創造的な仕事とは、高度な技術を開発することばかりではない。

今日よりは明日、明日よりは明後日と創意工夫をこらし、

改良、改善を積み上げていくことも、立派な創造なのである。

 

稲盛和夫氏の日めくりカレンダーにある言葉です。

地道な実践。面倒くさいことを投げずに淡々と続けていく。

ビジネスシーンにおいて、帳簿作りなどは、面倒くさい最たるものでしょう。

しかしこの面倒くさい作業こそが、最も大事なことであったのです。

人生においても、面倒くさいことこそが、遠ざけてはならないことでした。

面倒くさい、できることならやりたくない…

それを実践した人は、人生を建設できずに終わっていきます。

還暦になってわかりました。恐ろしい法則です。

 

経理担当者をおき、帳簿を手元で作成し、循環監査を受ける。

もとより予算はない。お金もない。売り上げもない…そんな企業が決断します。

この壁を突破するために会計事務所の指導を受け入れるのだ!と。

目立った業績は上げられなかったかもしれません。

しかし巡回監査を続ける企業は、間違いなく存続していきます。

これこそが改良、改善でなくてなんでしょう。

続けるということは、変わっているということなのです。

変わり続けていくから、存続しているのです。

巡回監査をいう形式を保つことが、変化し続けることだったと気づいたのは、

開業何年目のことだったでしょう。

この真理を掴んでから、巡回監査はお客さまを目に見えて磨いてくれました。

 

創造的な仕事とは、価値を生みだすこと。そして存続していくということ。

続けることで、職員がどれほど成長するか。お客さまがどれほど発展するか。

税務当局から、そして金融機関からどれほどの信頼をいただけるか。

すべてが創造的な仕事からもたらされたものです。

面倒くさいことを続ける力をつけた私たち。巡回監査に感謝の日々です。

 

すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!

いつもお読みいただきありがとうございます。