「授乳拒否」について考えてみる時、さまざまな状況が考えられます。

 

まだ生まれて間もない頃でしたら過去記事にも書いているように、

乳首の問題などで飲みにくい場合や、

授乳ポジショニングがうまくいっていない場合、

そして混合栄養になると乳頭混乱といった状況があります。

 

また母乳側の原因として考えられるのは、乳腺炎で母乳の味が変わったりする時、

さらに母乳の温度が変わって飲みにくい、ということも考えられます。

これは、ママの体の冷えもそうですが、ママの生理開始といったこともあります。

ホルモンの働きで微妙に味や温度が変わってくることが考えられます。

ママの状況の変化(たとえばママが仕事を始めたり、疲れや大きなストレスなどで交感神経が優位になるなど)でも母乳の味や温度が変わることも考えられます。

ただし、これらもベビちゃんによっては何の問題もなくスルーしてしまう場合もあります。

 

そして2ヶ月あたりからのベビちゃんは腸が発達して消化吸収能力も高くなってくるので作られるウンチも少なくなり、また腸にある程度ウンチを溜めておくこともできるようになるので回数も減ります。生理的便秘とも言われます。

3ヶ月あたりからはベビちゃんの満腹中枢もはたらき出すので、ベビちゃん自身の不快感がある場合には、これまでのように”おっぱいやミルクをどうぞ”という状況になっても受け付けなくなるのでは〜?ということが考えられます。

 

 

 

そして今回のママは生理はまだ来ておられませんでした。

まぁ〜少し便秘があり多少の冷えはあるでしょうし、これまでひと月以上授乳拒否と格闘していてお疲れはあると思います。

 

 

ママとのメーールのやり取りをしていて、訪問してから3日目のメールでこれかなぁ〜と思われる状況がありました。

ベビちゃん、”ウトウト状態での授乳中唸って苦しそうにしてオナラが出る”とありました。

胃におっぱいが入って腸が動き出し(=胃結腸反射または胃直腸反射と言われます)オナラが出るんだけれど、その時の腸の蠕動に伴う痛み(=コリックと言われます)があり唸って苦しそうなんですねぇーー

このベビちゃん、訪問時もかなりあれこれやって最後にようやく大きなオナラが出てましたから。

ベビちゃんの中では、”飲む→腸が動く→痛い” つまり ”授乳=苦痛” となって飲むのを嫌がっているのかもしれない。

 

 

ただ、このベビちゃん、便自体はユルイ感じで小さなオナラとともに毎回少しずつ出ているし、小児科の先生が整腸剤を処方してくれる状況もあるのです。

後で分かったことですが、パパがスリムな方で食事のたびに排便があるというお腹のゆるい方のようでした。

お腹のガスなどを溜めると飲みにくくなるようだからと、ママはガス抜きのポーズなどをしてくれるけれど大きなオナラは出ず、あいかわらずあまり飲んではくれない状況が続きます。

 

 

そして2日後のママのメールに「一度綿棒浣腸でスッキリ出したほうがいいんでしょうか〜? 少し付いているウンチをおしり拭きで拭いていると、またウンチが出てくるので。」とありました。

そうして綿棒浣腸をしたら最初は小さなオナラがでて、その後大きなオナラが出たようでした。

そして夜中は何度も泣いて起きて抱っこすると泣き止むというのを1時間や1時間半おきにしたそうですたいへん

そして朝には大量のウンチを3回したとありました。

さぞやスッキリしたと思われますが、それでも授乳はウトウト状態で飲む状況。

お腹が苦しそうになったら離してしまうんだそうです。

 

 

さらに3日後ママから悲痛なメールが届きます。

「おっぱいが張らなくなって来ている気がします。40mlぐらいしか飲めないし、張って来ません。」と。

これまでのママの疲労とストレスの影響でしょうMAX

いっそミルクにチャレンジしてみてはどうか〜と提案します。

 

 

「ウトウト状態でミルクにチャレンジしてみるがすぐに起きてしまい無理です。」とのメールにニプルを変えてみることを提案。

私もネット情報で知ったのですが助産師が乳頭混乱のベビちゃんのために考案したニプルが出ています。乳頭の長さが短く、吸ってもすぐには出てこないようです(つまり母乳と一緒)。

以前に訪問したベビちゃんが混合栄養で、訪問後少ししてから哺乳瓶を嫌がり、このニプルを勧めたらすんなり飲むようになりました。

その後は以前のニプルでも飲み出し母乳と哺乳瓶をうまく飲み分けしていますOK

 

 

今回のママは、ベビちゃんの飲み方が上達していないので、あまり張らなくなった母乳も哺乳瓶も飲めないのでは〜と思っておられました。

しかし、訪問時にウトウト状態で母乳を飲んでいたベビちゃんの様子では飲み方はとても上手だったので、その辺を伝えました。

基本、母乳の飲み方と哺乳瓶の飲み方は違うし、哺乳瓶で吸うたびに出てくるミルクに何時もとは様子が違うのでベビちゃんは目を覚ましてしまうのだろうと伝えました。

 

 

そして、抱っこ紐の中でゲップは出ているとのこと、また授乳中にオナラも出ているようなので、前のように苦しそうな時だけ綿棒浣腸をすればいいことを伝えます。

 

 

ママが気になる体重も、3ヶ月ぐらいからだと5〜6g /日になってしまってもおかしくないことを伝えます。生まれてから18〜30g/日のペースで増えていたことと比較すると急に増えなくなったーーと思うのは当然ですねぇーー

 

 

とりあえず母乳の分泌を促すために送った助言は、

①(ふつうは)頻回授乳 ②休養(リラックスできるように) ③水分をしっかり摂る(ハーブティなどもオススメ) ④食事(毎食ごはんは2膳、味噌汁豚汁などのスープ類もセットで) ⑤お風呂にゆっくり入っておっぱいのマッサージをする ⑥体操(仰向けに寝て脚上げや腕回しをして血流を促す) ⑦体を冷やさない、むしろ温める ⑧大きく深呼吸する(とくに静かにゆっくり長く吐いてみる)

といったことです。

今のママの状態では無理なこともあっただめのですが、ママの「できることをしてみようと思う「ハイっ」の手」という柔軟な対応にホッとしますホッ

そして紹介したニプルも注文したようでした。

 

 

その後、同じ日ですが支援センターから帰りママは抱っこ紐の中でミルクを飲ませたらグビグビ飲んでくれたと嬉しい報告がありましたキャー

これまで抱っこ紐の中でのおっぱい授乳はチャレンジしていたけれど浅吸いになってしまい無理だったとのこと。

 

 

そして翌日にはおっぱいも張り、母乳もミルクも飲んでくれ、途中ウンチ休憩も挟んで泣かずに寝てくれたと、これまた嬉しい報告はなまる

さらに次の日は、ミルクを飲んだ後2時間昼寝してくれた偉いので自宅に戻って来てから初めてママも一緒に昼寝ができた、とナイスな報告わーい

さらに2日後には、1ヶ月ぶりにお風呂の後におっぱいでネンネしてくれたきゃーとあります。

昨日のメールでは、やはりミルクが多くなって来ているのでウンチが固まり1日おいて大量に出たとありました。ミルクのウンチ臭はスゴいクサい、とのメールにもママの安堵感アハハが漂っています。。

 

 

注文したニプルは、飲ませてこれまでのニプルとは違い長い時間がかかり嫌がりはしなかったけれど、どちらでいったら良いのかというある意味嬉しい笑・質問がありました。

もうベビちゃん、しっかり母乳と哺乳瓶ニプルの飲み分けができているようなので、すんなり飲める従来のニプルでいって大丈夫なのでは〜という話になりました。注文したニプルは、また何かあった時の保険としておこうかということにどう

 

 

ベビちゃんのお腹の感受性といったこともあるのでしょうが、やはり胃やお腹がスッキリとした状況での授乳をベビちゃんが求めていること、そして疲れている時の母乳も飲みにくさの原因になっているかもしれないとも思ったのでした。

 

 

今回、ママとメールをやり取りする中で、ママに実家に少し帰られてみては〜〜と云うこともありました。幸い、月2回ぐらいおばあちゃんが来てくれることになったし、11月には帰る予定もあると聞いてホッとしました。

おそらくスンナリ飲めるようになったのでおばあちゃんの出番はなくなったかなぁーーと一人思っています癒し系笑顔

 

 

こういった辛い授乳拒否では一人で抱え込まずにどなたかに相談し、育児以外の家事などは他の人に代わってもらうなどして、ご自分の体を休ませてあげてみてくださいねぇーー