イギリス国教会のカンタベリーだったアンセルムスという大司教は、
「知解を求める信仰」という言葉をモットーにしたと言われます。
すごい言葉だなと感じました。
宗教というのは、人間の幸福を追求するものですが、
この言葉には、情緒的なものを感じません。
知って解ることをどこまでも求める、その前提に信仰があるという考えです。
鋭利な刃物を見ているかのように研ぎ澄まされた言葉です。
真理を求め、価値を創造したいなら、まず信を深めなさい、とも読めます。
「発心正しかざれば、万業も虚し…」これも何度も読んで来たはずですが、
つまり発心とは信心なんだ!と気づかされました。
信じた感動が、より知りたい!という動機を起こし、
より知ることで、さらに信が深まる。
こうしたサイクルを起こせるようになった人は、間違いなく幸福になります。
いえそのサイクルにいることが幸福そのものなのです。
あれっ?宗教というのは、人間の幸福を追求するものですが…と、
書き出しましたが、その通り、幸福になってしまいました。
そんな風に、「知解を求める信仰」という言葉の奥深さを味わいました。
飯塚毅先生は、「汝が信、不及のゆえに、今日葛藤す」と喝破されました。
やはり信が一切の始まりですね。信の在り方で結果が決まります。
朝方、監査担当者と、いくつか連絡事項を重ねます。
メールなり、電話なり、手段はその都度ですが、
信が源にある人ほど、掴みが早く、仕事を前に進めていきます。
また仕事を大きく育てていきます。
思ってもいなかった大きなものを見せられたお客さまは大変に驚かれます。
その姿を見た監査担当者は確信を深め、さらに知解を求めていきます。
その喜びが、電話になり、文字になり、所内に拡散していきます。
このサイクルを職場で、社会で得起こすことが大事です。
それができたら、本人はもちろん、職場も、家庭も最高の幸福感に包まれます。
歓喜の坩堝にいる自分を発見することでしょう。
サイクルを起こすきっかけが、巡回監査に秘められています。
そしてそのはじまりが契約です。
開業30年。今、多くの方々が事務所を向いてくださっています。
サイクルがとめどもなく大きくなろうとしています。
すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!
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