鉄道の世界を知る見本市「イノトランス」 | ベルリン遊歩

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以前お伝えしたようにベルリンでは多くの見本市が開催されます。多いのは毎年同時期に開催されるもの。ですが、隔年開催のように次の開催まで長く待たなくてはいけないものもあります。先週まで開催されていた鉄道技術の見本市「イノトランス」もその1つ。開催期間も約1週間と短いため、訪れることは簡単ではありません。そこで見逃した方のために、その様子を簡単に紹介したいと思います。





会場となるのは多くの見本市が開催される「メッセベルリン」と呼ばれる巨大なイベント会場。市内中心部から少し離れたところにあり、広大な敷地には多くの建物が建てられています。建物内で展示されているのが鉄道に関するもの。2012年の開催の際には世界49カ国から約2500社が出展したそうです。巨大な建物内を見回すと見えるのは、列車内に使用される椅子やインテリアのパーツなど。他には保線技術の機械のように専門的なものも多く並んでいました。





建物内部の展示では様々なものがあり、世界最大規模の鉄道技術の見本市と言われているだけのことはあります。企業同士の取引きが行われるため専門的なものが多いのですが、一部の企業では鉄道好きの人が楽しめる展示を用意していました。その1つが日本から参加しているJR西日本。鉄道シミュレーターを用意しており、新幹線の運転士になりきることが出来るようになっています。こちらでは鉄道好きの人が操作を楽しんでいる様子を見かけました。





専門的な建物内の展示と打って変わり、屋外の展示は一般の人でも楽しめるようになっています。特設の会場となっている屋外に展示されているのは実物の列車。それも1両ではなく一編成の列車が10編成以上展示されています。会場内を歩くと、駅や車両基地にいるような感覚を感じるかもしれません。実は「メッセベルリン」は駅の近くに位置しており、線路が引き込まれているのです。そのため会場には線路があり、その上に列車を展示できるようになっています。





こうした展示されている車両には実際に乗り込むことができます。特に印象的だったのはチェコを走る私鉄「RegioJet」の車両。なんと飛行機のように座席にモニターが付けられており、映画やゲームを楽しんだり、現在位置を確認できるようになっています。他にもフランス、ドイツなどで走る車両も展示されていました。こうして見てみると、カラフルな外装のフランスの鉄道、インターネットが使えるチェコの鉄道など各国の鉄道の違いが判り、とても興味深かったです。





このように鉄道に関する様々なものを見ることができ、また同時に一般の人も楽しむことができる「イノトランス」ですが、次回の開催は2016年の9月20日から23日。もし今回見逃したのであれば、是非次回の開催に訪れてみてください。きっと鉄道の世界に詳しくなれると思います。

●イノトランス/InnoTrans
開催時期 : 2014年9月23~28日(2016年は9月20~23日)
紹介ページ(英語・ドイツ語):http://www.innotrans.de/en/

●ガイドやチケットの手配などを行っています。詳細などについては是非一度お気軽にご相談下さい。様々なご要望にお応えできると思います。

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TEL:0049 30 8574 3927
電話受付時間(ドイツ平日) 9:00~13:00(日本時間16:00~20:00)

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