3月決算⇒5月申告…世の中で、一番多い決算期です。
昨年、自主的敵に新規設立したお客さまも、大概が3月決算です。
会計ソフトが勝手に作ってくれるから…という動機で、
決算書も申告書もソフトが作ってくれると信じての行動です。
しかし、いざ決算月になると、「やはり自力ではできない!ということになって、
駆け込み寺のように、会計事務所の門を叩きます。
簡単便利をセールストークにするソフトメーカーの無責任には本当に困ります。
何が困るって、信じて購入したお客さまが困るのです。
また不思議なことに、こまった方に限って、大概が3月決算です。
ネット上のどこかに、そうした指南があるのでしょうか。
情報が混乱するなかで、ミニミニの企業が、
乱立といってよいほど、法人を立ち上げています。
情報の混乱は、簡単に会社ができる、そうした印象を与えるのでしょう。
社会に勢いがでて来たと受け止めたいですが、
事業とはなにか、会社とはなにか、そうした思考の整理がないまま設立する…
そんなケースが散見されます。ある意味、危険ですね。
ですから事業の目的、経営のゴールも言葉にならないケースがほとんどです。
「そこまでは考えていませんでした…」その状態で、船出をしてしまいます。
連休明けから、ご相談が一気に重なりました。
どの企業も、しかるべき方からのご紹介ばかり。
それだけに思いの深さがわかるゆえ、丁寧に対応させていただいています。
しかし、税理士事務所の活用方法は、
まだまだ世間に届いていないのだなと、痛感することも確かです。
しばらくお話しすると、お客さまからは、
「え~っ?はじめから相談するのだった!」なんて感想が必ず起こります。
制度ができて73年も経つのに、いったいどうしたことでしょう。
国民に税理士の価値が認識されていない証です。
税理士さんって、税金計算以外に何をしてくれる人なの?
そんなお客さまがどれだけお越しになろうと、きちっと対応してくれる職員さん。
ありがたいことです。いえ、ここから、今からはじまるのだなと感じています。
事務所がご提供できる価値を磨き、発信する力をつけようと、
頼もしくも、確認しあった今週の会議でした。
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