アメリカに住んでいる私は
昨日夏時間に変わって、一時間、時間が早まり、
今日3月11日は月曜日で、気ぜわしく感じていたのですが。
きのう、日本は3月11日だった事に気がつき、
ハッとしました。
先日も能登半島地震が起きて、多くの方が犠牲になりましたが、
13年前の3月11日は東日本大震災が発生。
死者1万5千名以上という、
津波を伴う大規模な地震でした。
私の実家は宮城県南部の海岸沿いですので、
町全体が大変な被害にあいました。
母の実家(私の祖父母の家)は、
まさに海岸から歩いて5分の場所だったので、
家はもちろん津波により全壊、
コンクリートの塊のテトラポットが3,4個、
前庭に押し流されて来ていたそうです。
私の従弟と叔父が亡くなり、
その他にも知人が20人ほど一瞬にして命を落としました。
東京から叔父や叔母たちが車で駆けつけて、
母や祖母などの力になってくれました。有難いことです。
私はアメリカにいて、何の力にもなれませんでした。
その地震が起きる前の年の夏、
私は10年ぶりに日本の実家に里帰りをし、
海で2人の子供たちを遊ばせたのを覚えています。
その海が7か月後に大規模な津波となって、
多くの人の命を奪ってゆき、大自然の恐ろしさを感じた一瞬でもありました。
去年の夏、13年ぶりに娘と里帰りをした際、
その海は何事もなかったかのように静かに波打っていました。
改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。