誰もいない事務所で、月初会議の資料を作成しています。
たった一人。この静けさが集中力を高めてくれます。
そんななか監査部の責任者から、当月の業務完了の報告が入りました。
どこまでも責任感の強い心。心が行動に転じます。報告に手を合わせました。
その報告に元気をいただき、楽しい事前準備が、ますます楽しくなりました。
会議資料の準備とはいいながら、甲南大学名誉教授 河崎照行先生の新刊、
『会計が分かればビジネスが見える』から目が離せません。
会計とは何か…あらためて整理しなければと感じました。
学説を踏まえ、系譜を大事にして、クリティカルに捉えていく挑戦の開始です。
一介の実務家として、また一人の経営者として踏み込んで参ります。
それにしても今、クリティカルがマイブームです。
はじめて知ったというより、あらためて気づかされたという印象です。
歩んできた道は、すべてクリティカルであったと言っても過言ではない…
そのことに気づかせていただいたからです。
例えば、税理士になろうと思ったこともクリティカルでした。
そもそも世の中の誰もが選択する職業ではありません。
一般的に認知された職業ではありませんね。
その中にあって、TKC会計人という道を選択してしまいました。
これもさらにクリティカルです!といえないでしょうか…
TKC会計人って何でしょう?一言でいえば巡回監査をする会計人です。
そんな会計人は当時、稀でした。そこに違和感を感じなかったのです。
さらに自計化だけでお客さまを増やそうとしました。
推して、松澤智先生ご指導のもと、書面添付の実践をはじめます。
今でこそ、申告法人の10%が添付していますが、
はじめた当時は3%も添付されていませんでした。今でも少数派ですね。
そして電子申告も、スタートと同時に開始しました。
経営革新等支援機関も第1号認定を受けました。
税務署へ提出した決算書をそのまま金融機関に転送してしまう仕組みも、
ステムが開発された当時、はじめから導入しました。
すでに、すべてが過去の話しですが、おかげさまでそれらが土台となり、
事務所の業務品質をサミットにまで押し上げてくれました。
関与するお客さまも折々に進化してきたので、無理なくサミットにおられます。
クリティカルを続けていくと、結果としてこのような経営ができるようになります。
これを真理として遠慮なく語っていこう!
振り返ってみれば確かにその通りだと、お客さまに深くご理解いただき、
自社でもクリティカル・ビジネスを起こしていただく!とう願いを立てるのです。
そのことを、皆で誓い合う月初の会議にしてまいります。
すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!
いつもお読みいただきありがとうございます。