前回は、南北に長いカリフォルニア州に点在する
カリフォルニア大学群の立地を
ビーチ編、カレッジタウン編に分けてみましたが、
最後は「シティ編」です。
北から順にみていくと、
カリフォルニア大学・バークレー校があります。
言わずと知れた公立大学のトップに常連の大学ですね。
つい最近もノーベル賞受賞者を輩出し、
特にサイエンス関係に強く、122の研究機関が学内にあり、
コンピュータ・サイエンスや化学・工学などが有名です。
カリフォルニア州の大都市サンフランシスコまで
車で約３０分、一見遠いように感じますが、
キャンパスから対岸にその街並みを望むことができ
「すぐそこ感」が感じられます。
キャンパスのある街バークレー市は人口１２万人、
(余談ですが、現在のバークレー市の市長さんは
日系アメリカ人の女性です)
市内を走るバスも１００本以上のルートがあるので
シティにある学校の利点は、活気があって便利な生活ができる事でしょうか？
欠点といえば、治安の問題や何より家賃や生活費が高いこと。
これは仕方のないことですね。
次にロサンゼルスに移って、
カリフォルニア大学・ロサンゼルス校です。
UCLAは世界に名を轟かせていますよね。
UCLAのあるウェストウッドという地域は
LAダウンタウンから西へ高速で２０分ほど。
すぐ裏手には高級住宅街が広がっているので、
ここも家賃が高くなるのは言うまでもありませんね。
意外なことに、この美しいキャンパスは９校の中で
最も狭いと言われています。
特筆すべき学科は言語学や看護学科、コンピュータサイエンス
そして地理的にハリウッドにも近いので、
芸術・音楽・映画関係の学科も人気です。
さらに南へ行くと、
カリフォルニア大学・アーバイン校があります。
人気の学科は生物学、心理学、一風変わったところでは、
犯罪学やゲームデザインも学べます。
ゲームデザインといえば、E-スポーツのチームがあることでも
有名で、数多くの大会に出場しています。
アーバイン市はLAから南東へ高速で５０分、オレンジ郡にあり、
周りは自然が残りつつも、
住宅や新しいオフィスビルも立ち並ぶ、新しい街。
多くの日本企業もアーバイン市にオフィスを構えています。
カリフォルニア大学群９校を
ビーチ編、カレッジタウン編、そして今日のシティ編と
大学の立地によって大きく３つに分けてみました。
こんな感じで 別の視点で見ると、
特徴をつかみやすくて、自分はどんなところが好みか
など、また考えが変わるのかもしれませんね。