応援で楽しむベルリンマラソン | ベルリン遊歩

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ベルリンの秋の恒例行事と言えば、ベルリンマラソン。市内にコースが設けられ、プロから市民ランナーまで多くの人が街を走り抜けます。かつて高橋尚子選手が世界記録を更新し、大会連覇を果たした日本人にとっても馴染みのある大会。今回も日本人選手が出場することを聞き、早速応援に行ってきました。



フルマラソンは全長42.195キロと長く、また市街地をコースとしています。また使用される道路も主要な幹線道路。そのため西ベルリンエリアの至る所にコースが設けられます。もちろんコースを訪れることはとても簡単。市民の多くは自宅の窓から応援したり、ランナーが走る直前にコースを訪れていました。





私がコースに着いたのはトップランナーが現れる30分ほど前。のんびりとランナーを待つ予定でしたが、なんと車椅子のランナーが既にスタートとした後でした。コースを次々とマラソン用の車椅子に乗ったランナーが走り抜けていきます。今回初めて見ましたが、スピード感があり、かなりの迫力がありました。



そうこうしているうちに沿道に多くの人が集まってきました。どうやらトップランナーが現れる時間のようです。大会用の中継車が登場した後に見えたのは、猛スピードで走る一団。私が見ていたのは20キロから25キロの中間地点でしたが、残念ながら日本人選手は先頭集団から離れた後の様でした。



日本人の男子選手は引き離されていましたが、女性選手は健闘していました。今回出場していたのは福士加代子選手。福士選手も先頭集団から遅れていましたが、最終的には6位に食い込んだようです。これは日本人男女含めて最高順位。かつては日本人選手の優勝が続きましたが、今では簡単ではないようです。





一般参加のランナーの参加の仕方はとても個性的。印象的だったのは上半身裸で十字架を担ぎながら走るランナーの姿。目立つための仮装なのでしょうが、十字架を背負って走るのは磔にあったキリストのように苦行に耐えている様にさえ思えます。他にも侍の姿で駆け抜ける人や、ビール瓶の被り物を着けて走る人がいて、見て飽きることはありませんでした。





沿道に立って感じられるのは、何より応援の温かさ。トップランナーでなく一般参加のランナー走る時も声をかけたり、手拍子をして応援をしていました。中には楽器などを用意して演奏する人もいます。他には沿道にマイクを立て自作の歌で応援する人や、DJのセットを用意してテクノミュージックを流す人も。応援のスタイルは人それぞれで、いかにもベルリンといった感じでした。



ベルリンマラソンと言えば、もっぱら走ることをイメージするかもしれません。ですが、走るランナーや、応援の様子を見て楽しむことができます。大会の開催は9月。来年の秋はベルリンで観光と共にマラソン観戦を楽しんでみてはどうでしょうか。


●ベルリンマラソン/Berlin-Marathon
開催時期 : 2014年9月28日(2015年は9月27日)
紹介ページ(英語・ドイツ語):http://www.bmw-berlin-marathon.com/

●ガイドやチケットの手配などを行っています。詳細などについては是非一度お気軽にご相談下さい。様々なご要望にお応えできると思います。

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