日本の文化を日本人に伝えたい。

日本の文化を世界に発信したい。

こうした純粋な思いから、事業を興す方もいます。

「自国の神話を学ばない民族は100年以内に必ず滅びる」

これは歴史学者アーノルドトインビー博士の言葉だそうです。

この方は、この言葉に感化されました。

日本がその時限爆弾のスイッチを押してしまった時を1945年と位置付けます。

となると100年後は2045年。予言が正しければあと21年でその日が到来します。
この方のご年齢なら、そのときは、まだまだお元気。

そこでご自身のすべてを投げ打って、日本のために生きよう!と志したのです。

新たな法人まで立ち上げてしまいました。なんて尊いお心でしょう。

 

トインビー博士は1889年生まれ。1975年に86歳で亡くなりました。

第1次、第2次世界大戦の渦中を生き、

20世紀の大戦争の悲劇を目の当たりにした方です。

戦争で荒れ狂った20世紀という時代の前半を生きた一人として、

21世紀になる前に、平和への方途を指し示すことが20世紀人の責任だと、

深く深く思惟し、行動されていたと思われます。

21世紀まであと25年という時間を残し、博士は旅立たれました。

 

志を立て方は、トインビー博士が予言された残りの21年を、

自分に啓示されたメッセージだと受け止めることができました。

直接会って、言い渡されたわけでもない。にもかかわらず、そう受け止めた。

この直観力がすごいです。わが責任として生きようと受け止めたのです。

人間には、そうした能力が確かにありますね。

 

資本主義から脱却して、共感資本社会へと進もう!

さもなければ日本はおろか、世界が滅びる!

そのように啓示を受けた人もいます。

新たな共同体を構築しよう!と立ち上がった人もいます。

 

行動原理が、もはや競争ではなくなっていますね。

原点に返ろうという動きです。それも、ものすごく遠くにあった原点。

どの方も、採算度外視です。かつ結果がでるのは次の次の世代だ!

そんな時間軸です。その志を支えるのは、圧倒的な使命感と情熱です。

こうした方々に触れると、自分の魂のあまりの小ささに気づかされます。

 

しかしおかげさまです。気付くことで改めることができます。

日々新たにして、日に日に新たなり。

素晴らしい方たちとの出会いを重ねられるということは、

私にもまだまだ果たすべき使命があるということだと受け止め、

今より、また情熱を滾らせていきます。

 

すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!

いつもお読みいただきありがとうございます。