ヨガは、身体と心と精神の調和をはかるものです。



ヨガは融合という意味であり、精神を沈めるための手段として考えだしたと云われ、動物の動きを基本にしたさまざまな運動を、意識的な呼吸法を組み合わせて行います。



呼吸を意識することから始まるのですが、、、皆さん、すでにヨガをなさったことのある方もおられるでしょうし、また出産前にマタニティヨガを病院等でなさって、腹式深呼吸なども体験なさっているかと思われます。



静かにゆっくりはいて、ゆっくり吸う、、、と云うことを繰り返しただけでも、気持ちがゆったりとして眠くなったりしたことを体験なさっているかと思われます。



そして、この呼吸をコントロールすることは、プラーナと云う生命エネルギーをコントロールすることができると云われています。



インドの伝統的な治療法であるアーユルヴェーダ式の医学では、妊娠最後の8週間の間に、母親は赤ちゃんに自分のプラーナを使って、オージャスと云う生存に不可欠なエネルギーを与えると云われています。
オージャスとは、全身の組織に必要不可欠なものであり、プラーナと共に、ホルモンのバランスや自動免疫システム、知性の発達に深く関係しています。
またオージャスは、母乳にも含まれていると言い伝えられています



ここで、ヨガ的にかなり深い話になるのですが、、、出産時にはそれだけでも大変な重労働なのに、体のアパーナ(プラーナと逆に働くもの。下腹部に働き、尿、精液、排泄物をコントロール)を大量に使います。
アパーナは出産後6週間も体内に占領し続けるのです。
悪露が出る期間なわけです。



そして、特に妊娠最後の4週間、さらに出産後、母乳が出だしてくればなお一層、先ほどのオージャスと云う形でプラーナが使われます。



ママのプラーナ(生命エネルギー)は枯渇状態、といっても過言ではないかもしれません。



そこへもってきて、慣れない育児。
母乳もなかなか思うように出なかったり、また出過ぎてベビちゃんが上手に飲んでくれなかったり、母乳のトラブルが起きたり、、、
ホルモンの急激な変化とプラーナの足りなさでマタニティーブルーに陥ってしまうことも珍しいことではありません。



以前に、「マタニティーブルーだったけれど、人に勧められてヨガをしたら治った。。」と云うママの話を聞いたことがあります。
正直、その時は半信半疑でしたが、プラーナが圧倒的に足りないこの時期に、
いわゆるヨガのアーサナ(ポーズ)云々ではなく、
仰向けに寝て全身の力を抜くシャバーサナと云う姿勢での深呼吸、、、
リラックスとともに体にプラーナ(生命エネルギー)が満たされ、ラクになられたのだろうと推察するのです。。