面白い記事を目にしました。
この報道によると、初婚どうしの夫婦で「妻のほうが年上」の割合が25.5%、つまり4組に1組を超えて過去最高になったとのことです。2026年の第17回出生動向基本調査を背景にした分析です。
これは単純に「女性のほうが強くなった」という話ではないでしょう。
もっと根っこのところで、結婚における「男らしさ・女らしさ」の交換条件が崩れてきたのかも…と推察しました。
私のころまでの結婚には、
男性=経済力・社会経験を提供する
女性=若さ・家庭を提供する
という、ある種の交換モデルがありました。
二十歳はお肌の曲がり角。
二十五歳はクリスマス。なんて言葉もありました。
そんなことで「男が年上、女が年下」がある意味、自然でした。
ところが今は、女性も働き、収入を得て、社会経験を積みます。
そうすると、
「夫が妻より年上でなければならない理由」が弱くなります。
これはかなり大きな、社会構造の変化だと思いました。
実際、結婚そのものが遅くなっています。
国立社会保障・人口問題研究所の調査でも、
出会う年齢、初婚年齢とも上昇し、晩婚化が進んでいるとのことです。
結婚を、20代前半くらいで意識するなら、
「年上だから頼れる」という動機が成り立ちます。
しかし30代、40代になれば「何歳上か」より、
「この人と一緒にいると自分らしくいられるか…」
等のほうが重要になるかもしれません。
つまり結婚相手を選ぶ基準が、
属性 → 人間そのものへ移っていると、見ることが出来ます。
「男性だから頼れる」ではなく、「この人だから頼れる」。
「女性だから家庭的」ではなく、「この人だから一緒に家庭をつくれる」。
このように価値観が変化しているのかもしれません。
また、人生100年時代という背景も晩婚化の要素でしょう。
70代、80代、90代…の夫婦を想像してみましょう。
「妻が年上」などという概念は、もはや無用になるはずです。
今はまだ、「年上妻」という言葉がニュースになります。
しかしすでに、4組に1組となりました。
当たり前になれば、ニュースにはなりません。
「共働き夫婦」という言葉も既に死語といってよいでしょう。
この在り方、経営にも、当てはまります。
ここは面白いところかもしれません。
会社にも昔は、
・年齢が上=偉い!
・役職が上=偉い!
・経験年数が長い=偉い!
という「序列」がありました。
乗る車にも、カローラ⇒コロナ⇒マークⅡ⇒クラウン…
などの序列がありました。
ところが今は違います。
30歳の社員が、60歳の上司よりAIを使いこなすこともあります。
若い社員が、新しい顧客ニーズをよく知っていることもあります。
だから、
「年齢」ではなく「何を持っているか」「何ができるか」「どんな人間か」
で評価される時代になっています。
というとは、
結婚も会社も、同じ方向に動いているということですね。
そして大事なことは、
変わったのは「女性」だけではないということです。
男性が「自分より年上の女性でもいい」と思えるようになったのです。
つまり、女性が経済力をつけたおかげで、
「男は女より強くなければならない」
「男は女をリードしなければならない」
という男性側のプレッシャーが薄まったと思われます。
これは男性側に立ってみると、案外「解放」かもしれません。
「俺が全部背負わなければならない」ではなく、
「二人で持てばいい」という夫婦観です。割り勘の思想ですね。
週末だから考えてみた、昨今の男女の在り方。
たまにはお許しください。
ただし、山下事務所に限っては、事情が異なります。
子育て真っ最中の女性たちが、最前線で活躍しています。
この女性たちを守り切る、絶対、仕合せにする!
そのプレッシャーの中で、所長(男性)は生きています。
今週もお読みいただき、ありがとうございました。

