟いた。

そして、困った様に目をそらし下を向く。

チェ・ヨンはウンスのあの方の顔をじっと見詰めながら、意地悪くたずねた。

 

『イムジャ、他に何か俺に聞きたい事はありますか。無いのなら、お送りしましょう。』

 

『ちょっと待ってよ。じゃあ、聞くわよ。やっぱり縁談の事気になってたの。』

 

『はあ?俺は心配する必要は無いと申したではありませんか。全てうまく行きました。』

 

『そうなの。じゃジウォンさんと婚姻しないって事なのね。』見るからにほっとするあの方を見ていると、なぜか急に攻めてみたくなる。

 

『最初からその様な事、問題では無いと言った筈ですが・・・俺を信じては頂けなかった様ですね。』



ー全く貴方はわかっていない。俺には、貴方以外の人は要らないに・・・

 

『えっ、そんな事ないわ。もちろん信じてましたとも。』

としまったという顔をするウンスを窓際にある椅子に導くと、チェ・ヨンは向かい合わせに座った。

そしてまず、淡々と表向きの罰、南方への遠征話を告げた。

それからじっとウンスの顔を見つめて尋ねた。


『イムジャ、お聞きしたい事があります。俺は貴方を一生お守りしたいのです。俺の側に居て下さいますか。』

 

『私を守るの簡単ではないけれど、それでもいいの?』

 

『わかっています。もし貴方が俺といて下さるなら、一日でも数日でもなく一生お守り致しますので』


 


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