
【わたしよりも小さいけど、大っきいいおばーからもらったお小遣いの使い道】
わたしが小さい頃
おばー家に寄るとさ
いつも”あかじん”をくれた
”うり”っていって
ちり紙に包んでコッソリと渡す
おじーにバレないように
お互い覚えたての日本語を駆使して
大っきいいおばーとゆんたくはんたく
言ってる事は半分しかわからない
通訳はちいさいおばー
”うりかむみ?”って言わずに
そっとお菓子を寄せてくれた
コミュ障なちいさいおじー
たまに目が合うと笑う
タバコをふかすシャイなおじー
七つ星の白い箱だった
おじーはさ、手伝えって言わずに
ただただわたしの名前を呼んで
当たり前のように手伝うわたし
ちいさいおばーの通訳はいらない
ちいさいおばーの情報収集能力
トートーメーへの近況報告義務
コミュニケーションの鬼
島豆腐と野菜の炒め物
オクラと薄焼き卵焼き
手を抜いた金ちゃんヌードル
深夜帰宅したわたしを
待ち構えるおばーを横目に
スルーする生意気なわたし
おじーは蚊帳のなかでぐっすり
親たちはいつからか互いの近況報告
と、ゴシップ話に花が咲く盆の夜
スンとする孫たち
年中行事の意味を教えない大人
昔話を煙たがる現代人
過去と未来を読まない私たち
誰にも知られることなく
昔を温めてる人
と、未来を知ろうとする人
誰か通訳してさ
親たちに内緒で
わたしはちり紙を握りしめ
”まちやーぐゎー”へ行く
ちょっとしっとりとした
粗塩がたっぷりついた
乾燥梅干しを買いに
ー今日ではなく明日のために
なぜか、おじーの家に行くときおばーの家に行くって言ってたな(笑)
あかじぬー(赤銭”10円玉”)持って飴とかビックリマン買いに行ってたさ(笑)
じゅーしーくらい家で焚こうぜ
読者の方へ
あなたの心に、
少しでも”おうち”を感じる瞬間が
訪れますように。
訪れてくれて、
いっぺーにふぇーでーびたん。
それでは、また。
B.Rikki
#わたしの原点
#忘れるなよ