五十肩と胃の関係 | 胃がん手術と、術後100日の泣き笑い プラス

胃がん手術と、術後100日の泣き笑い プラス

50代女性。中学女子・高校男子の2児の母。
2011年4月に早期胃がん手術を受け、胃の1/2を失う。
手術前まではフルタイム勤務

手術から4年半経過。相変わらず、ときどき下痢をしていますが、その他は元気に過ごしています。少し書きたいことがあるので、久しぶりに更新します。









14年9月、術後3年半ほどったある日、突然、左腕が上がらなくなった。



トレーニングに通っていた9月の中旬、いつものように時間になるまで左手を背中の下から回して、上から回した右手と握手しようとすると、激痛が走る。あれ~どうしたの、とそのときは思っただけだった。




ベンチプレスとラットプルダウンをするとき、かなり痛かった。ベンチプレスは、トレーニング用の長椅子に寝て、両手でバーを上にあげる運動。ラットプルダウンは、マシンのバーをバンザイした両手で耳のあたりまで引く運動。




WEBを検索すると、どうも五十肩らしい。諸説あったが、3ケ月~1年くらいで治るという説が多かったので、しばらく放置。




しかし、12月になっても一向に治る気配がないので、大学病院の整形外科を受診した。レントゲンを撮ってもらうが以上なし。担当医は「五十肩です。そのうち治ります」と言うので、静かにそのときが来るのを待つことにした。五十肩改善の運動などは特にしなかった。



年が明けて、春が近づこうとしていたが、いっこうによくならない。もう半年近くたっているのに、なぜと少し心配になる。トレーナーさんに相談すると、針と灸の治療院を紹介してくれたので、行ってみることに。3月中旬のこと。



年配の先生は手慣れた様子でマッサージと針を打ってくれるが、マッサージが痛すぎで、行くのが怖くなってしまい、ほかの治療法がないか探してみた。




検索した結果、レーザー治療がよいと書いてあるので、今度はレーザー治療をしてくれる病院に通うことになった。レーザーは痛くない。担当医が「自分で運動しないと治りません」と言うので、病院がくれた五十肩改善の運動を毎日するようになった。



そのころ、昔流行った「ぶらさがり健康器」がよいのではと思いつき、買ってみることにした。通販で頼むと、すぐに届いた。息子に手伝ってもらいながら組み立て、さっそくぶら下がってみる。



最初は、とてもぶら下がれなかった。踏み台を下に置き、なんとか手をまっすぐ伸ばしているのが精一杯。しかし、めげずに毎日トライした。2週間ほどたったある日、突然、ぶら下がることができるようなった。かなり痛いのだが、なんとかぶら下がれる。よかった~と思うものの、後ろに手を回して握手などは全くできない。先は長い。



6月になってから、娘にお願いして、後ろに回した左手の先を上の方に押し上げてもらうようにしたが、激痛が走る。娘いわく「2cmくらいしか伸ばしてないよ」。うわーん、5cmくらいは伸びてると思ったのに。



とにかく痛い。ひ~ひ~言いながらだったが、これも毎日やったせいか、少しずつ可動域が伸びていき、なんとか両手が触れるまでに回復した。


と、つらつらと書いてしまったが、私は五十肩回復の過程を書きたかったわけではない。五十肩治療にともなう胃腸の問題と対策を書きたかったのだ。



治療に通うようになってから、治療の前の食事(朝食が多い)には気をつけていた。最初は、それなりに食べていたのだが、お腹を押されたりすることもあるので、コトが起きてはマズイと思い、そのうち、治療に行く前の食事は食べないようになった。




食べないと食後の歯ブラシもしなくていいし、楽ちんなどど思い始め、週の半分くらい朝食を食べなくなってしまった。


7月くらいになると、食事のあと、ときどき下痢をするようになった。あれ、最近下痢が多いなと思ってはいた。そのうち、なんだか疲れがたまりやすくなって、休日はぐったりしていることが多くなってしまった。


それまでは、食べ過ぎや脂っこいものを食べたあとで気持ち悪くなったり、お腹が痛くなたっりしたてから下痢がやってきたが、このころは、突然なんの前触れもなく、あ、下痢が来ると思い、トイレに行くということが頻繁に起きるようになった。


なぜだろう、再発したのか、悪い病気なったのか。心配になり下痢の原因を検索すると、「朝食を抜くと腸の働きが悪くなり、便秘や下痢につながる。体調不良に加えて、エネルギー不足になる」と書いてある。



私の症状そのもの。朝食を抜いてはいけないのか、体重を計ってみると、39.5kgBMI低すぎ(涙)。倦怠感も朝食抜きのせいだったのか。



ということで、それからは、気をつけながら朝食をしっかり食べるようにしている。しっかりと言っても、私の場合は、野菜のみそ汁と100g程度のおにぎり1ヶ。とりあえずのカロリーは摂れる。




朝食をパンにするとバターをたっぷり塗ってしまうので、油脂の摂りすぎでお腹がゆるくなる場合があるため、勝負日の朝食はごはんと決めている。


朝食は、どちらかというと義務みたいになってしまって、食べるのがつらい気もしなくもないが、これも生きていくためにやらなければならないのね~と、胃切除者はつらいよ、なのだった。




さて、五十肩に話を戻すと、12月現在、可動域はほぼ元に戻り、手を後ろに回して握手もできるし、背中を掻くこともできるようになった。背中を掻くとまだ少し痛いが、日に日によくなっている感じ。




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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

画像は、先日行った山梨のワイナリーのランチ。地元野菜をたっぷり使った一皿です。おいしくいただきました。